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ひとつ持っておくと便利なキャセロール。多様な使い方6選!

ル•クルーゼでもおなじみの鋳物ホーローウェアのキャセロール(ダッチオーブン)。いったいどんな使い方があるのでしょうか?西洋では家庭にひとつはあるという調理器具、キャセロール。人気の秘密はその多様な使い方にあるようです。基本の使い方を見てみましょう。

そもそもキャセロールとは?特徴を知ってこそ使い方が理解できる!

元々キャセロールとは、オーブンで使用可能な耐熱性のある深めの皿を指し、ガラス製、陶器、鋳鉄と素材も様々です。歴史と共に料理のスタイルとしてその名前を使用するようにもなり、マカロニ&チーズやラザニアも代表的なキャセロールです。使い方はオーブンでの利用だけ?いや、それだけではないようです。

日本ではダッチオーブンや鋳物ホーローウェアがキャセロールとして一般的に知られています。ずっしりとした重さと厚みが特徴で、ムラのない熱伝導力がおいしさの秘密を握ります。では、その使い方をご紹介していきましょう。

キャセロールの使い方1:つやつやピカピカ一段階上の白飯

土鍋で炊いた白米が炊飯器で炊いたものよりも格別に美味しいのは誰でも知っています。キャセロールは土鍋同様、ゆっくり、じっくり炊けるのでごはんの旨味と甘みを引き出してくれます。重厚な蓋は鍋の中の圧力を高め、シャキッと粒だったごはん炊き上げるのです。キャセロール初心者には嬉しい使い方です。

キャセロールの使い方2:煮込み料理

普段の肉じゃががこんなにも美味しくなるとは!

キャセロールの重厚な蓋は、蒸気を逃しにくく、素材本来の旨みと栄養分を引き出します。よって、素材の水分を活かした無加水調理が可能です。こちらも初心者には嬉しいキャセロールの使い方です。基本を理解すれば、応用のきく使い方でもあります。

コクの深い本格ビーフシチュー

キャセロールの良いところは、エナメル加工があるため、肉を焼く段階で鍋に張り付いたり焦げ付くことがありません。熱伝導に優れているため均一にじっくり煮込むことができ、また、オーブンセーフなため、コンロで一通り煮た後は、オーブンへ移動させての仕上げることもで一段と風味が深まります。

キャセロールの使い方3:揚げ物に最適!

パリッとサクッとがキーの揚げ物には煙点の高い油の使用が基本であることはご存知かと思います。例えばグレープシードオイルやピーナッツオイルです。キャセロールは耐熱性や均一な熱伝導性に優れているため、天ぷらや唐揚げはもちろん、ドーナツやフレンチフライなど揚げ物全般に適しています。深めタイプのキャセロールの使い方です。

キャセロールの使い方4:オーブンロースト

鍋ひとつで夕食完成。ローストチキンが簡単に!

丸ごとの鶏をハーブやスパイスのきいたブライン液に浸したり、ジャムやジェリーなどで味付けすれば、キャセロールひとつで簡単にローストチキンができてしまいます。使い方は、コンロの火で少し炒め煮た野菜をキャセロールの底に敷き、鶏の足をキッチントワイン(料理用糸)で結び野菜の上に乗せます。蓋はせずに200度の予熱したオーブンで焼き、料理用温度計を胸、ももなどに刺し、70度に達していること必ず確認しましょう。食卓に出す前に肉汁を全体にまわせるために必ず10分ほど休ませ、この時に蓋をすると良いでしょう。

キャセロールの使い方5:パンを焼く!

手こねいらず=手間いらずのパン

こねて、丸めて、一次発酵させ、ガスを抜き、ベンチタイム後、成形し、二次発酵を経てやっと焼く、という大変手間隙のかかるパン作り。酵母から自分で作るとなれば尚更です。しかし、手捏ねもいらない、インスタントイーストとキャセロールでできるパンもあります!キャセロールの使い方は、底にパーチメントペーパーを敷くことをおすすめします。基本は蓋なしで焼きますが、蓋の利用は熱伝導の調整に便利です。

キャセロールで作るシナモンロール

シナモンロールもインスタントイーストの短時間発酵で、キャセロールを使えば簡単にできちゃいます。温かいままでも冷めても美味しいキャセロール式シナモンロールは、そのまま持ってピクニックに出かけたいくらい可愛くおしゃれです。

キャセロールの使い方6:焼き菓子

キャセロールでパイやタルトを焼く使い方

優れた熱伝導性の特徴を利用してキャセロールで焼いたパイやタルトのクラストはサクサクに仕上がります。キャセロールはスキレットタイプがおすすめです。こうしたキャセロールの使い方は、素朴で田舎風なプレゼンテーションに向いていますね。

キャセロールを使ってケーキを焼いてみる!

鋳物ホーローのキャセロールは熱回りが良いので、オーブンで焼くケーキ作りに活躍します。使い方は、パーチメントペーパーを敷き、各レシピに従って下準備したバターを注ぎ入れ、予熱したオーブンで焼くだけです。焼き終わると、直にケーキを持ち上げず、キャセロールの中で30分ほど放置し、その後ラックに移し、完全に粗熱を取りましょう。パーティーやピクニックには、キャセロールに移し戻すと移動に便利な使い方です。

キャセロールの多様な使い方まとめ

キャセロールの使い方6選、いかがでしたか?持っていたけど使い方がよく分からなかった方、または使い方にマンネリ化していた方に新しい使い方のご紹介ができたなら幸いです。もちろん炒め物も最も簡単な使い方ですし、健康やエコのため電子レンジのない生活をなさる方には耐熱性のあるキャセロールは必需品です。使い方を理解すれば多用途なキャセロールは本当に便利で、非常に丈夫なため長く使えることも嬉しいです。

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