2016/01/13
ががさま
トマトは野菜の種類に分類されますが、最近は品種改良で甘さが増し、果物に入るような種類もあるそうです。冷やしたトマトは美味しいですね。元は観賞用というトマトも今や食用として欠かせない素材です。その素姓と種類を少し見てみました。
トマトは、原産地が南アメリカのアンデス山脈高原地帯といわれています。8世紀の初頭、アステカやインカの民が最初に栽培したと言われてます。日本に伝わったのは17世紀の半ば、観賞用として伝わってきましたが、食用とされたのは明治時代以降、普及したのは昭和以降だそうです。
他にも赤茄子、蕃茄、小金瓜と呼ばれます。
トマトの栄養といえば「リコピン」です。リコピンとはカロチノイドという赤い色素の中の1つ、カロテンの種類であり、トマトの赤い色はこのリコピンです。カロテンは体内でビタミンAに変化しますが、リコピンは変化せずに体内に吸収されます。 このリコピンは、抗酸化作用がβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍にも相当します。免疫力のアップも助けます。
リコピン
トマトの種類は多い。
日本の場合は、農林水産省の品種登録によると190種類を超えるトマトの品種が登録されていて、世界には約8000種類以上ものトマトが存在すると言われています。
トマトの種類は多い。
全体の色が均一で皮に張りがあるもの、ヘタやガクの部分が濃い緑色で枯れていないもの、手に持ってみて重量感のあるものが新鮮で選びたいトマトです。
では、具体的にどんな種類がトマトにあるのか見てみましょう。190も8000も載せられないので、食用にされている”栽培種”と言われる種類の代表的なトマトを採り上げます。
桃色系と呼ばれるアメリカで開発された品種と、それを改良した完熟型、そして果実の先端がピンととがっているファーストトマトがあります。普通に店頭に見る普通のトマトは大玉トマトと言われます。その大玉トマトには「桃太郎」系、ゼリー部分が少ない「ファースト」系、果皮がかためで日持ちに優れる「麗容」「麗夏」などがあります。その他、品種改良を加えれば圧倒的に種類が延びます。
桃太郎:トマトの種類
タキイ種苗から1985年に発売されて以来、市場シェア1位を維持しているトマトの中のトマトです。現在は初代を品種改良したシリーズの種が20種類以上、2008年には橙黄色の「桃太郎ゴールド」も発表されました。
ファースト:トマトの種類
種周辺のゼリー状の部分が少なく、果肉が締まっており、身崩れが少ないので、サラダやオードブルに用いられています。
アメリカ系の「ポンテローザ」から生まれ、昭和10年代から長い間主力品種として栽培されていました。現在はおもに愛知県で「レディファースト」や「スーパーファースト」などが栽培されています。出回り時期は2月〜5月頃。
やや収量は桃太郎に押され気味だそうですが、欠かせない素材です。
ミニトマト(プチトマト):トマトの種類
甘味が強くひと口サイズなのでサラダやお弁当の他、切るのが面倒な人にもうけています。1980年頃から普及しはじめ色もバリエーション豊かです。品種も「千果」、「サンチェリー」、「キャロル」などです。
高糖度トマト:トマトの種類
これは「珊瑚樹(さんごじゅ)トマト」といわれ、糖度10度以上だそうです。
味を良くするために品種改良した種類の最たる例が「高糖度トマト」です。名前の通りより甘い種類で、糖度は8度以上、別名「フルーツトマト」とも呼ばれています。
中身は赤いです。
せりとトマトの冷たい煮浸し
材 料(2、3人分)
イタリアントマト 1個
ブラックトマト 1個
せり1束
*出し汁 300cc
*薄口醤油 大さじ1
*酒 大さじ1
*みりん 小さじ2
以上種類が多すぎるくらい多いトマトを見てきました。もっと紹介したいユニークな種類もあったのですが、スペースの都合上割愛させていただきます。
トマトの種類は無限大。
何回か触れましたが、品種改良や遺伝子組み換え等トマトも無限大の可能性を秘めています。じゃがいもとポテトをハイブリッドさせた「ポマト」がありますが、味がイマイチだそうです。食用とするからには数ではなく安心安全な種類のトマトが欲しいですね。
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