2016/03/31
ryune
らっきょうを毎日数粒食べれば、健康に、血液さらさらになるって知っていますか?うれしい効能が豊富ならっきょうは漬け方も簡単。自家製らっきょうなら健康的で好みの味のらっきょうが楽しめますね。簡単な漬け方で美味しいらっきょうを楽しみましょう。美味しい漬け方教えます。
らっきょうは中国が原産とされるネギ科の植物。主に、ふくらんだ鱗茎(りんけい)部分を食べます。日本には平安時代に伝わったとされていますが、当時は薬用としての扱いで、野菜として普及したのは江戸時代。「味は少し辛いがくさみが比較的少なく、人を補い温める食物」、「らっきょうは歯音ありて気味おもしろき食物とし、酸味増でもよく、ゆでて酢と醤油に漬けたものは味が良い」などと書物に書かれています。当時は現在よりも生活に密着した重要な食物であったことが想像できます。
らっきょうの特徴として一番にあげられるのはあの独特の臭い。臭いの正体は、硫化アリルの一種、アリシンと呼ばれるものです。アリシンには疲労回復の効果があるだけでなく、免疫力を高め、がんの予防にも効果があると言われています。更に、血行が促進され、冷え性や動脈硬化、血栓予防の効果も期待できます。食物繊維も多いので腸内環境を整え、便秘解消も。さらに、フルクタンという成分が血糖値の急上昇を抑え、コレステロール値の上昇も抑える効果をもたらします。らっきょうは栄養豊富で、昔は漢方薬として使われてたほどだということもうなずけますね。
らっきょうの旬は6月~8月です。ふっくらと丸みがあり先端に向けて締まっているもの、傷がないもの、かたくてツヤのあるもの、青い芽が出ていないものを選びます。全体に粒がそろっているものが調理しやすいです。生のらっきょうは非常に成長が早いため、切り口から芽が伸び過ぎてしまうと栄養が取られ味が落ちてしまいます。買ってきてすぐに調理しましょう。すぐに調理できない時はラップに包んでビニール袋に入れ、冷蔵庫で保管して乾燥させないように保存します。
らっきょうは生のまま刻んで炒め物に使ったり、天ぷらにして食べても美味しいですが、保存も効くので、甘酢漬けや醤油漬けにする事が多いでしょう。甘酢漬けにしたものを使った料理もいろいろあります。らっきょうの漬け方は意外と簡単です。いろいろならっきょうの漬け方を覚えて試してみましょう。
簡単らっきょう漬け
らっきょう 1kg
【甘酢】
・酢 カップ1+1/2
・水 カップ1+1/2
・砂糖 カップ1+1/2
・粗塩 大さじ3
・赤とうがらし (種を抜く) 1~2本
簡単な漬け方でもらっきょうは美味しく漬けられます。下処理して容器に入れたらっきょうに煮立たせた甘酢を注ぐだけ。らっきょうが表面から出るのを防ぐためにラップでピタリと覆います。完全に冷めたらふたをするだけ。3週間ほどで食べられます。手間なし簡単の漬け方なら、はじめてでも上手に漬けられそうです。初心者におすすめの漬け方です。
昔ながらの手作り*らっきょう漬け
らっきょう 1kg
塩 35g
酢 450ml
上白糖 200~300g
鷹の爪 2~3本
本漬けの前に、先に塩で粗漬けする昔ながらの漬け方です。らっきょうを処理する時は傷をつけず、深く切り過ぎないようにしましょう。本漬けで傷から漬け汁がしみ込んで、歯切れの悪いらっきょう漬けになってしまいます。粗漬けして、塩を洗い流したらっきょうを保存びんに入れ、甘酢と鷹の爪をいれ、蓋をして日光の当たらない所に置きます。漬けてから2週間ほどで食べられますが、2~3カ月ぐらい漬け込むと角が取れ、香りや食感が良くなり、とても美味しくなります。砂糖の量は甘酢の味を見て好みの量に調節しても。余計な水分とアクを取り、カリコリと食感良く漬かる、本格的な漬け方です。
らっきょうの漬け方は甘酢漬けだけではありません。塩漬け、しょうゆ漬け、みそ漬け、梅酢漬けなどの漬け方も。いろいろな漬け方を試してみるのも楽しいですね。
らっきょうの塩漬け
らっきょう 1kg
A
・水 3と1/2カップ
・米酢 1/2カップ
・塩 60g
赤唐辛子 2本
らっきょうの塩漬けなら甘すぎず、フレッシュな味わいが楽しめます。漬け方は簡単。塩水に漬けこむだけです。1ヶ月後くらいが食べ頃。最初の頃はらっきょうが浮いてくるので1日2~3回ゆすりましょう。パリパリの食感が美味しい塩漬け。らっきょうの季節になったら是非試してください。
らっきょうの醤油漬け
らっきょう 1kg
☆醤油 150cc
☆みりん 大匙2・1/2
鷹の爪(好みで) 1~2本
簡単な漬け方で美味しいらっきょうのしょうゆ漬けが出来上がります。下処理したらっきょうに醤油とみりんを注いでびんのふたを閉めるだけ。らっきょうがまんべんなく漬かるよう時々瓶をゆすりましょう。発酵しやすいので、気温が高い場合は冷蔵庫で保存します。ご飯がすすむらっきょう漬けは、漬けた後の醤油も炒め物などに使うと美味しいです。おすすめのらっきょうの漬け方です。お試しください。
漬け方を覚えて、美味しいらっきょう漬けを作ったら、アレンジ料理にも挑戦してみましょう。そのまま食べても美味しいらっきょう漬けはいろんな料理に使えます。和食だけでなく、洋食にも使えるらっきょうのアレンジレシピは豊富にあります。
らっきょう入り卵サラダ
材料(2人分)
ゆで卵…2個
にんじん…1/2本
甘酢らっきょう…5~6個
・塩、マヨネーズ、こしょう
らっきょうの甘酢漬けを刻んで、にんじんとゆで卵と一緒に混ぜ合わせるだけの簡単サラダ。らっきょうの風味がさわやかで、歯触りも美味しいサラダが出来上がります。漬け方を覚えて甘酢漬けを作ったら、ぜひ、試してください。
らっきょうそぼろのせ冷奴
材料 ( 2 人分 )
絹ごし豆腐1/2丁
鶏ひき肉100g
らっきょう40g
白ネギ(みじん切り)1/2本分
<調味料>
酒大さじ1/2
みりん大さじ1
砂糖小さじ1
しょうゆ大さじ1
ゴマ油大さじ1/2
ゴマ油を熱して鶏ひき肉を炒め、粗みじんに刻んだらっきょうとねぎを加えてそぼろを作り、豆腐に乗せていただきます。らっきょうの食感がいいアクセントに。お酒のおつまみに最適な一品です。
1日数粒食べれば血液さらさらになるというらっきょうの漬け方はとても簡単。漬け方さえ分かれば、自分好みのらっきょう漬けがいただけますね。毎日食べたいらっきょうは、漬け方を覚えて自家製が一番。漬け方は簡単なので、誰でも挑戦しやすい漬物です。安心、美味しいらっきょうで健康に、美味しい食卓にしましょう。
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