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2016/05/10
きたま
肉アレルギーをご存じでしょうか?肉にアレルギー症状を起こす人は少ないために、周知度もかなり低いかも知れません。しかし、大人になって発生する場合もあるので、肉アレルギーを知っておいたほうが良いでしょう。肉アレルギーについての症状や原因などをみていきましょう。
【肉アレルギー】牛肉が最もアレルギーが起こりやすい
肉アレルギーは、成人になってから突如現れる場合もあります。最も起こりやすい肉が牛肉、次いで鶏肉、豚肉と続きますが、羊や七面鳥の肉は起こりにくいようです。
【肉アレルギー】血液中のIgE抗体が反応してしまうたんぱく質
卵や牛乳などは、たんぱく質を多く含む食材で、アレルギーを持つ人は多くいます。これは、血中にあるIgE抗体というたんぱく質が、これらのたんぱく質を異物だと判断し、アレルギーを起こします。
これは肉にも当てはまり、もし肉のたんぱく質に反応してしまう、IgE抗体を自分の体に持っていたとしたら、肉アレルギーとしての症状が見られるでしょう。ですが、肉のたんぱく質は、アレルギー発症させやすい構造とまでは言い切れず、事実、肉アレルギー人口は極めて低い数値に留まっています。
【肉アレルギー】食べ過ぎによるアレルギー
無類の肉好きで、食生活の中に占める肉の割合が極端に大きい人は、アレルギーの原因食物と化してしまう恐れもあります。IgE抗体が、反応するまでの許容範囲を超えてしまうことが原因です。その許容範囲とは人それぞれに違ってきますので、どこまでが限度という特定はできません。
【肉アレルギー】マダニと肉アレルギーの関係
マダニは、アルファーガルという糖を持っているのですが、人間にはないため、この虫に噛まれると、体内でアルファーガルに対する抗体が生み出されます。牛肉などの肉類には、このアルファーガルを含有されており、この糖を含む肉を食べてしまうと、抗体が反応してアレルギー反応を起こしてしまいます。
【肉アレルギー】じんましんによる皮膚のぽつぽつや痒み
アレルギーの症状として、最も典型的な症状の一つである、皮膚にできるぽつぽつで、かゆみが伴います。じんましんという皮膚に起こる症状は、ヒスタミンという物質が、大きく関わりを持ちます。
【肉アレルギー】下痢などの腹部の痛み
腸が過剰反応してしまい、下痢を起こしていると考えられますが、人によっては、鶏肉は大丈夫なのに牛肉に限ってお腹を下す、というケースもあります。その場合、食肉全般の肉アレルギーではなく、牛肉アレルギーという、限定的な肉アレルギーとなります。
血液検査
肉アレルギーであるかどうか調べるに、は血液検査が最も一般的でしょう。血液検査をすれば、肉アレルギーだけと限らず、一回の検査で数種類のアレルゲンを調べることが可能となります。
アレルギーとは、血中のIgE抗体が抗原と反応して、アレルギー症状を起こすものですが、何に対してのIgE抗体が多く存在しているかを、血液検査によって測定することで、その人の持つアレルゲンを、特定していくという方法です。
プリックテスト
プリックテストは、血液検査よりも費用負担の軽い検査方法で、皮膚の中に調べたいアレルゲンを注射して体内へ入れることもありませんので、リスクも低く抑えられる検査方法です。全ての食物のアレルゲンを調べられる他、薬剤のアレルギーや花粉症、アレルギー性鼻炎など幅広く対応します。
アレルギー症状完治は困難
肉アレルギーには、特定の治療方法はないというのが現状です。つまり、もし肉アレルギー体質であるならば、無作為に体質改善を図るよりも、長い付き合いになると腹を決めて、上手に付き合っていった方が得策かも知れません。
子供の頃はなかった肉アレルギーが、大人になって突然起こることがあるように、アレルギー症状がいつの間にか治るケースも皆無ではありません。じんましんは、原因物質を長期間食べないでいると、症状が改善されたり緩和されたりすることも期待できます。
肉アレルギーは、突然発症してしまう
いかがでしょうか?肉アレルギーには、食べ過ぎやマダニとの関係があります。また、牛肉が特に起こりやすいです。大人になって、突然起こってしまうという場合もあるので注意しましょう。検査により肉アレルギーが判別できますが、しっかりと治療すれば完治とまではいかなくても良好の状態に戻せます。
また、普段から肉を食べていると、肉アレルギーと気づきにくいものです。肉アレルギーにより症状が重くなる前に、病院できちんと検査しましょう。
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