2016/06/07
りーかーまま
日本の朝食の定番である「納豆」。実は夜にこそ食べるべき食材の1つでした。どうして納豆は夜がいいのか。それは納豆の持つ素晴らしい効果を十分利用するためには、夜に取ることこそ意味があるからです。夜にこそ発揮さえるという納豆の効果、その理由を見ていきましょう。
納豆といえば、日本の朝食の定番メニュー。
実際朝に食べるという人が多いのではないでしょうか。
でも納豆がもつ効果は、実は夜に食べる方がより発揮されるというのです。
それはどうしてでしょう?
納豆にはナットウキナーゼというたんぱく質分解酵素が含まれています。
これは1980年に発見された納豆だけに含まれる特別な酵素で、血栓を予防し、血液をさらさらにする効果があると言われています。
しかもその効果は即効性や持続性にも優れているというのだから驚きです。
血栓は夜、睡眠後6~8時間が特にできやすいとされています。
一方ナットウキナーゼは効果の持続時間が10~12時間です。
つまり、ナットウキナーゼの持つ血栓予防の効果を、ちょうど血栓ができやすい時間帯に持続するように食べるのがポイントなのです。
というわけで、「納豆を食べるなら夜が良い」となるわけですね。
また納豆には、たくさんのビタミン類が含まれています。
中でも豊富なのが、美容ビタミンとも呼ばれるビタミンB2。
肌の代謝を助け皮膚を美しく保ち肌荒れを治してくれる効果があります。
ビタミンB2には他の効果もあります。
ビタミンB2は脂肪を燃やしてエネルギーにし、肥満を防止する役割を持っています。
さらに、体の細胞を老化させる過酸化脂肪の生成を阻止したり、あるいは分解する力も持っています。
美肌は睡眠中に作られると言われています。
それは睡眠中、美肌ホルモンが分泌されるから。
また納豆を食べることで腸内環境を改善してくれる効果も期待できますから、美肌やダイエットの点から考えても、納豆は夜食べるべき食材と言えます。
美肌効果も腸内環境改善の効果も睡眠中に得られるものであるならば、睡眠そのものにも効果があると嬉しいですよね。
納豆に含まれる成分に、ビタミンB12やアミノ酸の一種であるトリプトファン、GABAも挙げられます。
ビタミンB12は睡眠に欠かせないメラトニンの生成や吸収を助けてくれます。
またトリプトファンはセロトニンやメラトニンの材料となり、GABAは睡眠前の興奮状態を鎮め、眠りやすい状態へと導いてくれる効果がある成分です。
このように夜に納豆を食べることで、快適な睡眠を得る効果も期待できるわけです。
納豆の持つ素晴らしい効果を見てきましたが、いくつか注意も必要です。
納豆の持つ血栓を溶かす効果は、血栓症の人が飲む薬である「ワーファリン」との相性は最悪です。
納豆に含まれるビタミンK2が薬の作用を阻害してしまうからです。
そのため、この「ワーファリン」を飲んでいる人は納豆を食べることを主治医から止められていると思います。
当たり前の話ですが、納豆は大豆から作られます。
この大豆には大豆イソフラボンという栄養素が含まれているわけですが、
納豆を食べ過ぎる=大豆イソフラボンの過剰摂取
となってしまいます。
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをしてくれますが、摂り過ぎればホルモンバランスを崩してしまい、「月経異常」や「子宮内膜症」のリスクが高まってしまいます。
そしてなにより、納豆自体の持つカロリーの摂り過ぎにも注意が必要です。
納豆1パック(50g)あたり100キロカロリーです。
毎食毎に食べると仮定すると、1日3パックで300キロカロリーになります。
単純計算でいけば、1ヵ月で9000キロカロリーとなりますね。
ダイエットの味方・・・とはちょっと言えなくなってしまいます。
以上のことから、納豆は基本的に1日1パック(50g)、多くても2パックにしておくのが良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。
納豆の持つ効果は夜に発揮されることがお分かりいただけたかと思います。
夕食に納豆を1パック、是非食べることをおすすめします。
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