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塩の種類は、実はたくさんある!意外と知らない塩に関する知識

塩の種類って、いくつあるかご存じですか?塩の種類は、本当にたくさんあります。塩の種類によって料理ごとに変えるというこだわりも素敵です。塩の種類だけでなく、塩に関する歴史や塩の生産量など、さまざまな情報を提供していきます。

塩の種類・分類

塩の種類を把握しよう

すべてもともとは海水ですが、どこから採られるかにより3つに大別され、製法、ミネラルの添加等によりさらに細かく分類されます。塩の種類を知ることで、料理に取り入れる塩も異なってきます。ぜひ、塩の種類をみて、特徴をおさえましょう。

【塩の種類】食塩

一般的に販売されている塩です。イオン交換膜透析法により、ナトリウムイオンとカリウムイオン抽出、濃縮し、真空蒸発缶により煮詰めて作られます。ミネラル等の添加はありません。塩の種類としては、有名どころです。

【塩の種類】自然海塩

自然海塩には、完全天日塩と平釜塩という種類があります。完全天日塩は、海水を塩田や枝条流下式により濃縮し、太陽光と風だけで数ヶ月かけて結晶化させたものです。平釜塩は、海水を塩田や枝条流下式により濃縮し、平釜で煮詰め結晶化させたものです。

【塩の種類】再生加工塩

再生加工塩には、自然海塩加工とイオン交換塩加工という種類があります。自然海塩加工は、輸入した原塩ににがり等のミネラルを添加して成分調整を行ったものです。イオン交換塩加工は、イオン交換塩ににがり等のミネラルを添加して成分調整を行ったものです。

【塩の種類】岩塩について

【塩の種類】岩塩とは?

岩塩は、大昔海だった場所が地殻変動などで陸地に閉じ込められ塩湖となったものです。その海水の水分が蒸発して次第に塩が結晶化し、その上に土砂が堆積してできた塩の層から採取されます。

【塩の種類】溶解法岩塩

溶解法岩塩とは、岩塩層に水を注入すること等により、濃い飽和塩水を作り、真空蒸発缶で結晶化したものです。さらに、ミネラルを添加したものと添加しないものという種類に分かれます。

【塩の種類】採掘法岩塩

採掘法岩塩は、岩塩層に直接ボーリング、露天掘りをし、採掘したものです。あまり手に入れることがない岩塩ですが、こういった種類のものもあります。塩の種類はさまざまなので、頭の片隅にでも入れておいてください。

【塩の種類】湖塩とは

【塩の種類】湖塩

昔、 海だった場所が地殻の変動によって次第に陸に閉じこめられ、そのうちに水分が蒸発して水の中の塩分濃度が高くなった湖が「塩湖」です。

【塩の種類】湖塩とは?

濃い塩水をさらに蒸発させて塩分を結晶させ、「湖塩」がつくられます。また乾季に湖の水が自然に干上がり、塩の結晶があらわれる塩湖もあります。

【塩の種類】塩の歴史

【塩の種類】塩の歴史

日本で塩が使われるようになったのは、縄文時代の終わりから弥生時代にかけてといわれています。狩りをして暮らしていた頃は、動物の肉だけではなく内臓や骨の髄まで食べていました。そのため、塩を別に取る必要がありませんでした。

【塩の種類】塩の歴史

その後、農耕、定住生活を行うようになると米などの穀物や野菜を主に食べるようになり、必要な塩分を塩から取るよう になったと考えられています。

【塩の種類】世界の塩生産量

【塩の種類】塩の生産量

全世界の塩生産量(2003年)は2億1,000万トンでした。そのうちの約3分の2は岩塩から生産されています。塩の輸出国はオーストラリア、メキシコ、カナダ、オランダ、ドイツです。一方、塩の主な輸入国は日本、アメリカ、ドイツ、カナダ、イタリアです。

【塩の種類】塩の生産量

生産高の多い国はアメリカ(4370万 トン)、中国(3242万トン)、ドイツ(1570万トン)、インド(1500万トン)、カナダ(1335万トン)、この上位5カ国で世界総生産量の半分 ほどを占めています。日本は126万トンで24位です。

日本の塩消費量・輸入量

日本の塩消費量

日本の塩消費量は年間約900万トンです。自給率は15%程度でほとんどが輸入に頼っており、輸入量 は世界1です。主な輸入先はメキシコとオーストラリアです。

日本の塩消費量

日本での塩の消費の約80%は、ソーダ工業用、つまり塩をナトリウムと塩素に分解し、それを原 料として様々な工業用品をつくるため使われます。調味料や食品加工として使用されるのは約15%に過ぎません。しかし、現在では食べられる塩の種類がどんどん増えてきています。一風変わった塩の種類が売っていたら、ぜひ一度買ってみてください。

塩の種類は豊富!

食べることができる塩を、食べ比べてみよう

いかがでしょうか?最近では特に、自然の塩や岩塩が注目を集めています。食卓塩しか使ったことのない方は、ぜひ一度、変わった塩を買ってみましょう。塩の味は奥が深いので、食べ比べしてみるとおもしろいです。

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