大根をもっと日持ちさせるには?冷蔵・冷凍で大根を日持ちさせる方法
2016/05/17
az2az
つやつやの大根は1本まるごとおいしくいただきたいですね。大きな大根はなかなか使い切れないことも。そこで大根の日持ちの目安と保存方法をまとめて調べてみました。日持ちしにくい部位、保存状態のものから上手に使って、葉っぱからしっぽまで無駄なく大根を楽しみましょう。
一年を通して野菜売り場に並ぶ大根ですが、煮物などにされる一般的な大根は冬が旬、辛味大根は初夏から夏が旬となります。
大根は部位により味わいや特徴が違います。
一般的に食べられている根の部分では、上の方は辛味が少なく硬め、中心部分はみずみずしく柔らかい上に最も甘みがある部分です。中心から根の先端に近くなるにつれ辛味が強くなる傾向があります。ほっくりとした煮物にしたい場合は中心部を使い、辛味が苦手な方は先の部分はマリネや和え物に使うと食べやすいでしょう。
また、大根の葉っぱの部分は栄養価が高く、油とも相性が良い食材です。
きれいな葉っぱごと売っている大根は新鮮なものが多いのでぜひ活用してください。
日持ちにはおうちでの保存も大事ですが、まずは購入する時にできるだけ新鮮ないい大根を選びましょう。色が白く、張りがありみずみずしく、持った時にずっしりと重みを感じるものが新鮮な大根です。葉が付いているものは、葉が活き活きとしゃきっとしているかを見てください。
葉っぱがついた大根は葉が成長するためにどんどん根から栄養がとられてしまい、日持ちがよくありません。
まるごと1本の大根を保存したい場合でも、葉っぱの部分と根の部分は最初に切り離して保存することで日持ちするようになります。
葉っぱの付け根のすぐ下で切り分けて、根の部分は乾燥しないように切り口をラップか濡らした新聞紙で包みます。野菜室、冬場は冷暗所でも保存可能です。できるようなら立てて保存した方がより日持ちします。
泥つきの大根ならば、乾いた新聞紙に包んで冷暗所保存か土に埋めておけば長期保存ができます。たくさん箱で手に入った場合は、洗ったりせずに乾燥に気をつけてそのまま長く日持ちさせましょう。
カットされて売っている大根や、家庭で大きく切り分けた大根は、皮の有る無しに関わらず全体をラップで包んで保存すると日持ちがよくなります。冷蔵庫か野菜室でたてた状態で5日程度が日持ちの目安です。
ツマやサラダ用などで切ったけれども使わなかった場合は、そのままでは日持ちしません。甘酢や醤油に漬けて即席漬け物にすることで3日ほどの日持ちになるので早めに加工してしまいましょう。
葉っぱは切ってない状態なら、洗ってから新聞紙に包んで冷蔵庫で保存すると3、4日ほど日持ちします。しかし他の葉野菜と同様傷みやすく栄養価もどんどん落ちていくので3日ほどの日持ちの「ゆでて冷蔵保存」の方がおすすめです。使うあてがない場合は、固ゆでにして冷凍するのが一番日持ちが長く1ヶ月ほどもつでしょう。
大根をしっかり干して乾燥させれば一年以上日持ちする保存食になります。農家などは一年分を旬の時期に作っているそうです。
しっかり乾かせば密閉して常温保存で日持ちしますが、干し野菜作りに慣れていない方は念のため冷凍・冷蔵保存をおすすめします。
切り干し大根の大きさならば8mm角くらいの大きさの棒状に切り、天気のいい乾燥した日に外で5日〜干しておきます。水分が残っているとカビの元となり日持ちしませんのでからからになるまで干してください。不安な方は最後にホットプレートでこげない温度で仕上げの乾燥を行ってください。
輪切りの状態で干すこともできます。からからになるまでに時間はかかりますが、おうちでの使い方によって切り方を合わせて干してみてください。旬の時期に作って日持ちさせれば一年中手軽に大根が使えます。
また、日持ちは生のものと変わりませんが、数時間から1日干すだけでも、旨味と栄養が凝縮されてひと味違った大根になるので興味のある方はぜひお試しください。
大根は生のままおろして冷凍保存もできます。軽く水気を切ってできるだけ空気に触れないようにして冷凍すると1ヶ月ほど日持ちします。数日の保存でも冷蔵よりも冷凍がおすすめです。
ただし、日持ちはしても辛味や風味はとんでしまうので、みぞれ煮などに使うのがおすすめです。
旬にはみずみずしく立派な大根が売り場に並んでいます。いつも余らせてしまうおうちや、カット大根を使っているかたも、日持ちや保存方法を参考に、ぜひまるごと使ってみてくださいね!
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