高野豆腐は美味しい？戻し方を覚えて美味しく調理！高野豆腐のすすめ

高野豆腐は、豆腐を凍結、低温熟成させた後に乾燥させた保存食。乾燥状態では軽く締まったスポンジ状で、これを水で戻し、だし汁で煮込むなどして味付けしていただくのが定番。凍り豆腐、凍み豆腐など、地方によって呼び名もいろいろ。栄養素が凝縮された、日本の伝統食、高野豆腐は毎日食べたい優秀な食品です。

高野豆腐の主成分はタンパク質と脂質。普通の豆腐と比べて、タンパク質は約7倍、脂質は約8倍も含まれます。脂質と言っても、その多くは不飽和脂肪酸。悪玉コレテロールを抑制する「アルギニン」、血液中の中性脂肪や老廃物を取り去ってくれる「リノール酸」、「リノレン酸」などといった良質なものばかり。また、アミノ酸が豊富に含まれるのも高野豆腐の大きな特徴です。これらの成分によって、便秘解消、骨粗しょう症の予防、貧血予防、高血圧予防、疲労回復、コレステロールの抑制などの効能が期待される食品です。健康だけでなく、ダイエットにも、美肌にも効果がある高野豆腐は、上手な戻し方を覚えて、どんどん食べたい、おすすめの食品です。

高野豆腐の戻し方、調理は難しそうと、敬遠していませんか？以前の高野豆腐は戻す時に、においを抜くため、何度も水を変える必要があったり、美味しく料理するにはコツも必要だったりと確かに面倒でしたが、今はそんな手間はかかりません。湯戻しなしで調理のできる便利な高野豆腐もあるほど。高野豆腐の戻し方はとても簡単です。

水に浸けて戻す、基本的な戻し方です。難しいことはありません。バットで水に浸けて、２倍ほどの大きさになったらひっくり返し、むらなく水に浸します。柔らかく戻ったら、両手ではさむように水洗いし、優しく水を切るだけです。

ぬるま湯を使うのも基本的な戻し方です。戻りの早いものは３分くらい、ものによっては２０分くらい必要なものも。その後、ため水の中で押し洗いをします。水のにごりを除くことがおいしさにつながります。最後に、水をしっかり切ることも美味しさのポイントです。

水やぬるま湯で戻したのと全く違った食感になる戻し方です。鍋に湯を沸かし、沸騰したら火を止めて高野豆腐を入れ、完全にふっくらするまで放置するだけ。もそもそとした食感が苦手だという方におすすめの戻し方です。つるん、ぷるんとした食感が高野豆腐のイメージを変えてしまいます。

高野豆腐は栄養豊富で、ダイエットにも美容のためにも積極的に食べたい食品。戻し方も簡単だから毎日食べても大丈夫。高野豆腐は和食だけでなく、使い方も、レシピも豊富です。上手に戻して、美味しい高野豆腐を楽しみましょう。

高野豆腐を芯に肉巻きのレシピです。戻し方はぬるま湯を使った方法で。水気は両手で挟んでしっかり絞ります。肉をきっちり、らせん状に巻きましょう。しっかりした味付けなので、食べ応えも十分です。お弁当のおかずにも。

高野豆腐で麻婆豆腐のレシピです。このレシピでは、水を使った戻し方でやわらかくしてから細かく切り、その後に茹でて水切りをしています。細かく切ってから、熱湯を使う戻し方でも同様に作れますので、どちらの戻し方でも大丈夫です。高野豆腐も柔らかく戻せばお豆腐にも負けない口当たりに仕上がります。お豆腐よりも栄養価の高い、高野豆腐で麻婆豆腐も試してみてください。

高野豆腐をふるふるの柔らかさに戻してフレンチトーストを作ります。戻し方はレシピのように鍋で煮ても、熱湯で戻す戻し方を使っても大丈夫です。あとは、普通にフレンチトーストを作る要領で仕上げます。ダイエット中に甘いものを食べたいという時にいかがでしょうか。

優秀な日本の伝統食、高野豆腐の印象が変わりませんか？美味しい戻し方さえ覚えたらいろいろな料理に活用できて、健康に、美容にも役立ちそうです。そして何より、上手に戻した高野豆腐は美味しい！美味しい高野豆腐のレシピを見つけて、毎日の食卓を豊かにしましょう。