2016/03/06
syunsyun
木製のまな板も良いのですが、最近では抗菌と名の付いたプラスチック製のまな板を買い求める人が多いようです。でもいくら抗菌と言っても毎日何回も使うまな板。すぐに黄ばんだり黒ずみができたりしますよね。ここでは、そんなプラスチック製のまな板について調べてみました。
近年の調査によると、家庭内で大腸菌群が一番多かったのは、キッチンだそうです。つまり、トイレ以上の菌がキッチンには潜んでいることになります。特にまな板に関しては、プラスチック製で25㎠あたり約100万、木製では、1万~1000万もの菌がいるそうです(花王生活研究センター調べ)。そんなところに食べ物をのせていたなんて、想像するだけでゾッとしますよね。ご飯を美味しく食べるためにも、プラスチック製でも木製でも、まな板はこまめな除菌を心がけましょう。
昔は木製のまな板が当たり前でしたが、現在ではプラスチック製のまな板が主流となっています。では、木製のまな板とプラスチック製のまな板、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?まず木製のまな板の特徴についてですが、刃当たりが柔らかく手が疲れない。包丁の刃が傷みにくく、傷がついても削れば長く使える。などが挙げられます。
では次に、プラスチック製のまな板の特徴についてですが、プラスチック製はにおいがつきにくく、木製に比べて洗いやすくて乾きが早い。漂白剤などの薬剤を使える。抗菌効果をもつ素材や刃当たりのよい素材でできた製品もある。などが挙げられます。衛生面ではプラスティック製に軍配が上がりますが、木のまな板ならではの「トントントン」という音も捨てがたいですよね。それぞれに長所と短所があり、木製とプラスチック製、どちらが良いとは言い切れないところがあります。
プラスチック製のまな板でも木製のまな板でも、どちらのまな板にも多い黒ずみ。実はこの多くは、カビが原因だと言われています。
包丁で食材を刻む際にできた傷の中に、食材のカスが深く入り込み、黒ずみの原因となっていることもあります。カビは一度発生してしまったら、しっかりとお手入れをしなければ落とせません。プラスチック製のまな板には、抗菌と名の付いたものもありますが、しっかりとお手入れをしなければ、必ずと言っていいほど黒ずみが発生してしまいます。では、プラスチック製のまな板に黒ずみが出来てしまった場合、どのような対処をすれば良いのでしょうか?
プラスチック製のまな板に付いた黒カビの撃退法として、主に2つあります。まず一つ目が、ご家庭にある漂白剤を使う方法です。上記画像のような、プラスチック製まな板専用のつけ置き容器も市販されていますので、こちらで漂白すると便利です。もし、こちらの専用つけ置き容器が無ければ、プラスチック製のまな板に直接漂白剤をかけ、スポンジ等で均一にまな板に漂白剤を伸ばしたら、サランラップでピタっとくっつけて、1時間ほど放置した後、しっかりと洗い流して下さい。プラスチック製のまな板本来の色を取り戻します。
二つ目のカビ撃退法は、プラスチック製のまな板専用の研磨剤を使い、カビを取り除く方法です。洗剤等は一切使用しないため、安全かつ安心です。使い方も至って簡単です。水で洗い流しながら、プラスチック製のまな板をゴシゴシとこするだけです。たったこれだけで、プラスチック製のまな板がキレイになります。プラスチック製のまな板専用の研磨剤は、薬局やホームセンターなどで購入することができます。ぜひ探してみて下さいね。
プラスチック製のまな板も木製のまな板も同じく、日頃のちょっとしたお手入れを行うだけで、食品のカスによる黒ずみや黒カビの発生を防ぐことができます。そのお手入れ方法もとても簡単ですので、ぜひ行ってみて下さいね。
まず、木製のまな板でもプラスチック製のまな板でも、使う前には必ず水で濡らして下さい。こうすることで食材に汚れやカビがつきにくく、アクや脂が染み込みにくくなります。また、使った後は必ず水気をしっかりと切って乾燥させて下さい。たまにはまな板を日光に当てるのも良いですね!あとは、まな板を使った後は、除菌スプレーなどでしっかりと除菌をすることです。これらを習慣化すると、プラスチック製のまな板でも木製のまな板でも、黒ずみを防ぐことが出来ますよ。
日頃からどれだけお手入れをしていたとしても、長年使っていると、どうしてもカビや雑菌が繁殖してしまうものです。食中毒などのことを考えると、定期的に買い替えた方が良さそうですね。家族みんなの健康を守るためにも、プラスチック製にしろ木製にしろ、まな板は消耗品と考えて、定期的に買い替えて下さい。
ちなみにプラスチック製でも木製でも、まな板を交換する目安としては、どうしても表面の汚れが落ちない、ゆがんでしまった、よく使う部分だけが削れて切りにくい。などの症状が現れたら、交換の時期と言えるでしょう。まな板は料理の大事なパートナーです。長く愛用するためには、木製でもプラスチック製でも、普段からのお手入れをしっかりすることが大切です。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局