わかめは海の栄養で生育✰わかめの栄養で美髪、健康を保ちましょう!
2016/05/31
コリコリっとした食感がやみつきになる、茎わかめ。茎わかめには大切な栄養素が沢山含まれています。そして、ダイエットにも役立つ食べ物、茎わかめ。おかずとして一品に、またおやつとして手軽に食べれる茎わかめで栄養バランスのとれた食生活を送りましょう!
ご家庭の食卓でも馴染み深い食材である、わかめ。味噌汁や酢の物は勿論、色んな料理にわかめは使われます。葉の部分である葉体を一般的に「わかめ」と言います。そして少し固い中芯の部分が「茎わかめ」です。
茎わかめとは『中芯』部分です
めかぶはわかめの胞子葉と呼ばれ、食物繊維・ミネラル・EPAが沢山含まれていて栄養の宝庫です。酢の物や刻んでご飯にかけて食べるととても美味しいです。
わかめの中芯部分である茎わかめ。わかめ、茎わかめにはどんな栄養素が豊富に含まれているのでしょうか。
茎わかめには、100gで約5,1gの食物繊維を摂ることが出来ると言われています。
食物繊維には、水に溶けない『不溶性食物繊維(セルロース)』と『水に溶ける水溶性食物繊維(アルギン酸)』があります。わかめや茎わかめには、水溶性植物繊維(アルギン酸)が多く含まれています。わかめのぬめりの正体でもある『アルギン酸』には便を柔らかくして滑りをよくする働きがあります。
海はミネラルの宝庫と言われています。陸上のミネラルは雨によって川に溶け出し、やがて海に運ばれて行きます。海で採れる海藻には、陸上の食物よりも、我々人間の身体にとって不可欠な栄養素であるミネラルの種類や量が豊富に含まれています。
私達人間にとってミネラルは必要不可欠な栄養素です。
特にわかめや茎わかめには、鉄・ヨウ素・マンガン・亜鉛・カルシウム・カリウムなどが多く含まれています。身体の健康は勿論、精神的な安定にも役立つ栄養素が豊富です。
わかめや茎わかめにはビタミンAやビタミンC、それにビタミンB群などが多く含まれています。
ビタミンAが欠乏すると成長不足や、骨や歯の発育悪化に繋がると言われています。また、皮膚や粘膜を保護したり、抗がん作用もあるとも言われています。
わかめには、ビタミンAはカロチンという形で含まれています。カロチンは腸で吸収されるとビタミンAに変わります。生わかめでは100g中に1400マイクログラムのカロチンを含んでいます。ビタミンAは油に溶ける性質があり、油といっしょにとると吸収率が約3倍にも増えます。調理の際、油と組み合せる工夫で、効果的に栄養が補えると言えます。
ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類のビタミンの総称です。ビタミンB群が不足すると皮膚や粘膜、胃や腸などが不調になったり、神経の働きや精神状態に悪影響を及ぼすと言われています。
ビタミンCは細胞の老化を防ぎます。人間の活動を活発に保つためには欠かせない栄養素です。また、ビタミンCは、過剰に摂取しても余分な成分は尿と共に体外に排出されるので、過剰摂取による副作用の心配はありません。
茎わかめのカロリーは100gで約15kcalです。とても低カロリーです。塩蔵加工された茎若布などは保存に適していますが、食べる際には塩抜きする必要があります。また、ナトリウムなどの栄養が高いので、血圧の高い方は過剰摂取に注意が必要です。
市販されている食べやすいパックの茎わかめは、美味しくておやつに重宝します♪
わかめには、フコキサンチンという成分が含まれており、コラーゲンの生成を助ける働きや、シミやソバカスの原因になるメラニン色素の生成を抑制する働き、ニキビや吹き出物の原因になる皮脂の過剰分泌を抑制する働きがあると言われています。
わかめ、茎わかめを食べてツヤツヤお肌に♪
フコキサンチンには抗酸化作用があり、老化を防ぐ効果があると言われています。また、豊富に含まれているミネラルで、ツヤがある健康的な髪の毛になれると言われています。
わかめや茎わかめに含まれるフコダインとアルギン酸は、体内に取り込まれた脂質の吸収を抑制して体外に排出するのを助けてくれる働きがあるので、ダイエットにはとても役立つ成分です。
低カロリーな茎わかめはダイエットの味方です。
わかめに含まれるEPAという脂肪酸には中性脂肪を下げる働きがあり、太りにくい身体作りをすることができるようです。ダイエットにわかめは最適ですね♪
わかめや、茎わかめの部位や栄養をご紹介いたしました。茎わかめは特に食感も良いので、ついつい食べ過ぎてしまいがちですが、カロリーは低くても塩分が高めなので、過剰摂取にはご注意ください。また、茎わかめは満腹にはなりにくい食材ですので、他の栄養ある食物と組み合わせて、健康的にダイエットに活かすのをおすすめ致します。
茎わかめを使った、ヘルシーなレシピをご紹介致します。是非、お試しくださいね!
栄養豊富な茎わかめの佃煮をご紹介します。ご飯のお供に抜群です!!
