味噌汁健康法って知ってる?サプリを飲むなら味噌汁を食べよう!
味噌汁が健康に良いことは何となく知ってる人が多いのではないでしょうか。でも塩分も気になるし、何が健康に良いのか具体的にわからないし、とあまり積極的に味噌汁を食べていない人も多いはず。今回は味噌汁がもたらす健康効果についてまとめてみました!
誰もが知っていることかと思いますが、味噌汁は大豆を主原料とした「味噌」とかつおや昆布の出汁からできています。
味噌の原料、大豆単体でも健康食品として知られていますが、その大豆を発酵させた味噌は更に豊富な栄養を持つ食材となります。
味噌に含まれる栄養素は非常に多く、味噌の発酵度合いによっても変化します。
タンパク質、ビタミン類、酵素、葉酸、ナトリウム、マグネシウム、鉄、リン、亜鉛、ナイアシン、ヨウ素、銅、クロム、食物繊維、脂質・・・まだまだ数えきれないほどの栄養素が含まれているんです。
これらすべてがそれぞれに健康効果を発揮すると共に、味噌汁に入れる具材の栄養素もプラスされるのです。
1品でこれだけの栄養素を含んだ食品は非常に少なく、調理も比較的簡単な味噌汁は継続して摂取することもできるので、健康な体作りに適しているんですね。
名前の如く、味噌汁を食べて健康になる方法です。
国立がんセンター研究所の調査で、味噌汁を毎日食べる人は、全く食べない人と比較すると胃がんになる確率が50%も低いとの結果が出ています。
また、その他にも様々な健康効果が認められているんです。
味噌の原料、大豆には豊富な栄養素が含まれており、この大豆自体が健康に効果を発揮する他、具材によって更に健康効果が上昇するとされています。
このことから、味噌汁を毎日食べると健康的な体を作ることができると言われています。
味噌汁の健康効果① ガン予防効果
味噌汁に使われる味噌の原料、大豆にはトリプシン・インヒビターという物質が含まれています。
この物質は抗がん性物質のため、ガン予防に効果があると言われています。
味噌汁の健康効果② コレステロール抑制
こちらも大豆に含まれる成分による健康効果です。
大豆に含まれるリノール酸は、体の維持に不可欠な必須脂肪酸で、コレステロールを排出する効果を持っています。
このリノール酸は健康維持に重要な役割を持っているにもかかわらず、体内で作ることができない成分なので、味噌汁を食べることで積極的に摂取したいですね。
味噌汁の健康効果③ 胃腸保護
発酵食品である味噌は胃腸の活動を活発にする効果があります。
また、胃の粘膜を保護する作用も認められており、味噌汁を習慣的に食べている人は胃潰瘍など胃の病気が少ないという研究結果も報告されています。
また、具材を選ぶことで食物繊維を手軽に摂取することもできるため、腸内環境も整えられます。
味噌汁の健康効果④ 脂肪肝予防
アルコールを摂取し、肝臓がアルコールを分解する際に中性脂肪が合成されます。
この作用により、飲酒の習慣がある人は脂肪肝になりやすいと言われています。
味噌汁に含まれるサポニン、レシチンが肝臓の脂肪蓄積を防ぐ効果があります。
味噌汁の健康効果⑤ 糖尿病予防
人が保有するアディポネクチンというホルモンは脂肪燃焼や血糖値を下げる作用を持っています。
味噌汁に使われる味噌の原料、大豆にはこのアディポネクチンを増加させる効果があるため、味噌汁を習慣的に食べることで血糖値を低く保つことができます。
この健康効果は女性よりも男性に顕著に現れており、1日3杯以上の味噌汁を食べた場合に高い効果が出ているようです。
味噌汁の健康効果⑥ 骨粗鬆症予防
味噌汁にはカルシウムが多く含まれ、タンパク質も同時に摂取できます。
カルシウムは骨や歯を強くする作用があり、タンパク質には消化・吸収をよくする作用があります。
この2種の作用により骨粗鬆症予防に繋がると言われています。
味噌汁の健康効果⑦ 疲労回復
味噌汁にはビタミンB12も豊富に含まれており、神経系統の疲労回復や造血促進効果があることが分かっています。
疲労こそ健康の大敵、その日の疲れはその日のうちに取りたいですよね。
味噌汁の健康効果⑧ 脳の活性化
タンパク質、ビタミンB群を含む味噌汁は、脳の活性化に作用すると言われています。
頭の回転を速くする効果もあるため、朝食に味噌汁を摂ることが勧められています。
味噌汁の健康効果⑨ 血流改善
味噌汁により得られるレシチン、サポニンは、コレステロールを減少させ、血管内をきれいにする効果があります。
この効果により血流を正常に保ち、健康的なサラサラの血液になります。
血流の改善により、脳卒中や心疾患など様々な病気を予防することができるため、健康維持につながるんですね。
味噌汁の健康効果⑩ アンチエイジング効果
老化につながらう活性酸素を除去する抗酸化作用はアンチエイジング効果に欠かせません。
味噌汁の味噌には抗酸化作用を持つメラノイジン、イソフラボン、コリンなどが多数含まれていることから、アンチエイジング効果に期待されています。
味噌汁により体内から肌まで健康に保てるんですね。
味噌汁というと塩分の摂りすぎに繋がるのではないか、と心配する人がとても多くいます。
実際に味噌汁の塩分が気になり、食べることを控えたり、食べる回数を減らしたりした人もいますね。
実際、味噌汁1杯に含まれる塩分量は約1.4gと言われています。
厚生労働省が推奨する日本人のナトリウム摂取量は
男性 8g/日 未満
女性 7g/日 未満
となっています。
仮に3食味噌汁を食べたとしても、他の食事に注意することで推奨塩分量を超えることはなく、ましてや1杯の味噌汁であればまったく問題ない塩分量なんです。
また、日常的に汗をかく仕事をしている方や、夏の暑い季節には塩分が必要になるので、自分の生活スタイルと照らし合わせて考えることをおすすめします。
味噌汁の健康効果が絶大なことはおわかりいただけたかと思います。
通常味噌汁は「飲む」と表現しますが、今回は敢えて「食べる」と表現しました。
これは飲む味噌汁から食べる味噌汁へと変化してほしいという期待を込めています。
飲む味噌汁だけでも健康効果はたくさんありますが、多種多様な具材を入れることで、その健康効果は更にアップします。
残り物の野菜をたくさん入れるもよし、肉や魚を入れるもよし、自分好みの味噌汁を食べて健康になりましょう!