わらびを美味しく食べたい!わらびのアク抜きはどうしたらいいの?
2016/05/02
umetarou
わらびを見ると春がきたなと感じますよね。でも調理の仕方が分からない!と悩んでいませんか?そこで、おいしいわらびの見分け方とわらびを食べるためにはかかせないあく抜きの方法をお教えします。わらびのあく抜きはただ茹でて水につけておくだけではダメなんですよ。
わらびの旬
わらびの旬は春から初夏にかけてです。まさに春だけに楽しめる食材です。
茎が太く短いもの、首がまだ上を向く前くらいのものが柔らかくておいしいわらびです。また、新鮮なわらびには産毛がたくさんついています。
これらのポイントを押さえておいしいわらびを見つけたいですね。
それでは!おいしいわらびをいただくためにあく抜きの方法をご紹介します。
わらび200g
水2ℓ
重曹(最大でも水の1%)小匙1
1
大き目の鍋に水を入れ沸騰させる。火を弱火にしてから重曹を入れる。泡がブクブク出て危ないので必ず弱火に!
2
火を止めて2〜3分置く。熱過ぎるとクタクタになり易い。
3
一呼吸置いたお湯にわらびを入れる。水洗いしなくても良い。お湯からわらびが出ないようにする事。沢山なら落し蓋を使う。
4
蓋を絶対しない!このまま6時間程置く。産毛も取れ水が緑に。わらびを水洗いする。
5
重曹抜き&残りのあく抜き!新しく水をたっぷり入れてわらびを入れ一晩置く。途中、水が緑色になったら新しく替えながら。
6
さっと洗い水気を切り食べ易い長さにきりお好きなレシピに使う。
重曹を使ったあく抜きの仕方です。ひとつひとつポイントを押さえてあく抜きをすればおいしいわらびが食べられますよ。
2〜4人分
わらび200g
水1,5ℓ
小麦粉大さじ6
塩小さじ2
1
わらびは根元の硬い部分を切り落とします。
2
鍋に水を入れ、小麦粉、塩を加え泡だて器で、よくかき混ぜます。
3
(2)を中火にかけ沸騰したら、(1)を入れて弱火にして3~4分煮込み火を止めます。
※小麦粉が抜け出てきたあくを吸着してくれます。
4
(3)の茹でたわらびを冷水に取り、10分間浸せばあく抜きの完了です。
ザルに上げ水切りをします。
早くあく抜きしないといけないのに重曹がない!そんなときは小麦粉で代用できるんですよ。新鮮なうちにこの方法であく抜きをしましょう。
あく抜きが上手にできたか見分けるポイント
あく抜きが上手にできたかを判断するにはわらびの切り口を見てみましょう。上手にあく抜きができたわらびは切り口にぬめりがありトロッとしているんです。
わらびにはとても強い灰汁が含まれているんです。生で食べると中毒を起こしてしまうほどなんですよ。また、鮮度も落ちやすいので早くあく抜きをして保存するようにしましょう。
あく抜きをしたわらびを水に浸した状態で保存しましょう。しかし冷蔵庫にいれっぱなしはいけません。毎日水を取り替えれば一週間ほど保存することができます。ただし徐々に風味と食感が落ちてしまいますのであく抜きをしたら早めに食べきってしまうようにしましょう。
あく抜きしたわらびを保存しておくのに一番手軽な方法が冷凍保存です。あく抜きしたわらびの水気をきって、保存袋にいれて冷凍庫にいれるだけです。この際、あらかじめ使いやすい長さに切っておくと便利ですよ。
あく抜きしたわらびを乾燥保存する場合は、大きめのザルやゴザに広げて 天日干しにします。時々で良いので、上側と下側をひっくり返すように入れ替えて数日干すと紐の様に縮んできます。完全に干し上がったら袋や瓶に詰め、乾燥剤を入れて保存します。乾燥したわらびは翌年春まで持たせることが出来ます。
わらびがたくさんあって食べきれない!そんなときはあく抜きをしてから保存しましょう。乾燥させる方法は少し手間がかかりますが、春にしか採れないわらびが年中食べられるのですからそんな手間もいいですよね。
わらびは春を感じさせるとても素敵な食材です。ただあく抜きをしずに食べると中毒になったりと、とっても怖い面もありますので、しっかりとあく抜き方法を知っておいしくいただきたいですね。
あく抜きだけでなくおいしいわらびの見分け方も参考に一番おいしいわらびを使って春の料理を楽しめるといいですね。
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