バナナアレルギーの可能性も？気になる症状や改善策をみよう！

バナナアレルギー

アレルギーと聞くと花粉症のようなイメージなので、自分がバナナのアレルギーだという自覚がないかもしれません。まずは確認してみてください。症状には、軽い症状と重い症状があります。

【バナナアレルギー】軽い症状

①口の中や口の周りが痒くなる。
②胃がもたれる。
③喉がはれた感じがする。痒くなる。
④舌がしびれた感覚がある、もしくは痛くなる。
バナナに限らず、フルーツのアレルギー症状によくあるものです。

【バナナアレルギー】重い症状

①蕁麻疹（じんましん）が出る。
②酷い下痢をする。
③喉がはれて呼吸困難になる。
④アナフィラキシーのショック症状が現れる
重症の症状はあまりありませんが、事例として報告されています。

重症の場合は気付きそうなものですが、バナナや果物にアレルギーがあると知らないと、案外原因として思いつかない事もあるので注意が必要です。こういった重篤化するアレルギー反応が出ることをうけて、厚生労働省は「特定原材料に準ずるもの」としてバナナが原材料に使われているかを表記する奨励品目となりました。

厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課の資料より

食物アレルギー症状を引き起こすことが明らかになった食品のうち、症例数や重篤な症状を呈する者の数が継続して相当数みられるが、特定原材料に比べると少ないものを特定原材料に準ずるものとして、次の 20 品目を原材料として含む加工食品については、当該食品を原材料として含む旨を可能な限り表示するよう努めることとする。

【バナナアレルギー】アレルギーは連鎖する

バナナアレルギーの人の特徴として、下記のアレルギーからの派生が考えられます。
・ブタクサの花粉症
・キウイアレルギー
・ラテックスアレルギー（ゴムのアレルギー）

【バナナアレルギー】交差抗原性

アレルギーを起こしている食べ物や花粉などの原因が、他の食べ物のアレルギーも引き起こす場合があるのです。ですので、「今はまだバナナを食べてもなんともない」という人も、以上の3つのアレルギーをすでに持っている人はより注意が必要になります。

様子を見る

アトピーの人も注意したほうがいいですね。特にこれまであまり気にせずバナナを食べているアトピー持ちの人は、少し食べた後に身体の様子を見てみましょう。

バナナアレルギーと赤ちゃん

生後１年までは子供の消化器がまだ未成熟です。こういう時期にいろいろな食材を食べるのはよくありません。消化がしっかりできるようになるまで、アレルギーが出やすいバナナも含め、ほとんどの果物は食べないほうが無難です。

国産バナナと加熱調理

輸入バナナは極端にアレルギーのリスクが高くなります。大量に防腐剤・防かび剤などの農薬を使う事に原因があるので、有機栽培のものや国産のバナナを選びましょう。また、バナナを長めに加熱処理することでも、アレルギー対策になります。

バナナアレルギーは、自覚がないケースが多い

いかがでしょうか？自分がバナナのアレルギーだという自覚がないかもしれませんが、実はなりやすいアレルギーなのです。また、小さな頃からたくさんバナナを食べてきた人も、そうでない人に比べてバナナアレルギーになりやすいです。アトピー持ちの人や赤ちゃんも、バナナアレルギーには気をつけましょう。