ゼリー等に含まれるゼラチンにもアレルギーがあるのをご存じですか?
2016/04/17
mnkhome2015
ビールアレルギーをご存じでしょうか?ビールを飲むと咳や鼻水が止まらない、湿疹ができるなどという方は、ビールアレルギーかもしれません。ビールアレルギーの気になる症状や原因、その他、検査や治療法などさまざまな角度からみていきましょう。
【ビールアレルギー】ビール酵母
ビールを作るには、麦芽を煮て麦汁を作り、これにビール酵母を加えて発酵させます。ビールを製造する際に重要な役割を果たすビール酵母ですが、このビール酵母にはヒスチジンという物質が含まれています。
ヒスチジンは、子どもの発達に大切な役割を果たすアミノ酸です。しかし、摂りすぎるとヒステミンの血中濃度が増加し、蕁麻疹や呼吸困難を起こすことが知られています。ヒステミンは、少量でもかゆみが出ることがあるようです。
【ビールアレルギー】麦芽
小麦をはじめとして大麦、ライ麦などにはグルテンが含まれています。このグルテンの中に含まれるグリアジンという成分に反応して起こる、グルテンアレルギーという症状があります。
【ビールアレルギー】アルコール
ビールだけではなく他のお酒でも、飲酒によって花粉症のような症状が出たり、湿疹が出たりすることがあります。これは、アルコールアレルギーの症状と考えられます。
お酒の成分であるエタノールは、飲酒によって肝臓に運ばれ、ここで毒性の強いアセトアルデヒドに変化します。その後、アルデヒド脱水素酵素の働きによって分解されるのですが、その前にアセトアルデヒドが肥満細胞を刺激することで、かゆみの素となるヒスタミンが発生します。
【ビールアレルギー】小麦
小麦がアレルギーの原因のひとつであることは有名です。ビールの原料は小麦ではなく大麦であることが多いのですが、中には小麦で作られたビールもあります。小麦アレルギーの人が知らずにビールを飲むと、アレルギーの症状を引き起こしてしまいます。
【ビールアレルギー】くしゃみと鼻水
ビールアレルギーの人がビールを飲むと、飲んだ後にくしゃみが出たり、大量の鼻水が出るなど、花粉症と同じような症状が出ることがあります。この症状は長い場合は、3~4日続くという人もいます。花粉症との違いは、季節に関係なくビールを飲んだ後に症状が出るという点です。
ビールアレルギーも他のアレルギーと同様、肌に強いかゆみが出たり、湿疹、じんましんなどの症状があらわれる場合があります。アルコールは蕁麻疹を誘発しやすいようですが、中でもビールはビール酵母にヒスチジンというアミノ酸が含まれていて、より蕁麻疹が起きやすいのです。
【ビールアレルギー】喘息の発作
喘息のある人が、お酒を飲んだ後に出る喘息発作をアルコール誘発喘息といいます。アルコール誘発喘息は、ビールを飲んだ時だけに起きるわけではありませんが、アルコール飲料であるビールでも喘息を誘発することはあります。
【ビールアレルギー】病院で検査してもらう
ビールを飲んだ後に、くしゃみ、鼻水、咳、湿疹などアレルギーが疑われる症状が出るようでしたら、病院でアレルギーの検査してもらいましょう。検査には、血液検査やパッチテストのような皮膚テストがあります。
何科の病院へ行くのがよいか迷いますが、まずは症状に合わせて、くしゃみや鼻水なら耳鼻科、蕁麻疹や湿疹なら皮膚科、喘息のような咳なら呼吸器科、頭痛・吐き気なら内科の病院やクリニックへ行くとよいでしょう。
ビールアレルギーを克服するには?
ビールアレルギーの原因は、ビール酵母、麦芽、アルコール、小麦などいくつかあり、克服のためにはそれぞれの原因に対処した方法をとらなければなりません。きちんと治したいのであれば、専門病院と相談しながら治していくことが一番です。
体質改善
食事を含めた暮らしを見つめなおしたら、体質改善にトライしてみることもビールアレルギーが克服できる一つの方法でしょう。アレルギーを引き起こす食品を食べないことはもちろん、規則正しい生活、十分な睡眠、体力作りなど、できることから始めてみましょう。
ビールアレルギー
いかがでしょうか?ビールを飲んだ後に出る不快な症状をよく分析して、原因物質を探り、体質改善に努めることが大切です。ビールに含まれるヒスチジンが原因なのか、アルコールが原因なのか、麦芽や小麦が原因なのか、病院で検査をして判別するのが良いでしょう。
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