ゼリー等に含まれるゼラチンにもアレルギーがあるのをご存じですか?
2016/04/17
mnkhome2015
2016/04/12 更新
普段の食事には欠かせないお米でも、アレルギーを引き起こしてしまう人がいます。一体、米アレルギーの原因とは何なのでしょうか?また、米アレルギーの症状とはどんなものでしょう?米アレルギーについて、さまざまな角度からみていきましょう。
【米アレルギー】米の中の残留農薬
米アレルギーの原因の一つは、米の中の残留農薬です。最近では、農薬を使っているお米も多くあります。スーパーなどで一般的に販売されているお米は、特別に表示がない限りは農薬が使われていると考えて良いでしょう。
【米アレルギー】腸内環境の変化
現代の私たちの食生活は欧米化していると言われています。この食生活の変化によって、日本人の腸の中にいる腸内細菌の種類がだんだんと変化していったために、米アレルギーの人が増えてきたのではないかという説もあるようです。
また、消化機能がうまく働かない場合にもアレルギーが起こる場合があると言われています。しかし「日本人は胃腸が弱い」と言われるほどで、昔から腸の弱い人はいたでしょうから、最近になって米アレルギーが増えたこととの関連はわかっていません。
【米アレルギー】品種改良
品種改良も米アレルギーの原因の1つではないかと考えられています。現在販売されているお米は、よりおいしさを追求するために品種改良が繰り返されています。その品種改良の過程で本来はなかったはずのタンパク質が生み出されてしまったために、アレルギーが発生するようになったのではないかという説もあります。
現在市場に流通している米の多くは、コシヒカリの系統の品種です。しかし、米アレルギーの人でもそれとは別のササニシキの系統の米を食べた場合には、症状が出ないということもあるようです。系統を変えることで症状が出なくなる場合には、品種改良とした米アレルギーである可能性もあります。
【米アレルギー】下痢
お米を食べた時に下痢をしてしまうということが多い人は、実は米アレルギーなのかもしれません。どんな時に下痢をしやすいのかよく食事と体調の関連を観察すると、お米に限らず下痢を引き起こしやすい食材を見つけやすいです。
【米アレルギー】蕁麻疹・湿疹
蕁麻疹や湿疹は、米アレルギーの最もメジャーな症状です。とはいえ、一般的にはお米だけを食べるということは少ないでしょうから、他の食材のアレルギーと見分けが付きにくいかもしれません。おかずなどをどんなに入れ替えても、蕁麻疹や湿疹の症状が出るような場合には、米アレルギーの可能性が高くなります。
【米アレルギー】玄米では、個人差がある
玄米では、白米と同じように症状が出てしまう人もいます。一方で、玄米を食べたら症状が改善したという人もいます。玄米には食物繊維が多いため、腸での消化がスムーズになった場合に、症状が出にくい人は、玄米によって症状が改善するのではないかと考えられています。
血液検査
米アレルギーの検査方法は主に2種類あります。1つ目は血液検査によって調べる方法です。注射による採血で抗体を調べて、アレルギーかどうかの判定を行います。ただし、抗体があっても消化能力が高くなると症状が出なくなる場合もあるようです。
もう一つの検査方法がパッチテストです。アレルゲンを塗った絆創膏を肌にはり、しばらく放置したあとはがして肌の反応を見ます。赤くなっている部分に該当する食材は、食物アレルギーの原因となる可能性があります。
米アレルギーは、未知の領域
基本的には、アレルギーのメカニズムはいまだに解明されていないことが多く、治療する方法がないため原因を取り除いていくしかありません。しかし、米アレルギーの場合には複数の原因があると考えられているため、場合によっては症状が出ないお米を見つけられる可能性もあります。
低アレルゲン米を試してみる
米アレルギーの人向けには、低アレルゲン米というものも販売されています。アレルギーが出やすいと言われるたんぱく質を減らしたうえで、美味しさを追求するためその他のタンパク質は減らさないように作られています。
米アレルギー
米アレルギーは、残留農薬や腸内変化により、発症してしまいます。なにかおかしいと思った時には食事の内容をよく観察してみてください。また、検査により米アレルギーと判明しても、米アレルギーの人向けのお米やご飯も販売されているので、前向きに捉えましょう。
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