ゼリー等に含まれるゼラチンにもアレルギーがあるのをご存じですか?
2016/04/17
mnkhome2015
2016/04/07 更新
バナナと言えば手軽に食べさせれる子どものおやつとしても大定番!ですが、実はバナナでもアレルギーを引き起こすこともあるのです!バナナでアレルギー!?と驚く人も多いかもしれませんが、実際に起こりうることなのです。ここではバナナアレルギーについてご紹介します。
バナナは子どもから大人まで、手軽に栄養補給ができる果物でもありますよね。食欲のない時の栄養補給源してや、ちょっと小腹がすいた時、子どものおやつ代わりに・・・。など、様々なシーンで食べることも多いものです。また、バナナは柔らかくて食べやすいことから、離乳食期の赤ちゃんにも食べさせやすい食材でもあったりしますよね。しかし、バナナがアレルギー源の食材だとわかれば、うかつに食べさせるわけにもいきませんよね。
実はバナナは当初、厚生労働省による「特定原材料に準ずるもの」として加工食品に含まれている場合に表示を推奨されている品目の中には含まれていなかったのです。(いわゆるアレルギー表示品目のことです)しかし、バナナを食べることで食物アレルギーを引き起こす可能性があるとして、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の部会により平成16年に「特定原材料に準ずるもの」としてバナナの追加が了承されたのです。実際には1年程度の周知期間をはさみましたので、平成18年から奨励品目となりました。このように、現在ではバナナはれっきとしたアレルギー食材として扱われているのです。
では、実際にバナナアレルギーになった時の症状とは、どのようなものがあるのでしょうか?まず、口の中や喉が痒くなるといった口腔アレルギー症候群や下痢や胃痛、腹痛といった消化器系の症状から、じんましんやアナフィラキシーショックまでさまざまです。
バナナはブタクサ花粉症との交差抗原性があると言われており、ブタクサ花粉症の人はバナナに対してアレルギーを引き起こしやすいとも言われています。また、キウイ同様ラテックスアレルギーと交差抗原性があるとも言われています。なので、ラテックスアレルギーの人がバナナを食べる時には、かなり注意をが必要かもしれませんね。
実はバナナを毎日食べていると、スギ花粉アレルギーを抑制できる効果もあるそうです。詳しい成分などは割愛しますが、花粉症の人が注目したいバナナの効果としては、ポリフェノールなどの抗酸化物質の作用(アンチエイジング)と、オイゲノール(免疫反応を調整する作用)、抗炎症作用、抗アレルギー作用などを発揮する効果などです。
ちなみに花粉症予防や改善の為にバナナを食べる時の必要量は、毎日バナナ200g(約2本)ほどとなります。約2本ほどを毎日食べる事によって、スギ花粉アレルギー症状の悪化を抑え、くしゃみや鼻水などを制御出来るとの結果が出ているようです。特にその中でも35歳以下の男性には著明にアレルギー症状が制御されたとの報告があり、もちろん対象の男性には朗報ですが、女性に対しても効果は十分期待できるようです。薬に頼る前に、バナナを毎日2本食べるだけで花粉症が少しでも改善できるのであれば、実践してみる価値は十分あるかと思いますよ。
バナナアレルギーの特徴としては、実は成人になるにつれてアレルギー症状が治まることが多い卵アレルギーや牛乳アレルギーとは違って、年齢を重ねるにつれて発症する確率が高くなるアレルギーででもあるのです。そのため、子どものときにバナナアレルギーを発症してしまうと、大人になっても治らない可能性が高いのです。
今では成人した大人の食物アレルギー保有数は、全体数の1~2%になると言われています。簡単に言えば10人に1人は何らかの食べ物でアレルギー症状を引き起こす可能性があると言うことです。もちろん程度によっては命の危険も伴いますし、本人だけでなく周囲の配慮がなければ症状を防げないケースもあります。今の世の中、食生活や体質、気候などのさまざまな面で、変化が激しくなっていると言われています。そのため、それによってアレルギー患者の数も増えてきており、もちろんあなたも大好きな食べ物をある日突然、二度と口にできなくなるかもしれないわけです。となれば、決して人事と思わないように注意していただきたいところでもあるのです。
では、バナナアレルギーを発症してしまった場合の対処法をご存知ですか?バナナアレルギーの対処法としては、もちろんアレルギーを引き起こす原因となるバナナを食べないことです!アレルギー症状が出そうな感じの時には、もちろん抗アレルギー薬などを服用してある程度は抑えることが可能ですが、バナナを食べてアナフィラキシーショックにまで至ってしまうと、一歩間違えれば死んでしまうこともあるのです!どうしてもバナナが食べたい場合には、アレルギー専門の先生と相談しながら進めて下さいね。
いかがでしたか?バナナアレルギー、実は成長途中で発症してしまうこともあるのですね。しかも大人になるにつれて、発症してしまうと治りにくくなるのであれば、なおさら注意も必要です。アレルギー症状を甘く見ていると、命取りになる可能性もあるのです。ぜひこの機会にしっかりとアレルギーのことを知ってもらいたいと思います。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局