2016/05/15
az2az
知っているようで意外と知らない、しらたきと糸こんにゃくの違いには、諸説あるようです。様々な言われを検証、こんにゃくの歴史にまでさかのぼり調べてみました。違いが分かると、周りの人に教えたくなる、しらたきと糸こんにゃくの知識です!
江戸時代には庶民も頻繁にしらたき、糸こんにゃくを食べるようになりました。
江戸時代、関東ではしらたき、関西では糸こんにゃくと呼ばれかたが違っていたようですが、東日本と西日本では製法も違っていたと言います。しらたきは緩めの元ダネを“しらたき製造器”に入れて、細かい穴から熱湯中に押し出して固めて作り、糸こんにゃくは板こんにゃくを後から千切りにしていたようです。
関東ではしらたきと呼ぶのが一般的なのだそうです。
現在では、はっきり区別できる違いはなく、呼び名が違うだけで、同じものを指すことが多いようです。主に関東ではしらたき、関西では糸こんにゃくと呼んでいるようです。
こちらのこんにゃくメーカーは関東に所在するので、しらたきと呼んでいるようです。こちらの会社では、しらたきの製法は、こんにゃくのように凝固剤である水酸化カルシウムを加えてから、シャワーの出口のようなところからお湯の中に細長く出して、流して固めます。
良く見ると糸こんにゃくはしらたきより少し太いようです。
東がしらたき、西が糸こんにゃくと呼び方が違うことのほか、その太さでも区別されているようです。実際に東北地方では、細いものをしらたき、より太いものは糸こんにゃくとして販売されています。他の地方ではどのようにして売られているのか、興味深いところです。
豚肉でつくるので、家計も助かりますね!
細いしらたきに甘辛い煮汁が染み込んで、ごはんが進むひと品です。特別な材料は使わないので気の向いたときにいつでも作れるレシピです。細めのしらたきを使っているので、見た目にも上品に仕上がっています。
豚薄切り肉(しゃぶしゃぶ用) 200g
しらたき 200g
さやいんげん 50g
煮汁
実山椒のつくだ煮 大さじ1
市販のめんつゆ 1カップ〈200cc〉
酒 大さじ1
塩
好みで砂糖
下茹ですると味が染みやすくなります。
【1】鍋にたっぷりの水としらたきを入れて中火にかけ、煮立ったらざるに上げて水けを切り、長さ10cmくらいに切ります。豚肉は長さを半分に切ります。いんげんはへたと筋を取って3つに切り、塩ひとつまみを加えた熱湯で茹でて、冷水に取ります。
【2】鍋に煮汁の材料を入れて中火にかけ、煮立ったら、味をみて好みで砂糖小さじ2~3を加えます。しらたきを入れて2~3分煮たら、豚肉を1枚ずつ入れて煮立たせ、全体に混ぜてアクを取ります。
【3 】肉の色が変わったらいんげんを加えてさっと煮、火を止めて器に盛りつけます。
卵を落とすとさらにまろやかに!おすすめです。
彩りの美しい、糸こんにゃくの豆乳麺仕立てです!糸こんにゃくの麺なら沢山いただけます。
糸こんにゃくを麺に仕立てて食べるのはおなじみですが、こちらは豆乳を使っているところが新しいレシピです。見た目にも美しく、作ってみたくなりますね。麺として食べるなら太めと言われる糸こんにゃくのほうが食べ応えがありそうです。
[スープ]
●豆乳 200cc
●水 300cc
●塩 ひとつまみ
●ごま油 大さじ1
●醤油・麺つゆ(3倍濃縮) 各大さじ3
●和風だし・中華だし 各大さじ3
[具材]
糸こんにゃく 2袋
トッピング お好みで(もやし・ほうれん草・ゆで卵・トマト・豚肉・ねぎなど)
スープが糸こんにゃくにからんでおいしいです。
(下準備)
糸こんにゃくは塩でもみ、水で洗い流します。
沸騰したお湯で3分茹で、アク抜きします。
【作り方】
1.鍋にスープの材料を入れて、中火で煮ます。
2.器に、糸こんにゃく・スープ・お好みの具材をトッピングして出来あがりです。
※スープを煮過ぎると、鍋にこびりつくので注意です。
しらたき=糸こんにゃくといっても間違いではありません。
しらたきと糸こんにゃくは、江戸時代、関東と関西で製法と呼び方が違っていました。今では呼び方の違いは引き継がれ、製法の違いでは区別しなくなったようです。この区別のほかにも、細いものをしらたき、太いものを糸こんにゃくと呼ぶ地域もあります。
しらたき、糸こんにゃくのお料理は味が染みてとってもおいしいです!
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