2016/05/31
fanny
卵は手軽に使える食材であり栄養価も高いため、お弁当や朝ごはんの定番にもなっています。そんな卵にも健康のためには「食べ過ぎは良くない!」とか「1日1個まで!」など様々な噂が飛び交っています。では、実際に食べ過ぎるとどうなるのでしょう?その噂の真相に迫ります!
卵は高カロリー・高栄養なため、食べ過ぎると太りやすい!との噂やイメージがありますよね。その噂は本当なのでしょうか?卵を食べ過ぎると本当に太ってしまうのでしょうか?
まず卵のカロリーについてですが、卵1個でおよそ“91Kcal”。卵の大きさによって異なりますが、大体1個100Kcal弱です。意外と高くないと感じるかもしれませんがどうでしょう。「1日に卵1個や2個程度しか食べない」というのであれば、体重に影響を及ぼすことはないかもしれません。
しかし問題なのは卵は手軽に使えて、様々な食材との相性も良いことです。そのためついつい食べ過ぎてしまうことが多いのです。オムレツやオムライスなどは、基本的には卵1個では足りませんよね。そうなってくるとどうしても卵を食べ過ぎてしまうことになり、結果的には高カロリーとなるため、太りやすいのです。と言うわけで、「卵を食べ過ぎると太る」の噂は本当のようです。カロリー制限のある人ほど、食べ過ぎには注意が必要そうですね。
いいえ、1日に1個までと言うのは、古くからの言い伝えみたいなもので、今では1日に2~3個食べても食べ過ぎでは無いとも言われています。
卵はあらゆる栄養素を含む『完全栄養食品』と言われており、9種類の『必須アミノ酸』を“全てバランスよく”含んでいる食材なのです!アミノ酸は細胞を作るもととなり、また、疲労除去、免疫力アップにも役立ちます。また、アミノ酸は体の中に蓄えて置くことができないので、毎日摂取する必要があります。卵なら安価で手に入りやすいため毎日食べることが出来るので、最適な食材なのです。したがって、1日に2~3個食べたとしても、決して食べ過ぎではありません。
いいえ、これも誤解です。最近の実験では、普段の食事以外に1日に卵を3個ずつ、しかも2週間食べ続けてもらった結果、コレステロール値を測って比較してみると、ほとんど変化がないことがわかりました。そうなんです。卵を食べ過ぎてしまったとしても、コレステロール値には何ら変化はありません。
健康な人であれば体内でコレステロール値を一定に保つ機能が働くので、毎日卵を食べ過ぎていたとしても、コレステロール値は上昇しないとも言われています。また、卵黄に多く含まれているオレイン酸やレシチンが「善玉コレステロール」の量を増加させるため、身体に負担をかけずに良質のコレステロールを摂取することができるとも言われています。卵は食べ過ぎると良くないと思っている人が多いようですが、多少食べ過ぎたとしても問題はなさそうですね。
よくよく考えてみれば、卵1個からひとつの命が生まれ、そしてヒヨコとなり鶏となるのですから、卵にはヒヨコや鶏が育つための栄養素がぎゅっと凝縮されているということになりますよね。そんな栄養の宝庫でもある卵、1日に何個までなら食べ過ぎにはならないのでしょうか?
上記でも述べましたが、健康な人であれば2個~3個食べても食べ過ぎにはなりません。そしてぜひ毎日、卵を食べる習慣をつけてほしいぐらい、栄養面で優れた食材であることを知っていただきたいのです。ただし、卵ばかりを食べ過ぎないように、野菜などもしっかりと摂取することが大切です。いくら卵が完全栄養食だと言っても、卵ばかりを食べ過ぎるのはよくありません。
1日に卵2~3個なら食べても食べ過ぎでは無いと記載させていただきましたが、1日にそれ以上卵を食べ過ぎると、健康に被害が及ぶわけではありません。1日に2~3個までと記載させて頂きました理由は、卵のカロリーの問題であって、健康被害等の問題ではありませんのでご安心下さいね。問題なのは卵1個で100キロカロリーもあるため、卵の食べ過ぎは太ってしまう傾向にあることなのです。
いかがでしたか?卵の食べ過ぎについては、賛否両論の説があるかと思います。そんな中、卵で気をつけなければならないことは2つです。(1)まったく摂取しないこと!(2)食べ過ぎてしまうこと!簡単に言えば、「極端な食べ方は避けましょう」ということですね。
結論から言いますと、健康な体の人は「1日3個まで」を目安として楽しく美味しく食べて下さい。ただし、1日3個以上になりますと高カロリー摂取のため、卵の食べ過ぎで太る傾向にあることを覚えておいて下さい。なお、糖質制限の必要な方、高脂血症・動脈硬化症などの方は、医師にご相談の上、食べ過ぎには注意してくださいね。
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