2016/06/07
az2az
黒にんにくは、ここ数年でメジャーになり、様々なサプリメントにも加工されていますね。身近な食品になってきたものの、効能や味など黒にんにくの魅力を知らない人もまだまだたくさんいますよね!今回は黒にんにくの歴史や味、効果、効能までたっぷりまとめました!
黒にんにくは生にんにくを熟成させて作られた、「不思議な黒い果物」とも呼ばれている効果や効能がたっぷりの健康食品です。
生にんにくにはごく少量しか含まれない「S-アリルシステイン」「シクロアリイン」「ピログルタミン酸」などを豊富に含み、様々な効能が期待されています。
黒にんにくは生のにんにくをしっかりと管理された高温、多湿の環境で約1か月熟成させることで生まれます。
これは食品添加物などは一切しておらず、自己発酵の力のみで変化しています。
にんにくと言えば「青森県」ですが、黒にんにくの発症は三重県と言われています。
青森県でも2005年までは三重県で製造された黒にんにくのみが販売されていました。
その後2006年、青森県産の黒にんにくが誕生します。
熟成したことで、にんにく自体の糖度が増加しているので、ドライフルーツに近い食感になっています。
また、にんにく特有の臭いがほとんどなくなっているので、そのまま食べることができてしまいます!
食べると甘酸っぱいような香りがして、ドライフルーツのプルーンのような味がします。
「美味しい!」という人と、「まずくはない」という人とに分かれるようですが、とにかくいままで食べてきた生のにんにくとはまったく別物と考えてください。
生にんにくを熟成させ、黒にんにくにすることで変わるのは色だけではないですよ!
・にんにく特有の臭いがほとんどなくなる
・糖度が上がり、食べた時に甘さを感じるようになる
・アミノ酸が増加する
・「S-アリルシステイン」が増加する
・協力な抗酸化作用を持つようになる
・ポリフェノールが増加する
・免疫力向上作用が高まる
これらが黒にんにくがたくさんの効能を発揮する理由に繋がるんですね!
また、様々な研究により下記のような数値報告もあります。
・13種のアミノ酸が増加
・炭水化物含有量が1.7倍に増加
・S-アリルシステインが8倍に増加
・ポリフェノールが8倍以上に増加
黒にんにくは健康増進を目的とした研究をしている過程で生まれた食品と言われており、生にんにくよりも多くの効能が期待されています。
現在も効能に対する研究は続いていますが、現時点で報告のある効能についてまとめました。
黒にんにくの持つ効能で一番有名ともいえる効能です。
黒にんにくに含まれるミネラル、アミノ酸が体内に蓄積した疲労を回復させます。
近年注目を集めている血管年齢ですが、老化に伴い血管や血液の健康が失われていきます。
黒にんにくは血行不良の改善、血液をサラサラ効果、血管拡張作用が確認されており、血液の循環をよくする効能があります。
血液サラサラ効果、血管拡張作用により、血液の流れや心臓のポンプ機能を保ちます。
高血圧や心筋梗塞などの病気予防に最適です!
活性酸素はシミ、シワの原因になります。
黒にんにくはこの活性酸素を除去する働きが強く、美肌に効果を発揮してくれます。
黒にんにくには新陳代謝向上に欠かせない成分、ミネラルが豊富に含まれています。
新陳代謝を向上させることは、体を健康的に保つうえで必要不可欠ですね!
黒にんにくは強い抗酸化力をもっており、増加したポリフェノールも手伝い、活性酸素を除去する効能があります。
この活性酸素を除去する効能はガンの発生や転移を抑えたり、血中コレステロールの上昇を抑制する働きがあります。
抗菌、抗ウイルス、抗アレルギーなど薬と似た効能が期待されています。
黒にんにくは薬のような効能を持つ食品です。
食べたことのない人は、その効能から食べにくい味だと思われがちですが、とっても食べやすいんですよ。
そのため、黒にんにくを摂取している方のほとんどは、皮をむいてそのまま食べているようです。
食事の付け合わせはもちろん、おやつやお酒のおつまみにもなります。
生にんにくのような特有のクセがないので、どんな料理にも材料として使うことができます。
みじん切りにして炒めたり、煮たりして食卓へ出すこともできますし、スライスした黒にんにくをトーストやサラダに乗せて食べるのもいいですね。
また、甘味がありドライフルーツのような食感ですので、クリームチーズやヨーグルトと一緒に食べるのもおすすめです。
手軽に美味しく食べてその効能を実感してください!
