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【淹れ方も解説!】長く美味しく!コーヒー豆の保存方法を見直そう!

その香りと味わいで癒しをくれる、コーヒー。インスタントではなくコーヒー豆から、なんていう方、コーヒー豆の最適な保存方法をご存じですか?この記事では、生鮮食品とまでいわれるコーヒー豆の保存方法を「なぜ必要なのか、何が最適なのか」という観点で簡単に解説します!

身体の奥まで行き届く。コーヒーの香りに癒されて…。

雨の日も晴れの日も、良い気分の日もそうでない日も、その香りだけで私たちを癒してくれる、コーヒー。人それぞれ好みの淹れ方があると思いますが、「コーヒー豆から」なんてこだわってみるのもよいですよね。
ただ、そんなコーヒー豆、実は「生鮮食品」といわれるほど、その保存には気をつけなければならないのです!ということで、まずはコーヒー豆の保存の大切さを解説していきます!

コーヒー豆は生鮮食品!?「置いておくだけ」は危険です!

皆さんは買って帰ったコーヒー豆の保存、どうしていますか?なんとなく、空気を抜いたり、冷蔵庫に入れたり。実際に効果があるかはわからないけれど、「とりあえず大丈夫だろう」という保存をしていませんか?
コーヒー豆は、生鮮食品です。その置かれている環境に敏感に反応し、合わない保存方法ではすぐに劣化してしまいます。劣化の主な原因は以下の4つです。

劣化の原因①「 水分 」

これは空気中の湿度も関係します。焙煎豆は多孔質(小さい穴がいっぱいあいているイメージ)で、 水分含有量も1~3%と、水分を吸着しやすい状態になっています。

劣化の原因②「 酸素 」

酸素と豆が触れることで、酸化という現象が起こります。保存方法として密封容器を使用していても、コーヒー豆以外の部分は空気であるため、酸化は起こります。
ちなみに酸っぱくなることを酸化と言うのではありません。 酸素と触れて起こる化学変化を酸化といいます。 コーヒーの場合、酸化すると結果として酸っぱくなることがあります。

劣化の原因③「 温度 」

保存している環境が高温であれば高温であるほど化学変化のスピードが上がるため、劣化のスピードも合わせて早くなります。

劣化の原因④「 紫外線 」

紫外線によって劣化が進むので、太陽光や蛍光灯の光も劣化の要因となっています。

より長く、より美味しく。コーヒー豆の保存方法はズバリこれ!

正直にいうと、コーヒー豆を購入して2週間程度であれば、そこまで神経質に保存方法を気にする必要はありません。
しかし、それ以降になると、味や香りに明らかな差が出てくるため、最適な方法でコーヒー豆を保存しましょう!

ジップロック × 冷蔵庫 =1ヶ月以上経ったコーヒー豆でも美味しい!

前述した、コーヒー豆が劣化する原因に対して、密封して低い温度で光に当てない保存をすることで、より長くコーヒー豆の美味しさを保つことができます!

豆を冷凍保存するということは、その気泡に溜まっている香りを冷凍で閉じ込め、できる限りの鮮度を保持し、粉の場合は繊維質の隙間に残る香り成分でもある炭酸ガスを閉じ込める鮮度を保つということになります。

出典:http://blog1.shima-coffee.com

その他の保存方法

ジップロック以外にも色々な保存方法があります。それぞれの利点や留意点を確認して、自分に合う保存方法を見つけましょう!

保存方法①「 クラフトバッグ 」

光を通さないので遮光性はあります。針金を使い口を3回ほど折って止めています。 空気を抜いて閉じることができますが、密閉性はあまり期待できません。

⇒おしゃれ好きな人、短期間でコーヒー豆を使い切る人におすすめ!

保存方法②「 アルミのチャック付き袋 」

遮光性があり、チャック付きなので密閉性もあります。 背面には中の空気を逃がすバルブ付きで、 焙煎したての豆が放出しているガスを逃がすために付けられています。 外からの空気は入りません。 空気を抜いてチャックすることができます。

⇒コーヒー豆を冷蔵庫に入れて保存するのが面倒な人におすすめ!(常温で短~中期間保存可能!)

保存方法③「 プラスチック製のボトル 」

飲み物を入れる用途もあるため密閉性はありますが、遮光性はありません。 またボトルに豆が満タンの状態であればいいのですが、少量の場合は空気の占める割合が多くなります。

⇒元々ボトルを持っていればそれを代用できるので、コーヒー豆以外の経費を節約したい人におすすめ!

簡単解説!コーヒーの美味しい淹れ方!

必要なもの

<材料>
 ①コーヒー豆
 ②お湯

<道具>
 ①コーヒーミル(コーヒー豆を引くもの)
 ②ドリッパー(ペーパーフィルターをセットする型)
 ③ペーパーフィルター(コーヒーの粉から成分だけを抽出するろ紙)
 ④ドリップポット(ドリッパーにお湯を注ぐポット)

美味しい淹れ方のポイント

☑分量は正確に!(コーヒー豆:お湯)
☑お湯は少し冷まして!(85~90℃)
☑お湯の注ぎ方は①蒸らして②ゆっくり③均等に!

手順

<コーヒー豆の準備>
 ①コーヒー豆の量を計る(1杯150ml分目安:コーヒー豆20g)
  ※品質によっても密度が異なるため、重さではかるのがポイント
 ②コーヒー豆を挽く(中~粗挽きがおすすめ)
 ③ドリッパーにセットしたフィルターに挽いた粉を入れる
 ④ドリッパーを軽くゆすり、平らにならす

<コーヒーの抽出>
 ①やさしくお湯を置くイメージで、粉の中心から円を描くようにお湯を注ぐ
 ②全体が湿る程度にお湯を注いだら、一度止めて約30秒蒸らす
 ③蒸らしが終わったら、再び中心からお湯を注いでいく
  ※この時、蒸らしで膨らんだ粉の高さをキープする事がポイント

 ⑤淹れたい量が抽出できたら、ドリッパーにお湯が残ったままの状態で外す
  ※注ぐお湯の量ではなく、抽出したコーヒーの量をはかることが大切
 ⑥最後にサーバーを軽く回して味を均一にして、温めたカップに注ぐ

飲むだけじゃ勿体ない!新鮮コーヒー豆のアレンジレシピ!

クラッシュコーヒー豆onアイスクリーム

材料
市販のアイスクリーム・・150ml程度
粗挽きコーヒー豆・・・・・・2〜3g

アイスクリームの甘みとコーヒー豆の苦みが絶妙にマッチ!大人の簡単おやつですね!

コーヒームース

材料
濃いめのコーヒー・・・・・90ml
ガムシロップ・・・・・・・・・3個(約40g)
生クリーム(7分立て)・・50ml
粉ゼラチン・・・・・・・・・・・5g
水・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量

説明不要の美味しさです!

コーヒー豆の保存方法をまとめてみて

コーヒー豆は鮮度が命。収穫から焙煎まで、丹精込めてつくられたコーヒー豆は生鮮食品であり、その保存方法には気をつけなければならないのです。

いかがでしたでしょうか。
肉の保存方法、魚の保存方法、野菜の保存方法と同じように、コーヒー豆にも最適な保存方法があるのです。決して「すぐ飲み切るから」と、コーヒー豆の保存方法を甘くみてはいけません。
コーヒー1杯には、そこに携わった方々のたくさんのこだわりが詰まっています。最後に美味しく飲むあなたにとって、この記事の内容がさらなるこだわりの一つとなれば幸いです!それではまた!

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