柿は優秀！効能を知れば柿を食べずにいられない！柿の効能教えます

日本の秋の味覚、秋の風物詩と言える果物「柿」。学名は「ディオスピロス・カキ」。ディオスには「神の」ピロスには「贈り物」という意味があり、栄養価が高く、効能が豊富な柿は「神からの贈り物の果樹」ということでしょう。果皮にツヤやハリがあり、色が均一で赤みがあるものがお薦めです。持ったときに重みがあるもの、ヘタが緑色で形がきれいで、実にはりついているものを選びましょう。

柿は栄養価が高く、ビタミンC、カロテン、食物繊維、カリウム、ペクチン、タンニンなどを豊富に含んでいます。風邪予防、美肌効果、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防、二日酔い改善などが期待される効能。生でそのまま食べるのが美味しい柿ですが、生柿は体を冷やします。干し柿にすると、水分が抜けて栄養価が高まり、胃腸を丈夫にして体を温める効能が期待できるように。便秘の解消や腸内環境を整えたい場合は干し柿の方が向いています。美味しく食べて、柿の効能を上手に摂り入れましょう。

柿の葉にも体にうれしい効能が豊富にあります。葉には実よりも多く、みかんの30倍のビタミンCを含んでいます。若葉を煎じて作る「柿の葉茶」は美肌・美白・肌荒れ・ニキビ対策など 女性にうれしい成分が豊富に含まれていて人気の健康茶です。また、ポリフェノールの一種の「アストラガリン」に抗アレルギー作用があることから、最近は花粉症の予防としても柿の葉茶が注目されています。さらに、柿の葉には殺菌効果があり、その効果を利用して、押し寿司を柿の葉で巻いた「柿の葉寿司」は奈良の郷土料理として有名です。実だけでなく、葉にもいろいろな効能が期待できる柿は、まさに「神からの贈り物の果実」です。

柿の豊富な効能を効率よく摂取するには「食べ合わせ」という方法も。生でそのまま食べるのが美味しい柿ですが、さらに美味しい料理にしていただくこともおすすめです。料理するときには「食べ合わせ」を少し意識すると柿の効能をアップすることができます。

美容にいい効能を持つ食材を柿と組み合わせて、美味しくいただきましょう。柿＋ヨーグルト・キウイ・グレープフルーツで「美肌効果」、柿＋レモンで「美白効果」が期待できます。

柿と健康にいい効能を持つ食材との食べ合わせで、効能アップが期待できます。「アスパラガス、レモン、アーモンド、ごま、牛乳」と柿を組み合わせると、「高血圧、動脈硬化」を予防・治療する効能アップが期待できます。「きゅうり、黒大豆、オリーブ、ざくろ、梨、酢」との組み合わせでは、「二日酔い、肝機能」を改善する効能、「りんご、梨、あんず、水あめ、海苔」との食べ合わせで、「慢性気管支炎」の改善が期待できます。柿で料理を作る際にはこれらの食べ合わせを考えて作ってみてはいかがでしょう。意外な組み合わせもありますが、アレンジ次第で美味しい料理が出来上がります。

日本では古くから柿を美味しく食べてきましたが、近年では海外からも美味しくて、目新しいフルーツが次々輸入され、現在、柿の人気は高いとは言えません。しかし、うれしい効能が豊富な柿は食べないと損です。美味しい、甘い柿はそのままで十分美味しく食べられますが、スイーツやジャム、アレンジ料理のレシピも豊富です。美味しく料理して柿をいただきましょう。

柿と牛乳、バニラアイスをミキサーでよく混ぜるだけ。冷蔵庫で３時間ほど冷やせば固まります。誰でも美味しくいただける簡単レシピです。柿と牛乳で高血圧、動脈硬化の予防の効能も期待できます。お子さんだけでなく、男性にもおすすめです。

柿と豆腐で白和えのレシピです。マヨネーズで洋風の味わいですが、箸休めやお酒のつまみにピッタリです。柿は固めの物を選ぶと美味しいです。豆腐との食べ合わせで「肥満予防」の効能が期待できます。

材料を切って、ごまたっぷりのドレッシングで和えるだけのサラダです。野菜の水気はよく切り、柿は太めの千切りにします。和えるのは食べる直前に。和食にも洋風の料理にも合うさっぱりとしたサラダです。柿と大根の組み合わせで作るサラダは「風邪予防」の効能が期待できます。

柿は優秀な果物。誰もがうれしい効能を柿は持っています。柿を美味しくいただくレシピは豊富。柿のおしゃれな料理レシピを見つけたら食卓に彩りが加わりますね。美味しく食べて、美容に、健康に、うれしい柿の効能を上手にいただきましょう。