材料(茎わかめ400g分)
・茎わかめ 400g
(調味用)
・砂糖 120g
・しょうゆ 100CC
・酒・みりん 各50CC
・生姜(すりおろし) 1片分
・和風だしの素 少々
・すり胡麻・鷹の爪お好みで
茎わかめは、斜めの細切りにします。塩蔵茎わかめの場合は、2~3回水を変えて、味見しながらしっかり塩を抜きます。塩蔵茎わかめの塩抜き方法は、レシピ③でご紹介しています。
大きめの鍋にお湯を沸かし、細切りにした茎わかめを入れて、さっと湯がきザルに上げます。同じ鍋を使うので、湯がいた茎わかめをザルに切った後、鍋は軽く洗っておきましょう。
調味料と湯がいた茎わかめを鍋に入れて、強火にかけます(辛くてもよければ鷹の爪も入れます)
煮汁が沸騰したら弱火にして焦がさないように時々かき混ぜて40分ほど煮ます。
汁気を切って冷まします。お好みで、すり胡麻、山椒などを足して出来上がりです。
茎わかめの佃煮は日持ちするので、沢山作っておくと、便利です。お弁当のおかずにも重宝します♪白ご飯にとても合う自家製茎わかめの佃煮は、育ち盛りのお子様の栄養摂取にも活かせますね。
茎わかめをボイルして、和えるだけの簡単レシピです!
材料(2人分)
・ボイル茎わかめ200g
・酢大さじ3
・めんつゆ大さじ1
・水大さじ2
鍋に湯をわかし、ボイル茎わかめをさっとゆでて水にとります。水分をザルで切った後、1センチ幅くらいの食べやすいサイズに切ります。
ボールに酢とめんつゆと水を混ぜ、ボイル茎わかめを入れます。味をなじませてできあがりです。
スーパーでボイル茎わかめが売っていたら、是非お試しください。ボイル茎わかめは汚れも多少あるかと思いますので、さっと湯がいてから使ってください。とても簡単な上に栄養もあるヘルシーな一品です。
お土産などで、塩蔵茎わかめを頂いたりした事はありませんか?また、塩蔵茎わかめは保存がききますので、安く販売している際はとても経済的でもあります。栄養豊富な塩蔵茎わかめの塩抜き方法をご紹介いたします。
塩蔵茎わかめ 一袋に沢山入ってる事が多いです。
・材料は料理に必要な分量を取り出して使用してください。
・食感を残してしっかり塩抜きする場合、約2時間程かかります。
塩抜きする分の茎わかめを用意します。茎わかめはそのままだと塩抜きに時間がかかるため、あらかじめ細切りにします。切り方はお好みで。
大きめのボウルに茎わかめを入れ、たっぷりの水に2時間浸します。
途中で30分おきに計3回水の交換をします。
【裏技】流水で常に水を循環していれば水の交換は必要ありません。
塩蔵茎わかめの塩抜きは時間がかかるため、この方法をオススメします。やや水が勿体無いかとは思いますが、この方法だと、塩抜きの途中で水を替えるのを忘れてしまったり・・なんて事はありません。
2時間経過したらしっかり水をきります。これで塩蔵茎わかめの塩抜きの完成です。
短時間で塩抜きをする場合、水ではなく沸騰したお湯に浸けると5分から10分で抜けますが、食感が少しやわらかめになります。風味はさほど変わりません。時間がない方はぜひお試しください。塩蔵茎わかめは使いたい分以外は、塩抜きせずそのままで冷蔵庫で保存してください。約6ヶ月程保存出来ます。また、冷凍保存も出来ます。(冷凍の場合、湯がいた状態での保存は栄養や色が損なわれる恐れがあります)
コリコリ食感と豚肉の油がマッチした、食が進む一品です。豚肉と茎わかめを使った栄養バランスの良いお料理ですね♪
材料(4人分)
・豚バラ肉(薄切り) 150g
・茎わかめ(塩蔵) 300g
・淡口しょうゆ 小さじ2+1/2
・みりん 小さじ2
☆ごま油
茎わかめはさっと洗い、お好みの細さに切り、たっぷりの水に2時間ほどつけてもどします。塩蔵茎わかめの戻し方はレシピ③の『塩蔵茎わかめの塩抜き方法』を参考にしてください。
豚肉は3~4cm長さに切ります。
フライパンにごま油大さじ1/2を強火で熱し、豚肉を炒め、肉の色が変わったら茎わかめを加えて炒めます。全体的に火が通ったら、淡口しょうゆ、みりんを加えて炒め合わて出来上がりです。
茎わかめはゴマ油との相性も抜群です。お肉無しで茎わけめだけを炒めるだけでも充分美味しく頂けます。また、お好みで、キノコ類や油揚げ等を入れても美味しく頂けます♪また、豚肉を鶏胸肉やささみに変えても栄養満点の満足かつヘルシーな一品になります。是非、お試しください。
栄養豊富な茎わかめをご紹介いたしました。美味しくて身体に良い茎わかめはとても魅力的な食材です。また、茎わかめに限らず、海草類はとても栄養のバランスが良いので、是非おかずの一品に加えて健康的な食生活を送ってみてはいかがでしょうか。
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