2016/06/07
りーかーまま
カカオは、主にチョコレートやココアの原料として使われています。このカカオには、どんな健康効果があるのでしょうか?カカオは身体に良い効果がありそうだけど、実際どうなのか気になる方もいらっしゃるでしょう。カカオの効果について、詳しくみていきましょう。
【カカオの効果】動脈硬化とは?
動脈硬化とは、その名の通り動脈が硬くなることです。そして原因の一つに、体内にできる活性酸素によってコレステロールが酸化することが挙げられています。
ポリフェノールにより、酸化を抑制してくれる
カカオにはポリフェノールが豊富に含まれていて、そのポリフェノールが血中コレステロールの酸化を抑制してくれるそうです。
チョコレートを食べることによって、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が増えると言われています。HDLコレステロールが増えることは、動脈硬化の予防に繋がります。
動脈硬化は、突然死の原因にもなり得ます。血管年齢が高めの方は、ぜひカカオの効果をおすすめします。ぜひ、チョコレートを少量でも食べてみてください。
【カカオの効果】アレルギーの原因
アレルギーの原因の一つに、抗酸化作用の低下が挙げられています。
マウスにカカオポリフェノールを与えたところ、アレルギーの原因となる活性酸素の過剰な働きが著しく抑えられたという例もあります。
リウマチ患者のリンパ球にカカオポリフェノールを加えたものと加えてないものとでリウマチ因子の発生を調べたところ、カカオマスポリフェノールを加えた方はリウマチ因子の発生が抑えられたことが確認されました。
【カカオの効果】認知症への効果
活性酸素は、老化に繋がります。体内の活性酸素を減らすことで、脳の老化を防ぐことができます。
カカオには抗酸化作用があるので、認知症予防にも効果があると言われているのです。しかし、糖分の摂り過ぎは認知症を招きやすくなります。
【カカオの効果】ダイエットへの効果
チョコレートを食べない人に比べて、チョコレートを頻繁に食べる人の方がBMIや体脂肪率が低いという例もあります。
その理由として、チョコレートに含まれているカカオの成分が考えられます。カカオにより満腹中枢が刺激され、食欲を抑えられます。食前に食べて、食欲を抑えるのが効果的かもしれません。
【カカオの効果】美肌効果
カカオポリフェノールには、皮膚の炎症を抑える効果があります。それにより、保湿力のアップや肌の血行を促進するという効果もあるそうです。
損傷した肌細胞の修復も行ってくれるのが、カカオの効果です。つまり、肌荒れやニキビを防止したり、修復するということです。カカオポリフェノールの美肌効果は、ぜひ覚えておきましょう。
【カカオの効果】便通改善の効果
カカオポリフェノールは、便秘にも良いです。
便秘は、肌荒れの原因になります。カカオには食物繊維がたくさん含まれているので、便通改善に期待が出来ます。
カカオとミネラルの関係
ミネラルは身体で形成されることはないので、食べ物などで摂取する必要があります。カカオには、このミネラルが多く含まれています。
カルシウム不足はイライラや骨粗しょう症を招き、鉄分不足は貧血を招きます。カカオには、これらのミネラルが豊富に含まれています。
脂質
脂質は、身体にエネルギーを生み出してくれたり、細胞膜やホルモンの構成成分となる効果があります。
チョコレートに含まれるカカオバターは、良質な脂質だと言われています。
脂質を摂り過ぎると、動脈硬化や肥満を招いてしまいます。ニキビの原因になることもあるので、カカオの効果を期待しすぎて脂質を摂り過ぎないようにしましょう。
カフェイン
カフェインは、眠気覚ましに利用されることが多いですよね。他にも集中力をアップさせたり、偏頭痛を緩和する効果もあります。
カフェインは、カカオにも含まれているのです。しかし、これも摂り過ぎには注意です。カフェインを摂り過ぎると、急性中毒症になることもあります。
カカオの効果
カカオの摂り過ぎは禁物ですが、適量を摂取するとさまざまな効果が出てきます。
カカオを摂取することにより、動脈硬化の防止やアレルギー、リウマチの抑制への効果が期待できます。また、カカオを食べることで、認知症対策にもなります。
また、疾患への効果だけでなく、健康や美容への効果も期待できます。特に、少量ならばカカオポリフェノールによりダイエットにも効果があります。ただし、カカオには脂質やカフェインも含まれているので、食べ過ぎに注意しましょう。
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