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赤ちゃんにじゃがいもでアレルギー!?どう対処すればいい!?

最近アレルギーをもつ子供が多いですね。じゃがいももアレルギーになってしまう子供さんがいらっしゃいます。赤ちゃんの離乳食にじゃがいもはよく使われることが多いので心配になりますよね。じゃがいものアレルギー症状とその対処法について紹介させて頂きます。

もしかしてじゃがいものアレルギー!?

赤ちゃんが離乳食を食べた後、しばらくして口の周りに晴れてきたり赤いぶつぶつが・・・・!?
もしかしてじゃがいものアレルギー!?
今すぐ病院に行った方がいいの?
この子は一生じゃがいもが食べられないの!?

そういう心配や不安が頭を駆け回っているかもしれません。
今回はじゃがいもによるアレルギーやその原因について調査しましたので参考にしてください。

そもそもじゃがいもにアレルギーは存在する?

アレルギーというと花粉症などの吸入性のものや
卵や小麦などのアレルギーが存在しますよね。

なぜ、ものを食べてアレルギー反応がでてしまうのかというと、
食べ物に含まれているたんぱく質や糖たんぱく質は、
人体を構成する物質と異なるために、排除しようとする働きだといわれています。

卵や乳製品、そばなどは子供だけでなく大人もアレルギーをもっている人が多いですよね。

そして一般的に多くはないのですが、
じゃがいもにもアレルギーは存在する と言われています。

反応する人は稀ですが、突然アレルギー症状というものが発生してしまうこともあります。

じゃがいもを食べたらすぐに症状がでるものなの?

じゃがいもだけでなく、アレルギー反応には
即時性・・・・ 食後すぐ~30分後にあらわれる。
遅延性・・・・ 数時間~数日後になってあらわれる
というように2種類存在します。
即時性の場合にはたいてい食べ物が想定できますが、2,3日後に反応が出たりする
遅延性では「いつ食べた何の食材がアレルギーの原因になったか分からない」
という場合もあります。
そのため、アレルギーの元を特定するのが遅延性の場合は難しいと言われています。

じゃがいものアレルギー症状とは?

じゃがいものアレルギー症状としては、

口やのどが赤くはれる、かゆみがでる
などの症状が多いです。

せき込んだりする症状もまれに発生します。

今までは、ポテトチップスやフライドポテトを食べても大丈夫だったという方でも、
急にじゃがいもの調理品を食べて、顔が真っ赤になった・口の周りが痒い
などの症状が出たらアレルギー反応を示した可能性があるのでお医者さんに相談してみましょう。

卵や小麦アレルギーと比較すると、過剰反応をする方は少ないようですがアレルギーは存在するので注意が必要です。

また、じゃがいもの場合 でんぷんにも含まれているとされています。

いも類のでんぷんとは

イモ類のでんぷんとは、ばれいしょでんぷん・かんしょでんぷん・タピオカでんぷん の事を言います。

でんぷん程度ではアレルギー症状が出ない子もいれば
つなぎのでんぷん程度でもアレルギー反応を起こしてしまう子もいます。

これは医師との連携が必要になります。

もしじゃがいもだけじゃなくでんぷんもダメだった場合は・・・?

どの食材にでんぷんが入っているかはなかなか見分けがつかないですよね。

でんぷんの原料として使われるのは
「穀類」「イモ類」「豆類」「根、幹類」です。
うち、アレルギーの表示義務があるのは

「穀類」に属する「小麦でん粉」だけですので
「でんぷん」とだけ書かれている場合は
それはじゃがいものでんぷんの可能性があります。

アレルギーと思っていると、実はアレルギーじゃないことがある!?

