2016/04/26
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冬になると鍋料理で使う土鍋。しかし重たかったり使い方が鍋料理だけだったりでいつのまにか戸棚の奥底に…もはや冬にもでてこない土鍋はありませんか?趣があり保温性も高い土鍋を活用しないのはもったいない!土鍋の知られざる使い方をお教えします♪
小さいものなら百円から買える土鍋、おうちにありませんか?結婚や一人暮らしのタイミングでいただくこともありますが、そのきちんとした使い方はご存知でしょうか?普通の鍋とは違う気を付けなければならない注意点を最初におさらいしましょう。
割れてしまう恐れがあるので急激な温度変化が起こるような使い方はNGです。
空焚きや強い火加減、熱い状態で水に浸けたり濡れている状態で火にかけたりといった使い方をすると突然まっぷたつに割れてしまうこともあり危険ですので注意しましょう。
まずは土鍋の細かい穴を塞ぐ作業である「目止め」を行います。以下のどの作業でもOKです。
・8分目までお米のとぎ汁を入れ、15分ほど沸騰させる
・大さじ2杯の小麦粉または1つかみのお米を入れて、水8分目で15分ほど沸騰させる
・お粥を作る
土鍋は吸水する性質があるので洗剤まで吸着してしまいます。柔らかいスポンジを使い、水またはぬるま湯で洗ってください。とくに洗剤を入れた水への浸け置きは避けましょう。
使い方の注意だけ守ればあとは普通の調理器具と同じです。
特性を生かしてよりおいしくなる使い方もたくさん!その一部をご紹介します。
鍋料理の次に浮かぶ使い方はこれではないでしょうか?最近は炊飯用の土鍋も売っていますが、もちろん普通の土鍋でも炊くことができます。
土鍋で炊くと分厚い底によってゆっくりと火が通り、蒸気を上手く逃がしてくれることでべちゃっとならずにおいしく炊きあがります。
スイッチ1つ…というわけにはいきませんが意外と簡単な土鍋での炊飯方法です
1.お米をといで30分ほど浸水・その後ざる揚げして水を切る
2.二合に対して400ml、三合に対して600mlほどの水加減をし、中火にかける
3.沸騰したら弱火にして15分炊き、仕上に10秒ほど中火にかけて蒸らしたらできあがり
土鍋によって火の伝わり方が違うので、水加減はちょうどいいところを探してくださいね。
ふっくらしっとり炊きあがったご飯の味はもちろんですが、土鍋ごと食卓にだしても様になるのがうれしい使い方です。おいしいご飯が食べたい時にぜひお試しください。
土鍋は鍋料理以外の使い方でも特性をいかして活躍することができます。
土鍋以外の調理器具よりよりおいしく、より上手にできる調理法をご紹介します!
ゆっくり熱を伝える特徴と保温性が高く余熱調理も得意とする土鍋は、煮物の調理という使い方にぴったりです。じっくりと時間をかけて火を通すので肉や野菜は大きめに切って煮込むのがオススメです。
土鍋にお湯を沸かして蒸し器代わりにする使い方です。土鍋は底が厚く小さな気泡で沸騰するので直接並べてもすが入りにくいようです。
茶碗蒸しの他にもプリンや蒸しパンなどにも応用が利きます♪一度沸騰してしまえば余熱が続くので頃合いを見て火から下ろしてしまっても大丈夫!
土鍋はそのまま食卓に出しても雰囲気がでるのを利用して、器としての使い方も面白いですよ。
大きい土鍋はパーティーなどの大皿料理にぴったり。とくにふたを開けたときに色合いのコントラストがきれいなサラダは盛り上がります♪あえて鍋のように盛りつける寄せ鍋風サラダは持ち寄りパーティーなどにおすすめです。
丸ごと茶碗蒸しも土鍋を器とした使い方ですね。大きな茶碗蒸しはそれだけで豪華でテーブルに華をそえます。丸ごと茶碗蒸しの場合は土鍋の入る中華鍋にお湯をわかして蒸し上げてください。もちろんプリンでバケツならぬ土鍋プリンもできますよ♪
最後は思い切って料理から離れた使い方を。
小さめの土鍋ならば多肉植物の寄せ植えにぴったりです。大きいものを植木鉢として使っている方も。ひびが入って料理には使えない場合の再利用にもなります。
どんぶり金魚がはやっているようですが、ふたが割れてしまった土鍋も適任です。また、金魚は飼っていなくても水草でミニアクアリウムにしたり、ビー玉等を入れて涼しさを演出する使い方をしている方も!
いろいろな土鍋の使い方、どうでしたでしょうか?
もちろん土鍋のスタンダードな使い方は鍋料理ですが、その他にもさまざまな調理法や器としての使い方、さらにはインテリアとして取り入れる使い方をご紹介しました。
他にも土鍋を丸ごとオーブンに入れて焼き上げたり土鍋でパンも焼けるそうです!また、猫の寝床にする使い方もはやったことがありますね。使い方次第でご飯もおかずもスイーツも作れる土鍋。もし使われずに眠っている土鍋がありましたら、ぜひいろいろな使い方を試してみてください。
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