明太子は各店で微妙に違う!ランキングじゃなくて順番ですm(._.*)m
2016/02/12
akiko28
明太子を食べようと買ってきたら、たらこだった…なんてことありませんか?形も色も似ていて、どっちが明太子でどっちがたらこなのか、見分けが付かないこともあります。食べてみると、その味は大きく違いがあります。今回は、そんな明太子とたらこの決定的な違いを探ります。
明太子との違い①:別名赤いダイヤ
たらことは、魚の鱈(たら)の卵巣を塩漬けにしたものです。一般的には、スケトウダラの卵巣を塩漬けにしたもの。明太子との違いは、主に和食の料理に使われうことが多く、別名赤いダイヤと呼ばれるほど魅力高い食材です。
明太子との違い②始まりは江戸時代
たらこが日本で世間一般に知られるようになったのは、江戸時代。たらこは日本で生まれたものではなく、韓国から流れてきた食の文化だと言われています。韓国では、スケトウダラを加工して食べる習慣が盛んだったとか…。そして、漁業が盛んな北海道でスケトウダラの漁獲量が増えたことにより、日本でもスケトウダラを加工して一般家庭で食べられるようになりました。
明太子との違い③:意外にビタミンたっぷり!
たらこは意外とビタミンが豊富な食材です。ビタミンEの他にビタミンB1、ビタミンB2が次いで多く含まれています。ビタミンEは、肌を元気に若々しく保つ効果のあるビタミンです。他にも、抗酸化作用があり、近頃、がん予防に効果があることがわかってきました。しかし、コレステロールが高いので、ご注意を!1/2本くらいが一日の目安です。
たらことの違い①:たらことは違い、見た目が辛そうな明太子
一般的に、「辛子明太子」と呼ばれるものと大きな違いはなく、スケトウダラという魚の卵(たらこ)を唐辛子などの調味料で漬け込んだものを明太子と呼びます。色味は赤く、見た目から少し辛そうなイメージがありますね!明太子と辛子明太子との違いは、また最後に触れていきます。
たらことの違い②:明太子の作り方の歴史
たらこと同じく、江戸時代から日本に出回った明太子。たらことの違いは、トウガラシにあります。最初の頃は、トウガラシをたらこにまぶすだけの「まぶし型」で作っていましたが、少しずつ味を染み込ませる「漬け込み型」の作り方に変化していきました。これは、漬け込むことで乳酸発酵をさせる狙いがあるとされています。また、味にも違いがあらわれ、より濃い味付けへと変化していきました。
たらことの違い③:焼く明太子。その栄養価は?
明太子は、焼き明太子として愛される顔も持っています。また、冷凍保存もできる便利な食材。その栄養価は、たらことの違いは大きくありません。高タンパク高脂肪で、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12が豊富に含まれています。
たらことの違い④:名前の由来
たらこと明太子は元々は、スケトウダラの卵巣から作られた同じ素材のもの。しかし、呼び方に違いがあるのはなぜでしょう?韓国では、スケトウダラのことを「明太(ミョンテ)」と呼んでいたそう。そこから、名前の由来は来ています。少しずつ、日本人の口に合うようにアレンジがされて、今の明太子の味となったのでしょう。
明太子とたらこの違いは、加工工程が違います
先程からお伝えしている通り、たらことはスケトウダラの卵巣を塩漬けしたものです。1900年代にたらこに食紅を添加した「紅葉子」が開発され、現在のような淡いピンク色のたらこが一般的に愛されるようになりました。
明太子とたらこの違い:明太子は、たらこにさらに加工を加える
一方、明太子は加工されたたらこに、さらに調味料で漬け込みをします。調味料は、トウガラシを主に使い、他にも日本酒、昆布、砂糖、醤油、ゆずなどで漬け込みを行います。その日数は、8日ほど漬ける商品もあるとか。しっかりと味が染み込んでいる理由がよくわかります。
本場博多の味。辛子明太子はふくやが開発
明太子よりも、よりピリリと辛味が効いた辛子明太子。その元祖は、戦後の博多で生まれました。戦後の食糧難の時代に、ふくやの創業者川原俊夫さんが、スケトウダラの卵をキムチからヒントを得てトウガラシで調味料に漬けて販売したところ、それが大ヒットとなりました。たらこと辛子明太子を食べ比べてみると、その味の違いがよくわかるかとおもいます。インパクトのある辛子明太子の味は、白いご飯との相性抜群!何杯でもおかわりできる美味しさです。
いかがでしたか?明太子とたらこの違い、おわかりいただけたでしょうか。もともとは、スケトウダラの卵なので素材は同じものを使っていますが、その歴史、名前の由来、発祥の理由など少しずつ違いがあることが分かるかと思います。また、明太子とたらこの違いには、その加工工程に決定的な違いがありました。一般家庭に愛される味、たらこと明太子。どちらも美味しいですよね。白いご飯に乗った、たらこと明太子。想像するだけで唾液が出てきて食べたくなります。
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