2016/01/22
Kerokeropone
2016/05/20 更新
ふわふわの手ごねパンを作ってみたいと思うけど、どうやったら上手にできるんだろうとか、作ったけど失敗したって方は多いのではないでしょうか?パン作りに大切なガス抜きしてますか?ちゃんとガス抜きをすれば、ふわふわできめ細かいパンが出来上がりますよ~♪
出来立てのパンはとってもいいにおいで良いですよね。
家で手作りすれば、いつでも出来立てのパンが食べられます。
でもその工程は、材料を準備して計量してこねて……といろんな工程があります。
みなさんはパンを手作りする時、きちんとガス抜きをしていますか?
ガス抜きって何?って思っていませんか?
たくさんの工程を経て、ようやく完成した出来立てパンなのになぜかふわふわにならない。
ちょっとアルコールっぽい匂いがする等、そんなことってありませんか?
手作りパンはきちんとガス抜きすれば、きめ細かくてふわふわになるんですよ。
では、パンを作る上でなぜガス抜きが必要なのかみてみましょう。
パンのガス抜きとは、イースト(酵母)が発酵する時に発生する気泡である炭酸ガスをパンチによってつぶし、炭酸ガスを生地の外に抜く工程のことです。
パン生地に発生した炭酸ガスを生地全体に分散させて、イーストが活動するために必要な空気を取り入れるのです。
ガス抜きは、パン生地の中の温度を同じくらいにするためもあります。パン生地は発酵させていると外側の温度が高くなりますが、中心の温度はそのままなのです。外側と中心で温度が変わってくるのでその温度差をなくすためにガス抜きをするのです。
ガス抜きは、膨らんで弾力がなくなった生地に弾力性を与えて強い生地にします。
パン生地の目を細かくするだけでなく、パン生地に刺激を与えてパンをふっくら焼き上げる効果があるんですよ。
パンのガス抜きは、パンを作る工程においてとっても大切なんです。
パン生地は、一次発酵で炭酸ガスやアルコール成分が発生します。
パン生地をガス抜きしないと、パン生地のキメが粗くなって、パンを焼きあげた時、アルコール臭がすることがあるんです。
過発酵という状態になったパン生地は、アルコール臭がしたり、イーストの匂いが強く、酸っぱい匂いがします。
ふくらみが悪くなって陥没したり、パンが穴だらけのスカスカ状態になったり、食感が悪くなったり、焼き色がつかなくなったりします。
パンがおいしくふくらむために必要な発酵で出る炭酸ガスって、ややこしいですがガス抜きをすればおいしくなるんですね。
パン作りの工程は
材料準備・計量→こねる→丸める→一次発酵→ガス抜き→ベンチタイム→ガス抜き→成形→二次発酵→焼きあげとなります。
一次発酵のあとのガス抜きは、発酵時間が1時間以上と、長くなる場合は発酵途中でガス抜きを行うと炭酸ガスのたまりすぎを防げます。
なので一次発酵の後のガス抜きは、とても重要な作業になります。
ガス抜きを上手に行うには、パン生地を強く押さえないことです。
小さいパンを作る時は、一次発酵の後生地を取り出し、裏返してから台に打ち粉をまきます。
それから少しのばして、四隅から生地を丸めなおすだけでガス抜きができます。
発酵時間の2/3を目安にガス抜きを行うのが良いでしょう。発酵時間が3時間以上と、長い場合は
1時間ごとにガス抜きを行うと効果的です。
ベンチタイムの後のガス抜きは、焼き上がりを意識してガス抜きを行います。
一次発酵の時のガス抜きと同じく強く押さえると生地が傷むので、やさしく押さえながらガス抜きします。
大きい気泡があるとパンの焼き上がりの時に、パンに穴が開くのでベンチタイムの後のガス抜きは、大きいガスを抜くことを意識して行うのが良いでしょう。
ベンチタイムのガス抜きは、成形の工程の一環になります。
いかがでしたか?パンを作るにあたってのガス抜きがいかに大事な工程だということがわかっていただけたでしょうか?
パンを作る上できちんとガス抜きをすれば、きめ細かい生地ができ、ふっくらおいしいパンが出来上がるのです。
みなさんもガス抜きの工程をマスターして、ふっくらおいしいパンをぜひ作ってみてくださいね☆
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