2016/06/07
az2az
様々な食物に含まれている「ポリフェノール」という成分。耳にすること、目にすること、多いですね。しかし、詳しく効能や効果まで知っていますか?どんな効能、効果があって、どのように摂取すれば効果的なのか?ポリフェノールについてまとめました。
赤ワインに含まれていることが一般的に知られているポリフェノール。実はポリフェノールとは、植物の樹皮や表皮、種子などに含まれる色素成分や苦味・渋味成分の総称で、自然界には5000種類以上存在すると言われています。様々な種類のポリフェノールがあり、それぞれで効能や効果は異なりますが、どのポリフェノールにも共通して「抗菌・抗酸化作用」という効能があります。
健康やアンチエイジングに興味のある方なら、「抗酸化作用」という言葉を意識していることでしょう。そもそも、老化の現象とは、全身の細胞から発生する活性酸素が身体を酸化させてしまうことです。すなわち、活性酸素の発生を防ぐことができれば、老化を食い止めることが可能ということになります。
非常に攻撃的で毒性の強い活性酸素
活性酸素は、実は体にとっては悪い作用だけではありません。体内の酵素反応を促進させたり、強力な殺菌作用でばい菌を殺して病気になるのを防いでくれたりと、体にとって大切な作用も持っています。ところが、活性酸素は多すぎると、ガンを引き起こしたり、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、高血圧の原因となってしまいます。また、紫外線によるシミも活性酸素が関わっています。
ポリフェノールの過剰摂取は基本的には特に問題はありません。摂取量の目安としては、1日に1500㎎。それぞれの成分を取るには、それぞれの食品を摂取する必要があります。そのため、ポリフェノールを効率よく摂取するにはサプリメントで摂ることもお勧めです。
ポリフェノールが欠乏すると、体内で発生する活性酸素が除去できなくなるため、様々な病気にかかりやすくなります。ポリフェノールは抗アレルギー作用もあり、欠乏するとアレルギーの原因であるヒスタミンを抑えることができなくなってしまい、アレルギー症状が出やすくなります。不足しないようにしっかり摂りたいですね。
ポリフェノールの種類と効能: カカオマス・ポリフェノール
チョコレートやココアの原料であるカカオ豆に含まれているポリフェノールで、悪玉コレステロールの酸化を防ぐと共に血液をサラサラにすることにより、動脈硬化を予防する効能があるとされています。その他にも認知症の予防にも効果があります。
ポリフェノールの種類と効能: アントシアニン
ブルーベリー・ぶどう・紫芋などに含まれているポリフェノールで、代表的な効能としては、疲れ目の予防や視力の改善に作用する効能があるとされています。
ポリフェノールの種類と効能: カテキン
緑茶の主成分となっているポリフェノールの一種で、継続的に摂取することで体脂肪を減少させる効能があると考えられています。その他に、コレステロールを減少させてくれる働きもあります。
ポリフェノールの種類と効能: ウーロン茶ポリフェノール
ウーロン茶に含まれているポリフェノールであり、リパーゼと呼ばれる脂肪分解酵素の働きを阻害することから、脂肪が吸収されにくくなり肥満予防に繋がる効能があると考えられています。
ポリフェノールの種類と効能: りんごポリフェノール
りんごに含まれるポリフェノールで、血中の中性脂肪値の上昇を抑える効能があります。また、肥満の予防・解消などダイエットに繋がる効能も期待できると言われています。その他にもシミやソバカスの原因となるメラニンの生成を抑制してくれる作用があります。
ポリフェノールの種類と効能: 大豆イソフラボン
大豆に含まれるポリフェノールの仲間で、更年期障害の諸症状の緩和作用や骨粗鬆症の予防が期待でき、その他にもガン細胞の増殖を抑制する効能があると言われています。
ポリフェノールの種類と効能: エラグ酸
イチゴ・ラズベリー・ザクロ・やナッツ類などに豊富に含まれるポリフェノールで、抗酸化作用以外にメラニン色素の生成を抑制する作用があることから、お肌のシミやソバカスの発生を抑えて美白効果があると考えられています。
ポリフェノールの種類と効能: ロズマリン酸
シソの葉・ローズマリー・レモンバームなどシソ科の植物に多く含まれているポリフェノールで、過剰に反応してしまう免疫機能を正常にする作用があることから、さまざまなアレルギー性疾患に有効な効能があると考えられています。
ポリフェノールの種類と効能: クロロゲン酸
コーヒー豆やゴボウに含まれるポリフェノールで、肥満の予防・改善の効能が挙げられます。
ポリフェノールの種類と効能: レスベラトロール
赤ワインに含まれるポリフェノールの一種で、睡眠覚醒サイクルを改善してくれる効果が期待できます。そのため赤ワインを飲むと質の良い睡眠がとれると言われています。
ポリフェノールの種類と効能: ルチン
そばに含まれるポリフェノールの一種で血管強化などの効能があると言われています。
毎日摂取すること!
せっかく意識的にポリフェノールを生活の中に取り入れる事ができたとしても、毎日摂取しないとあまり意味がありません。蓄積されることはなく、毎日消化されてしまうのです。1日3食バランスよく、違う食べ物から摂取していくのが望ましいですね。
調理法で効果的に!
火を通したことによる成分の差は特に問題ないのが、ポリフェノールの利点。生で食べるよりも、火を通した方が野菜が小さくなって単純にたくさんの量を食べることができますね。茹でたり炒めたりして、たくさんの量を食べるようにしてみてくださいね。
様々な野菜や果物に含まれているポリフェノール。それぞれの効能を知ることで、より食事に意識が向いてきますね。そして、正しく摂取することで様々な効能が期待できます。多くの食材からバランスよく摂取し、健康な錆びない身体を作っていきましょう。
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