お肉の消費期限はのばせる？！冷蔵保存や安全性の認識を高めよう。

・賞味期限・・・開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、おいしく食べられる期限を示しています。賞味期限内においしく食べましょう。ただし、賞味期限を過ぎても食べられなくなるとは限りません。
・消費期限・・・開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、食べても安全な期限を示しています。消費期限内に食べるようにしましょう。

肉の加工法によって、お肉の消費期限は異なります。表面積が大きければ大きいほど、空気に触れる部分が多くなるので肉の消費期限は短くなります。消費期限の短い順に並べると、ひき肉、薄切り（しゃぶしゃぶ）、角切り（ブロック）、厚切り（ステーキ）、かたまり、となります。冷凍しても消費期限の順番は変わりません。

お肉の種類によって消費期限にも違いがあります。消費期限が短い順に並べると、鶏肉、豚肉、牛肉となります。何が消費期限を決定しているかというと、それは肉に含まれる水分の量です。

冷蔵したり冷凍したりすると、肉から肉に含まれた余分な水分が出ます。これが多いと雑菌が繁殖しやすくなるので、消費期限は短くなるそうです。このお肉の余分な水分には、肉の旨みや栄養分がたっぷり含まれているため、これが肉の外に出ることにより肉の味は落ちます。「冷凍すると味が落ちる」というのは、こういう理由です。なるべく消費期限内に食べた方が、美味しく食べられますね。

ひき肉を味付けしてそぼろにして冷凍しておくと、様々な料理に使えて便利です。 ひき肉をたくさん購入したときは、１パックはそぼろを作って冷凍してもよいですよね。オムレツや丼、卵焼きなど色んなちょっとした料理にすぐに使えてとても便利ですよ。一番消費期限が短い鶏肉そぼろの日持ちですが、味が濃いものなら１週間程度、薄味でしたら４～５日ほどです。塩分の含有量で日持ちするかしないか、変わってきます。

消費期限内に冷凍保存したお肉を美味しく食べるために、どうやって解凍したらいいでしょうか。コツは、じっくりゆっくり解凍することです。冷凍したお肉は、半日くらいまえから冷蔵庫に移し替えて解凍しましょう。そうすることによって、肉汁の流失を最小限に抑えられるのです。

お肉の消費期限について細かくまとめてみました。まさかお肉の種類によって消費期限が違うとは思っていなかったのでおどろきでした。鶏肉は早めに使い切ることを心がけ、冷凍保存する時には必ず消費期限を書いておきましょうね。保存方法をしっかりと行い、腐らせたり鮮度を落とさないようにしましょう。