実は原因がじゃがいものアレルギーではないことも考えられます。
その他の原因としては、

・たまたま赤ちゃんの体調が悪かった
・口の周りはただの「肌荒れ」だった
・じゃがいもが仮性アレルゲンになっていた

などが考えられます。

まず、赤ちゃんが体調不良だと胃腸の働きも弱り、食べたものが消化不良になります。
元気な時には普通に食べられたじゃがいもが、たまたま今回難しくて口の周りなどに拒絶反応が出たということも考えられます。

次に、赤ちゃんは肌がまだまだ弱く、ちょっとしたことですぐに荒れてしまいます。
自分自身のよだれを含め、離乳食を食べる際に口についた「食べ残り」でも赤くかぶれたりしてしまいます。

さらに、食事の途中や終わるたびに濡らしたガーゼやハンカチなどで口の周りを拭くため
どうしても肌に刺激が加わります。

また、あまり聞きなれない言葉ですが、「仮性アレルゲン」の可能性もあります。
これは、通常の食物アレルギーとは違い、じゃがいもに含まれている
「アセチルコリン」という化学物質が原因で似たようなアレルギーを起こすものです。

このアセルコリンはじゃがいもの他にヤマイモ、サトイモ、タケノコ、トマト、ナス、ソバ、マツタケなどにも含まれています。

昔からいわゆる「アクの強い食べ物」には注意が必要、というのは
この仮性アレルゲンの影響ではないかという説もあります。

病院で詳しく調べてもらうには?

それでも本当にじゃがいもが原因なのか気になる場合には、普通の小児科ではなく皮膚科やアレルギー科を受診されることをおススメします。
大きな総合病院や大学病院などで専門医に相談してみましょう。

プリックテストなどのアレルギー検査をしてもらうこともできますが、1歳未満の赤ちゃんでは検査結果の精度がそれ程高くないともいわれています。

家でできるアレルギー対策は?

まずは赤ちゃんが食べられる「じゃがいもの量」を把握することが先決です。
病院の検査でアレルギーと診断されて、一口でもダメな場合には食材や調理器具の段階から徹底しなくてはなりません。
これは『完全除去』と呼ばれています。

ただ、上でも少し触れましたが実はアレルギーではなくて赤ちゃんの胃腸の受け入れ態勢が整っていなかった場合もあります。
そんな時には「うちの子にはまだ早かった」と考えてしばらく時期を待ちましょう。
1歳くらいになってから再度食べさせると大丈夫になっていた・・・というケースもあります。

生後半年と1歳では同じ赤ちゃんでも、胃腸の発達や消化能力にはかなりの差があるといわれています。
または2歳、3歳と年齢を重ねていくうちに食べられるようになったという話も聞きました。

前に一度口にしてダメだったから一生じゃがいもが食べられない、と悲観するのはまだ少し早いかもしれません。

もし、下痢や嘔吐をしてしまったら??

こちらの場合にはアレルギーというより『中毒』の可能性が出てきます。
症状としては主に頭痛や下痢、嘔吐などが食後約30分~半日以内におこります。

もともとじゃがいもには「ポテトグリコアルカロイド(PGA)」と呼ばれるソラニンをはじめとして、いくつかの有毒物質が含まれています。
そのソラニンが特に含まれやすいのが「芽」の部分になります。

したがってじゃがいもの「芽」は包丁の根元などで、なるべく深く確実に取り除きましょう。
見た目で芽が出ていなくても、これから出そうになっている部分は念のため取っておいた方が無難です。

それから、ソラニンは水溶性になります。
調理の際、薄めにスライスしたじゃがいもを流水にさらしてから茹でることで中毒の予防にもなります。

注意点として収穫や購入から長期間が経過していたり、皮が緑っぽくなっているじゃがいもはやめておきましょう。
古くなったじゃがいもは芽が出やすくなっているだけでなく、ソラニンが可食部分全体に含まれている場合があるからです

じゃがいもアレルギーになったからといって一生じゃがいもが食べられないわけではない

いかがでしたか?
とりあえず、アレルギーかも!?と思った場合はすぐにお医者さんに相談してくださいね。
食べ物に関して不明な点があれば製造元に電話して確かめるのが確実です。
少々面倒ではありますが、愛するわが子のためにどうか頑張ってください!

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