さつまいもの炭水化物は腹持ち良し!スイートで健康的な食材です!
さつまいもは芋類として炭水化物を含有して、その炭水化物は適量でお腹を満たします。また、さつまいもには美容や健康にとっても良い栄養素がいっぱい詰まっています。さつまいもは健康的な食材としても人気があります。日常からさつまいもを美味しく食べて健康に過ごしましょう。
さつまいもの花
さつまいもはつる性でヒルガオ科さつまいも属の根菜です。原産地は中米といわれています。日本へは中国、沖縄を経由して、鹿児島に伝わりました。鹿児島県、薩摩から全国に広がった事から「さつまいも」といわれるようになりました。
英名 Sweet potato 別名 唐藷、琉球藷、甘藷
さつまいも
さつまいもは青果用の他にでんぷん用、食品加工用、アルコール用などに利用されています。
旬の時期は秋頃ですが、収穫後2、3カ月の貯蔵後においしさが増すそうです。近年ではお店などに年間とおして流通しています。
さつまいもの主な種類
安納いも
・紅あずま:関東で人気、皮は濃い赤紫で果肉は黄色です。繊維が少く、ホクホク感があります。
市場で多く出回っている品種です。
・高系14号:西で人気。高系14号からいろいろ出来て、徳島県「鳴門金時」、石川県「五郎島金時」、宮崎県「宮崎紅」、千葉県「大栄愛娘」など多数の品種が改良されています。
・あやむらさき(紫芋):普通のさつまいもより色素が濃くなるように作られた品種で、お菓子用に使用されます。アントシアニン含有です。
・黄金千貫:主に焼酎用、でんぷん粉用、果肉が黄白色です。
・安納いも・安納こがね:種子島の特産のさつまいもです、時間をかけて加熱すると甘味がつよくなる芋として人気がでました。
それではさつまいもの栄養素、炭水化物などを確認します。
炭水化物は三大栄養素のひとつで炭水化物(糖質+食物繊維)、たんぱく質、脂質です。
炭水化物は、糖質と食物繊維であらわされます。糖質は体、脳を働かす素です。脂質も体内を働かす素になりますが、炭水化物の糖質は体内で消化が早く、エネルギーになるのも早いです。
炭水化物の糖質は、果物、砂糖、ご飯、パン、麺類、そしていも類などに含有されています。
ただし、必要以上に炭水化物の糖質を摂取すると、体内で脂肪として溜まってしまいます。
食事をするときは、ゆっくりとよく噛んで、腹八分くらいを心がけてほしいです。
さつまいもの炭水化物
炭水化物は、炭素と水素の化合物で、体内で消化されて、生きる為のエネルギー源になります。また、体内で消化後に糖質となるものと、消化されない食物繊維があります。
さつまいもの炭水化物、たんぱく質など
さつまいもは炭水化物の含有が多いですが、それは基礎代謝に必要なエネルギー源となり、その他の栄養素ビタミンCやEなども素晴らしいです。さつまいもは炭水化物が多いので控えようではなく、逆にエネルギー源とビタミン類などが同時に摂れ、自然の甘味も味わえる良質で健康的な食材です。
さつまいものたんぱく質は、一見低いように感じますが、実は「さつまいものアミノ酸スコア 80」と体を作るという栄養的な面からも非常に優れている食材です。
さつまいも(生)可食部100g当りの主な栄養成分量
エネルギー 132kcal
たんぱく質 1.2g
脂質 0.2g
炭水化物 31.5g
食物繊維 2.3g
カロテン 23μg
ビタミンE 1.6mg
ビタミンB1 0.11mg
ビタミンB2 0.03mg
ナイアシン 0.8mg
ビタミンB6 0.28mg
葉酸 49μg
パントテン酸 0.96mg
ビタミンC 29mg
カリウム 470mg
(五訂日本食品標準成分表より)
さつまいもの炭水化物~食物繊維×ヤラピン
さつまいもを調理していると、その断面から白い液体がでます。「ヤラピン」というさつまいもの特有の成分で以前から緩下作用が知られています。そして、さつまいもには食物繊維がたっぷり含まれているので、便秘によいとされています。
さつまいもの栄養~ビタミン類
さつまいものビタミンCはいも類では非常に多く、加熱に強く調理しても壊れにくいといわれており、時間をかけて熱をとおすことにより甘くなります。そして料理などの色取りにもよりますが、皮も食すると、抗酸化作用なども期待できます。ビタミンCはコラーゲンの生成など助ける作用もあり、女性にうれしい効果も期待できます。
さつまいものカロリーは200g(M1個)で264kcalのカロリー。さつまいもは100g換算で132kcalのカロリーで、80kcalあたりのグラム目安量は60.61g。炭水化物が多く63g、たんぱく質が2.4g、脂質が0.4gとなっており、ビタミン・ミネラルではビタミンCとビタミンB6の成分が高い。
さつまいもの栄養~炭水化物、カリウムなど
さつまいもの炭水化物が多くカロリーを気にする方がいるかもしれませんが、さつまいもの炭水化物をビタミン類が体内で作用してエネルギーの代謝にもよいようです。また、カリウムなどが多く含まれているので、むくみや高血圧などにもよいようです。
さつまいもの選び方
さつまいもは、皮が色鮮やかで均等、傷などが無く、ハリがあるものが良いとされています。また、種類にもよりますが、ふっくらとして重さのあるものが良いとされています。さつまいもの皮に傷が有り、変色しているものは選ばないようにしてください。美味しいお芋を選んで、さつまいもの炭水化物や美容などによい栄養を摂りましょう。
さつまいもの保存方法
さつまいもは、温暖な地方での生産されているため寒さや乾燥に弱く、冷蔵庫に入れると低温障害を起こします。そのために新聞紙などでくるみ、風通しの良い常温で保存してください。また、冬季は常温でも冷蔵庫より温度が低くなる場合があるので、気を付けてくださいね。さつまいも(炭水化物、ビタミン類など)が美味しいうちに、食べて下さい。
エネルギー源(炭水化物など)、野菜として
さつまいもは、米国NASAで宇宙食としても期待されています。さつまいもの炭水化物がエネルギー源となり野菜としての栄養も大変良く、捨てるところが非常に少ないが良いらしいです。さつまいもの葉や茎なども緑黄色野菜としても利用されるようです。また、さつまいもの葉などは宇宙空間での癒しになるようです。
さつまいもの炭水化物は適量で腹持ちが良く、生命活動のためのエネルギー源となります。また、ビタミン類などや炭水化物の栄養も美容、健康にとても効果的です。ぜひ、お料理やスイーツに活用して、美味しく健康的な日々を過ごしましょう。