2016/04/04
daaas
木製のまな板はお手入れに手間がかかると敬遠していませんか?木製のまな板は包丁の刃あたりがよく、滑りにくく、疲れにくいなど、メリットが多いです。切るときの音がいいので、料理上手になった気分も味わえます。木製のまな板のお手入れ方法を覚えて、使いこなしましょう。
まな板とは調理で食材を包丁で切る際に台として使う板のこと。まな板の素材は豊富で、木製の他、プラスチック、合成ゴムやガラスなどがあります。
まな板の材質はいろいろあります。お手入れの簡単そうなプラスチック製が価格も手ごろで人気が高いですが、木製のまな板には他の素材に負けない良さがあります。
プラスチックやゴム製のまな板は乾きも早く、カビが生えにくいなど手入れも簡単です。汚れが気になったら漂白剤やクレンザーできれいになりますし、カラフルな色を楽しめたり、インテリアに合わせて選べたりとメリットも豊富です。ただ、食材が滑りやすかったり、刃あたりが悪かったりと使い心地は木製にはかないません。
木製のまな板は包丁の刃あたりが良く、食材が滑りにくく、水はけがよいのが特徴です。切るときの音もよく、木の香りもして調理中の気分も良いでしょう。良い包丁を使用するなら、まな板も良いものがおすすめですし、良い木製のまな板は使い方次第で長持ちもします。いろいろな素材のまな板を使い分けるのも、手軽に使えるまな板をこまめに買い替えるのもいいですが、木製のまな板を使いこなしてはいかがでしょうか。
まな板に使われる木は檜(ヒノキ)や檜葉(ヒバ)など、数種類あります。素材によって価格も使い心地も違いがあります。自分に合ったものをしっかり選びましょう。
檜は古くから建材として利用されてきた材料です。独特の強い芳香としっかりとした木目が通っていることが特徴です。適度の柔らかさがあり、刃あたりが非常に良いこと、乾燥に強く水切れも優れていることから、まな板材として多く利用されています。
青森に分布するヒバが一般的に有名。建材として使用されていて、独特の強い芳香が特徴です。自然の抗菌剤とされる「ヒノキチオール」を多く含み、殺菌効果があることから、まな板としても抗菌効果が期待されます。適度の硬さがあり、刃当たりがいい、耐水性があり腐りにくいことから、万能に使用できるまな板材です。
加工性に優れていて歪みが出にくい銀杏は適度に油を含んでいて水はけがよく、まな板の材料として最適といわれています。比較的柔らかく復元性もあるので、木製のまな板の中で最も刃あたりが良いとされています。ただし、抗菌作用はなく、使い方によってはカビなどが発生する可能性もあります。
日本国内で伐採される木材としては最も軽い木材。湿気を通さず発火しにくく、割れや狂いも少ないことも特徴です。刃当たりが非常に軽く、乾きが早く、復元力があるので黒ずみなども起きにくく、まな板としても扱いやすい材質です。
日本ではほとんど建材としては使用されていませんが、古くから高級まな板として使用されてきました。適度な弾力があり、独特な刃当たりと刃離れが特徴です。一生ものとして、板前さんなどプロの方に好まれるまな板です。
木製のまな板は上手に使うことで、お手入れも楽になり、長く使い続けることも可能になります。木製のまな板の使い方を学びましょう。
調理の前には必ずまな板に水を掛け、ふきんで拭いてから使います。こうすることで食材から出る水分がまな板に染みこみにくくなります。また、まな板が水で塗れたままでは、食材に余計な水分が付いてしいます。その都度、布巾で拭くことを怠らないようにしましょう。食材を切り分けた後は、すぐに水ですすぎ、布巾で余分な水分を拭き取るという作業を行っていれば、汚れは付着しにくくなります。
調理で使った後は、洗剤で洗ってから表面に熱湯をかけて殺菌しましょう。自然乾燥でしっかり乾燥させれば雑菌の繁殖を防ぐことができますが、直射日光に当てずに、しっかり乾燥させるのが難しいこともあるでしょう。<しっかり洗ってから洗剤を残さず水で流し、熱湯をかける>という一連の作業を習慣にするのがおすすめです。
まな板は板状のため、木製の場合は反りや歪みなどが発生する可能性があります。小さな反りは、一度全体に水をかけ、立てて日陰で保管すれば元に戻ります。大きな反りや歪みならカンナやサンドペーパーで表面を削り平らにする必要も出てきます。また、黒ズミが発生した時には粗塩や重曹などをすり込んで洗ってみましょう。黒ズミは落ちやすくなりますが、しっかりと綺麗にしたい場合は、表面と一緒に黒ズミを削り取ってしまうことをおすすめします。
木製のまな板は、毎日のお手入れを怠らなければ使い勝手もよく、長く愛用することも可能です。しかし、ちょっと油断しただけで、反りや歪み、黒ズミが発生してしまいます。綺麗に直したい時にはカンナやサンドペーパーで表面を削り平らにしましょう。黒ズミも一緒に削り取れるので、まな板が生まれ変わったようになります。道具はホームセンターで簡単に揃います。
木製のまな板は使い勝手の良さが魅力です。木製のまな板を使いこなせたら、料理上手と認められそうです。昔ながらのまな板だけでなく、素材や、形もお洒落でインテリアになじむ木製まな板が増えているのも気になります。お気に入りのまな板を探してみましょう。
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