湯葉ってどうやって食べたらいいの?美味しい湯葉の食べ方教えます
2016/05/15
az2az
柑橘類にはさまざまな種類がありますが、「甘夏」を食べたことはありますか?食べ方や味がわからなくてグレープフルーツやオレンジしか手にとらない方もいるのではないでしょうか?昔から愛されてきた甘夏ならではの食べ方・魅力をお教えします。
甘夏は夏みかんの一種で、本来の夏みかんよりも甘く香りのいい品種です。収穫は1月から始まりますが寝かせて酸味を抜いてから出荷するので3〜5月が旬の出回る時期となります。
庭木としても人気があるので産地でなくても実のなっているところを見たことがあるかもしれません。
夏みかんの生産は鹿児島・熊本・愛媛がだんとつですが、その中でも鹿児島ではブランド甘夏として「紅甘夏」が栽培されています。「紅甘夏」は皮の紅色が通常の甘夏より濃く、ジューシーな果肉が特徴です。
萩市大井で栽培されている甘夏が今年から「やまぐちブランド」に認定されました。糖度や品質の基準をクリアした質のいい甘夏は4月中旬から出回ります。
甘夏はいろいろ食べ方ができますが、やはり一番はそのまま食べたいですよね♪まずは甘夏の皮の剥き方です。
まずはリンゴのようにぐるりと皮をむきます。皮もグレープフルーツほど厚くなく、身はしっかりしているのでそれほどくずれず剥きやすいと思います。
そしてみかんのように房にわけ、内側から手で薄皮を剥きます。
一房ずつ剥き身にしておく食べ方なら小さなお子様でも汚さずに食べられますね♪
庭でとれた甘夏やちょっと外れの甘夏の場合びっくりするほどすっぱいものもでてきます。あとでご紹介するようにアレンジもできますが、料理にフルーツが入るのが嫌いな方もいますよね。
すっぱい甘夏をそのまま食べたい場合は砂糖をかけ少し置くか、塩を付けて食べてみてください。砂糖はともかく塩!?と驚かれるかもしれませんが、品種改良が進む前のすっぱい夏みかんで使われていた食べ方だそうです。また、砂糖の代わりに写真のようにコンデンスミルクや蜂蜜などでもおいしいですよ♪
外の厚い皮を剥いたらあとは分けてフライパンへ
柑橘はどうしても剥くのが面倒に感じることもあります。そんな時におすすめな食べ方は、内袋ごと焼く(!)食べ方です。フライパンで焼き目がつくまで焼けば、中は甘みが凝縮されていて皮ごと食べられるぱりぱりジューシーな甘夏になります。ちょっと変わった食べ方ですが試す価値ありのおいしさですよ。
甘夏の甘過ぎない・すっぱすぎない天然の風味を生かした食べ方、体に優しい砂糖控えめのゼリーにしましょう♪足す砂糖は糖度に合わせて甘夏1つにつき大さじ1/2〜なしでOKです。あとはゼラチンで固めればお子様にも安心の自然なデザートができあがります。
甘夏は加工しやすい皮なのでマーマレードなども比較的作りやすい柑橘類です。また、甘夏はほぼ国産のものしかないので余計な農薬や防カビ剤などの心配も少ないのでぜひ皮までおいしい食べ方もチャレンジしていただきたいです。
マーマレードにする場合、皮の茹で溢しも二回ほどでほどよい苦さになります。食べきれるならばさわやかさを生かすために砂糖は25%ほどがおすすめです。もちろん長期保存する場合は50%以上にしてください。
甘夏寿司とは九州の甘夏生産値を中心に親しまれている食べ方で、合わせ酢に甘夏を加えてご飯と合わせ、さらに甘夏の身も混ぜ込むちらし寿司です。柑橘の中でも甘すぎない甘夏だからこそできる食べ方です。
フルーツと言うとデザートばかり浮かびますが、さわやかな甘夏は料理にも応用できます♪たとえば甘夏と人参は相性抜群で同じ頃に旬を迎える新人参とサラダ仕立てにする食べ方は、春を感じられる食べ方です。
買った甘夏が意外と酸味が強かった…そんな時はぜひドレッシングでの食べ方をお試し下さい。オイルと塩こしょう、そしてビネガーの代わりに甘夏を使ってドレッシングにしてしまいます。とくにホタテやタコなどのマリネにぴったりで、すっぱい甘夏がおしゃれな一皿に変身できる食べ方です。
皮を干して(身がよくないものなら丸ごとでも)ゆず湯のように湯船にいれると、いい香りとともに血行促進が期待できます。また、甘夏の皮の内側でかかとや肘をこするとすべすべになる効果があるそうです!甘夏の香りが好きなら余計にうれしい効果ですね!
最初に紹介した「紅甘夏」を含め甘夏からもさまざまな新しい品種が産まれています。甘夏よりも甘みがつよいものが多く、甘夏のような料理としての食べ方はされず、そのままデザートにしたりマーマレードにしての食べ方が多いようです。
甘夏からさらに枝変わりした「新甘夏」という種類も広がっています。甘夏よりもさらに甘みが強い新甘夏は、愛媛県の「サンフルーツ」、静岡県の「ニューセブン」、和歌山県の「田の浦オレンジ」などの名称で流通しています。
甘夏と文旦を掛け合わせた品種で静岡の名産「スルガエレガント」があります。甘夏よりも旬が早く、まろやかな香りとさわやかな甘さが特徴です。
甘夏はデザートや水菓子としてだけでなく、さまざまな食べ方ができる果物です。「フルーツだから」と決めつけずに料理や調味料にもぜひ活用していってください。暑さを感じ始める時期にぴったりのさわやかな風味が食卓を彩ってくれます。
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