黒にんにくの効能を最大限に引き出すための、食べ方や量を知りたい方が多いようです。
黒にんにくは薬と似た効能があるものの、あくまでも食品です。
そのため、薬のように食前、食間、食後など決まったタイミングはありません。
基本的には食べたい時に食べて良いんです。
人により量は様々ですが、一般的には疲れを感じた時に1~2片食べる方が多いようですが、中には毎日1~2片食べ、疲れを感じた時には3~4片食べるという方もいます。
初めて食べる方は少ない量から始めて、自分の体を相談しながら増やすと良いですね。
また、一定期間集中的に食べるよりも、少量でも長く継続して食べる方が有効と言われています。
1日3片、1か月食べ続けるよりも、1日1片を3か月食べる方が効果、効能が現れやすいのです。
黒にんにくは薬ではありませんので、副作用はありません。
しかし、食べすぎることで胸焼けしたり、下痢になったりすることがあります。
これは黒にんにくに限ったことではなく、健康食品だからと言って、大量に摂取すれば健康効果が高くなるということではありません。
実は黒にんにくは家庭でも作れてしまうんです!!
ポイントはたった3つだけ!
黒にんにくは生のにんにくを熟成させることで、高い効能を持つようになります。
その熟成に使う道具こそ、各家庭に1台はあるであろう炊飯器です。
作る時は炊飯器の保温機能を使います。
黒にんにくには特有の臭いがほとんどないことは既にお伝えしましたね。
あくまでも熟成した黒にんにくだから臭いがないんです。
黒にんにくを作る過程では想像以上のニオイが出ます。
作り始めて5日程度はニオイが発生するため、人の迷惑にならない場所で作ることが必須です。
日常的に黒にんにくを作っている人は庭やベランダなど、敷地内の屋外で作っているようです。
実はこの場所の確保が一番の難関かもしれません。
さほど気にすることではないんですが、失敗談で多いのがこの水分量です。
水分量が少ないと完成した黒にんにくは固く、食べられないものになってしまいますし、逆に水分量が多すぎるとベチャベチャして市販の黒にんにくのような食べ方ができなくなってしまいます。
にんにくそのものが持つ水分量も時期によって異なります。
5月~7月の収穫期に採れた新物は水分含有量が多く、黒にんにくにするのには向きません。
乾燥処理まで終わった9月頃のにんにくは水分含有量が少ないので作りやすいようです。
1.株ごとにんにくを洗う
2.炊飯器の底にスノコなどを置く
3.にんにくを包める程度の新聞紙、キッチンペーパー、アルミホイルなどを敷く
4.にんにくを炊飯器に入れる
5.炊飯器を「保温」にする
※炊飯はしないでください!
6.10日~2週間程度保温を継続する
※加熱ムラをなくすため、5日~1週間程度でにんにくをひっくり返す
※炊飯器の底に水が溜まっている場合は捨てる
7.一定期間経過したら、保温を止め、にんにくを取り出す
たったこれだけで完成です!
完成後、常温で10日ほど熟成させるとより美味しくなると言われています。
継続して食べ続けるには市販のものでは経済的に厳しいですよね。
自分で作れる健康食品で、これだけの効能を持つ黒にんにくはとても魅力的ですね。
黒にんにくはとても食べやすいうえ、効果や効能に大きな期待ができる食品でしたね。
今はサプリメントなど便利な市販品も増えましたが、継続して摂取することはやはり経済的な負担になります。
その点、黒にんにくは自宅でも作れる優れもの!
健康年齢をあげ、楽しい生活を送るために黒にんにくの効能は最適です。
是非、試してみてくださいね!
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