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明日から玄米が食べたくなる!玄米パワーの効果はすごすぎる

日本人が古来から主食としている玄米には、わたしたちが健康になるための効果のある栄養がいっぱいです。玄米にはどんな秘められたパワーがあるのか?もう一度玄米の良さを見直し、その栄養がもたらす効果を毎日の食生活に取り入れましょう。

古来から日本人の主食は米でした

「古来から米」って、当たり前に感じることかもしれませんが、これはとても大事なことなんです。
わたしたちの体を作っている細胞の中には染色体という組織があり、染色体を作っているのはDNAと呼ばれる遺伝子です。

その遺伝子には目の形や骨の数、髪の色などたくさんの情報が入っていて、わたしたちの体は遺伝子の情報によって組み立てられています。
日本人が日本人特有の外見や性質を持っているのも、その情報が遺伝子に記憶されているからです。

パンダが笹を主食として生きていられるのも、ライオンが野菜を食べなくても十分な栄養を摂ることができるのも、それがそれぞれの遺伝子に組み込まれている情報によって成り立っているからです。

わたしたち日本人は古来から米を主食としていて、その栄養を中心に体が作られるという遺伝子の情報を持っています。
玄米を効果的に食べることは、日本人が本来持っている体を、健康的に維持するためにとても大切なことです。

玄米はお米の栄養を丸ごと食べられる

玄米は米からもみ殻を取り除いただけのもので、栄養的には白米の何倍ものビタミンや食物繊維を含みますので、健康な体を作ることにとても効果があります。

玄米の効果① 玄米にはビタミンB1が豊富

玄米についている胚芽やぬかには、白米の5倍ものビタミンB1が入っています。
ビタミンB1は炭水化物をエネルギーに変える働きがあり、ダイエットにも効果があります。
また健康な皮膚を作る働きがありますので、美肌にも効果があります。

玄米の効果② フィチン酸は、活性酸素をやっつけてくれる効果アリ

精米すると取り除かれてしまう胚芽部分には、フィチン酸が含まれています。これは強い抗酸化作用を持つ物質で、老化の原因になる活性酸素を抑える効果があり、細胞の老化を強力に防止してくれます。
胚芽のついたまま食べられる玄米だからこそ期待できる効果ですが、活性酸素は細胞を傷つけ、体を病気の状態にしていきます。抗酸化物質を効果的に体に取り入れて、健康な細胞を作りましょう。

玄米の効果③ 老化防止に効果的なビタミンEやリノール酸

玄米に含まれるビタミンEやリノール酸も、若返りの栄養素と言われ、酸化防止に効果があります。
加齢やストレス、体や内臓を動かすだけで発生する活性酸素を、協力に抑え込む効果が期待できます。

活性酸素の発生を止めることはできませんが、それを最大限に抑えることにより、体の老化を抑えることができます。
そのためには抗酸化作用のある物質を多く取り入れることが必要で、玄米は毎日の食事で効果的に摂取することができます。

玄米の効果④ 食物繊維は老廃物を排出する効果抜群

食物繊維の働きとして知られるのは、便を出やすくして不要な老廃物を排出することです。老廃物が効果的に排出されると、腸内の環境が整ってきます。
腸には脳に次ぐ神経細胞が多く集まっており、腸内環境が整うことで自律神経の低下が抑えられ、また腸内の悪玉菌が減ることで免疫力の低下を防止する効果も期待できます。

玄米の効果⑤ よく噛むことは消化吸収に効果大

白米に比べて食物繊維の多い玄米は、よく噛むことが必要です。
食物の消化吸収は噛むことから始まります。噛むことにより多く分泌される唾液にはでんぷんを分解する効果を持つアミラーゼをはじめとする消化酵素が含まれています。
噛むことはわたしたちの体にとってとても大切なことで、満腹中枢も刺激して体のバランスを取ろうとする効果があります。

現代の食生活は噛むことを必要としない柔らかい食べ物が多くなり、唾液の分泌が少なくなるドライマウスの症状が問題となっています。
唾液と良く混ざり合わないまま体内に入った食物は、体内の消化器官にそれだけの負担をかけますので、よく噛むことを必要とする玄米を食べることによって、消化器官の負担を減らし、消化器官が活発に働くことにつながる効果もあります。

明日、玄米ご飯を食べる!

ここまで読んでくださった方の中には、「よし!明日から玄米ご飯を食べてみるか」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
調理器具は炊飯器でも土鍋でも、圧力鍋でも、なんでもかまいません。炊飯器は「玄米モード」があるならその指示どおりに、圧力鍋もその鍋の説明書に従って炊いてください。

ここでは手軽に用意のできる、小さめの土鍋を使った玄米の炊き方をご紹介します。

玄米は研ぐ必要はありませんので、ごみを取り除くために数回さっと洗って水に浸けておきます。
朝炊くなら前の日の晩に、夜に炊くなら朝のうちに浸けておきます。丸一日浸けておいても良いです。長時間浸水することで玄米に十分な水分が行きわたり、胚芽が活性化されて発芽状態に近づくために玄米の成分を変える効果があり、よりおいしく食べられるようになります。

玄米を炊くときには少しの塩を加えると、おいしく柔らかく炊き上がります。玄米2合に対して塩が小さじ1/2の割合です。

水分量は鍋によって変わりますが、土鍋なら2合で500mlの水を加えます。

土鍋に浸水させた玄米、水、塩を加えたら、かき混ぜて塩を溶かします。ふたをして土鍋を中火にかけ、沸騰を待ちます。
土鍋が割れないように、強火にかけてはいけません。

沸騰したら土鍋のふたの穴から、勢いよく蒸気が噴き出しますので、火を弱めます。弱火にして25~30分炊いて蒸気がなくなり、ふたのふちの泡もなくなると、火を消す前に10秒ほど強火にします。
そのあと10分くらいふたをしたまま蒸らせばできあがりです。

毎日少しずつ、玄米の栄養を効果的に取り入れる

玄米は米の種ですから、そこには植物が一本生えてくるだけのたくさんの栄養が詰まっています。そしてその栄養は、日本人の体にとって完全に近い栄養食ですから、玄米の栄養を効果的に摂ることは健康にとってとても大切です。

難しそうに思えた玄米食も、慣れてしまえばかんたんです。
明日から、さっそく、始めてみませんか?

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