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    あなたは使ってる?炊飯器の保温機能について調べてみました!

    最近の炊飯器には、様々な機能が付いています。その中でも良く使われる機能が保温機能です。実はこの保温機能、使う人と使わない人とに分かれるそうですが、なぜ分かれるのでしょうか?そこで、炊飯器の保温機能についていろいろと調べてみました。

    炊飯器の保温機能で、ご飯が臭くなるまでの時間はどのぐらい?

    炊き立てご飯はつやつやしていて、とても美味しいですよね。ですが、炊飯器の保温機能を使って保温したご飯は、時間が経つとともに黄色くなってきたりカピカピになってきたり、ちょっと匂いが出たりするようになってきませんか?もちろんそれでも食べられないわけではないのですが、匂いのあるご飯はちょっと食べたくないですよね。

    家族がバラバラに食事をとる場合が多い家庭では、炊飯器の保温機能はとても重要です。保温の仕組みにも、釜の素材・スチームなどの加湿・酸化を防ぐ減圧など、各社の個性が出ていますが、どの機種も長時間保温が可能となり、現在では保温後も美味しくなっています。現在は24時間保温対応が標準的となってきましたが、最長で40時間保温しても美味しく食べられる炊飯器も登場しています。

    炊飯器で保温したご飯の賞味期限はどのくらい?

    炊飯器で保温したご飯の賞味期限は、上記でも記載しました「ご飯が臭くなるまでの時間」とほぼ同じなんです。そのため、約3時~24時間程度となります。ただし機種によっては12時間までのものもあれば、40時間のものもあるなど様々です。でも基本的には、炊飯器で保温したご飯は、保温後3時間を過ぎる頃から味が落ちてくると言われています。

    今まで、炊飯器の保温機能に頼りすぎていませんでしたか?まさか炊飯器で保温したご飯の賞味期限がこんなに早いとは、思ってもいなかった人が多いのではないでしょうか?実は炊飯器の保温機能は、長期保存には向いていないんです。炊飯器の保温機能は、確かに雑菌の繁殖などからはご飯を守ってはくれますが、時間の経過とともにご飯の水分は失われていきます。そしてパサパサになったり黄色くなったりして、匂いまでし始めるのです。つまり、ご飯を美味しく食べるには、炊飯器でご飯が炊きあがったらすぐに食べる!と言うことです。保温時間が長くなれば長くなるほど、ご飯の味は落ちていきます。

    炊飯器で保温するご飯の匂いを、少しでも防ぐ方法!

    炊飯器で炊いたご飯を長時間保温しておくと、匂いが出てくることは当たり前なのですが、少しでもご飯の匂いを防ぐ方法があることをご存知ですか?炊飯器で炊いたご飯は、長時間保温していなくても、同じ炊飯器を長年使っていると、炊き立てご飯でも匂いがすることもあるんです。

    では、炊飯器で保温したご飯の匂いを、少しでも防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか?ポイントはいくつかあります。(1)お米を十分に研いでください。(研ぎ方が不十分だと、お米のぬかの成分により、早期に変色したり、匂いが出ることがあります)(2)無洗米は水がにごるときはすすぎ、よくかき混ぜてお米と水をなじませてください。(3)炊飯器で炊き上がったご飯はすぐにほぐしてください。また保温中も時々ほぐしてください。(余分な蒸気でのベタつきやニオイの発生を防ぐため)(4)炊飯器にしゃもじを入れたまま保温しないでください。(5)冷えたご飯を保温しないでください。(6)蒸気キャップやプレート、ふた加熱板に汚れが付いている場合は、お手入れを行ってください。長年使っていて汚れがたまっている場合は、炊き立てご飯でも匂いが出てしまいます。

    長時間保温できるオススメの炊飯器!

    こちらは東芝から発売された、真空圧力IH保温釜(RC-10VGE)。真空状態にして水分の蒸発と雑菌繁殖を防ぐタイプの炊飯器です。とにかく長時間保温しても、ご飯が変色したり匂いが出ることが少ないため、どうしても炊飯器で長時間の保温がしたい!と強く希望されるご家族にはオススメです!

    こちらの炊飯器で炊いたご飯の炊きあがりとしては、やや硬めでふっくらしていますが、しゃっきり感のある炊きあがりです。圧力鍋でご飯を炊いた感じに近いかもしれません。 保温についても真空にして保温するため、ご飯の変色等がありません。東芝は40時間保温できるとうたっており、たまに38時間など40時間に近い保温しても、味はほぼ落ちていませんし、水分も飛んでいる感じはありません。

    炊飯器で保温したときの電気代は?

    では、炊飯器でご飯を保温しているときの電気代は、どれぐらいかかっているのでしょう。一般的な炊飯器でおおよそ5合を炊くのに1回13円~15円程度の電気代がかかると言われています。また、たくさんのご飯を1度に炊いて保温していることありませんか?何と24時間以上保温すると、1回に炊くより多くの電気代を使用しています、注意して食べる量だけ炊く方が、電気代も安いようです。

    もしご飯が余っても、保温しないでラップに包んで冷凍庫で保存しておくと、足りないときにレンジで解凍すればすぐに食べることができます。ラップで包んでいたご飯を解凍するのにかかる電子レンジの電気代は1合あたり0.6円程度です。炊飯器での保温には、1時間あたり電気代は0.6円程度かかりますので1合解凍するのとほぼ同じ電気代が必要となります。朝炊いて夜まで保温しておいたら約12時間の保温となりますので約7円程度の電気代が保温だけにかかります。24時間5合保温するのに約14円程度の電気代がかかります。ラップで包んで食べるときに電子レンジで1合づつ解凍するとして5合解凍で3円程度なので断然保温せずにラップで包んで冷凍保存しておいたほうがお得になりますね。

    まとめ

    いかがでしたか?炊飯器の保温機能、あなたは今後も使い続けますか?それとも使うのをやめますか?使い方はあなた次第。ご飯の美味しさを求めるなら、保温するよりも炊き立てご飯を即食べるか、ラップにくるんで冷凍し、食べるときに電子レンジで解凍するか、もしくは長時間保温の可能な炊飯器を購入するかになりますね。各ご家庭によって諸事情も異なりますので、家庭環境に見合った炊飯器で美味しいご飯を炊いて下さいね。

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