2016/05/19
Suuchi_07
北陸新幹線の開業により、更に便利になり金沢に行きやすくなってきましたね。金沢の郷土料理は上品と華やかさ、そして金沢の人々のおしとやかさも感じられるものばかりです。今回は、その金沢の郷土料理をいくつか紹介していきたいと思います!
江戸時代には、江戸幕府(約800万石と言われる)を除いて、大名中最大の102万5千石の石高を領した加賀藩(「加賀百万石」)の城下町として栄え、人口規模では江戸・大坂・京の三都に次ぎ、名古屋と並ぶ大都市であった。藩内の比較では壊滅した富山市などと異なり、第二次世界大戦中にアメリカ軍からの空襲を受けなかったことから市街地に歴史的風情が今なお残っている。
郷土料理だけではなく、観光地としても有名な金沢ですが、細い路地に昔ながらのお茶屋さんや古い町並みは日本人みなが共感できる美しい街ですね!
藩政時代、江戸、大坂、京都に次ぐ大都市であった金沢ですが、加賀藩百万石の治世のもと、独自の文化を築いてきました。古都の代名詞でもある金沢は郷土料理も上品でおいしいものばかりです。また、最近では北陸新幹線により、東京から3時間かからないということで地理的にも大変近く感じられる場所になりましたね。
では、金沢の郷土料理を見ていきましょう!
金沢を代表する郷土料理と言えば治部煮(じぶに)です。その名前の由来には諸説あるものの、キリシタン大名であった高山右近が加賀藩にかくまわれた時に伝えられたという和洋折衷の金沢料理。
小麦粉をまぶしたカモ肉に生麩、シイタケ、セリなどの季節の味覚を加えて煮込む郷土料理です。治部煮という名前の由来は、秀吉の部下の岡部治部右衛門が料理を紹介したという説、煮る時に”ジブジブ”という音がするからという説など色々あるようです。
金沢の伝統的な郷土料理ですが、昔はかなりの高級料理だったと言います。冬季限定の味覚でぶりを挟んだ青かぶを米こうじ、ニンジンなどの調味料とともに漬け込みます。かぶとぶりの絶妙な調和。ぱりっとした歯触りは、京都の千枚漬けとはまた違った趣の和の味わいを現代に伝えており、まさに郷土料理です。
金沢の郷土料理でもひと際豪快なのが香箱釜飯です。香箱ガニ(ズワイガニのメス)が、
1匹丸ごと入っていますが、これはカニの産地でないとほとんど出回らないもので、金沢ならではの郷土料理です。ふたを開けると一番に目に入ってくる甲羅、見た目だけでも満足な釜飯のビジュアル系で、カニのだしがたっぷりの郷土料理ですね♪
べろべろはショウガの効いただし汁に、溶き卵をいれ寒天で固めた金沢らしい上品で涼しげな郷土料理。「べろべろ」のほかに「えびす」とも呼ばれています。金沢では郷土料理としてだけではなく、お正月のおせち料理やお祭り、お祝いの席には欠かせない料理で、各家庭で少しずつ味付けが異なるそうです
金沢には結構おでんのお店があります。「源助大根」や「梅貝」、「車麩」、「カニ面」などの、金沢独特の郷土料理金沢おでんを是非試してみてください。カニ面は3で紹介した香箱カニが使われます。他県に比べて金沢のおでんは華やかで上品な印象を受けますね♪
加賀野菜(かがやさい)とは、石川県金沢市で生産される、金沢市農産物ブランド協会が「加賀野菜」と認定した野菜。「加賀」とは加賀国を指している。2007年現在、後述の15品目が認定されている。
金沢の郷土料理そのものではないですが、加賀野菜は金沢ならではの野菜です。
・加賀太きゅうり
・打木赤皮甘栗かぼちゃ(うつぎあかがわあまぐりかぼちゃ)
・金時草
・加賀つるまめ
などがあり、金沢の郷土料理には欠かせません。大きい意味での金沢の郷土料理といえるでしょう!
金沢の郷土料理について紹介してきましたがいかがでしょうか?古都金沢という通り、少し京都のようなはんなりした雰囲気もあって、それでいて甘美な魅力もある金沢の郷土料理ですが、ヘルシーで健康的なものが多いのも特徴です。
観光地としても有名な金沢に訪れた際には、皆さんも上記を参考にしておいしい金沢の郷土料理を心行くまでお楽しみください!
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