記事ID21427のサムネイル画像

    山芋を食べたらかゆくなった!それはもしかするとアレルギーかも!

    とっても似ている両者、長芋と山芋。さらにアレルギーについても共通していて、長芋にアレルギーを持っている人は山芋にも持っているのです。今回は山芋にスポットを当てて、山芋のアレルギーを調べてみました。そもそも、長芋と山芋って違う物だって知っていましたか?

    山芋とは

    山芋とは日本原産のヤマノイモの事です。ヤマノイモは自然薯の別名なので
    ヤマノイモ=自然薯=山芋という事になります。

    長芋とは

    長芋とは中国原産のヤマノイモ科ヤマノイモ属の芋の事を言います。長芋は自然薯や大和芋も含めて山芋の一種だという考え方もあります。現に農林水産省や小売店などの多くがこの考え方を採用し、山芋と長芋を同じような意味で使っています。

    しかし、山芋と長芋では原産国が違いますし、植物学的には染色体の数が異なるので別種だと表現する方が正しいですね。

    山芋アレルギーとは

    山芋アレルギーとは山芋を食べたり調理する事でアレルギー反応が起きてアレルギーを発症する事です。また、山芋アレルギーは、山芋だけに限らす、長芋や大和芋でもアレルギー反応を引き起こす場合が多く報告されています。

    山芋アレルギーの原因は?

    山芋アレルギーの原因その① シュウ酸カルシウム 

    山芋を食べてアレルギー症状を発症してしまう原因の一つがシュウ酸カルシウムという物質です。このシュウ酸カルシウムは、結晶の中に針のような形をした針状結晶と言う物があり、その針状結晶が肌に触れる事でかゆみなどのアレルギー反応が出てしまうのです。

    山芋アレルギーの原因その② アセチルコリン

    アセチルコリンが原因の場合、食物アレルギー特有の免疫反応でアレルギー反応が起こっているのではありませんが、アレルギー様症状に含まれているので「アセチルコリン」は仮性アレルゲンの一つとされているのです。

    山芋アレルギーの症状

    山芋アレルギー症状 かゆみ

    山芋アレルギーを発症すると、体にかゆみを感じることがあります。湿疹や赤くはれることも報告されています。

    山芋アレルギー症状 じんましん

    山芋アレルギーではじんましんが体に出ることもあります。かゆいのを我慢できずに掻いてしまうと広がってしまう事があるので、山芋アレルギーでじんましんが出た時には冷やすなどして掻かないようにすることが重要です。

    山芋アレルギー症状 ほてり

    山芋アレルギーでは体がほてったりのぼせるような症状を起こす事があります。山芋を食べた後にこのような症状を発症したら、山芋アレルギーを疑った方がいいですね。

    山芋アレルギー症状 胃痛

    山芋アレルギーは胃痛も引き起こします。また、吐き気やむかつき、胸やけ嘔吐といった症状も報告されています。

    そして山芋アレルギーで一番怖い症状がアナフィラキシーショックを引き起こす事です。絶対ではありませんが、アレルギー反応が強く出てしまった場合は意識障害などを引き起こす事があるので、早急に治療が必要です。

    山芋アレルギーを起こしにくくすることは出来る?

    山芋アレルギーは特に生で食べた時に発症しやすいようです。とろろなどで食べるのは控えて、加熱調理することを心掛けるといいと思います。

    ただし、加熱が不十分だったリするとアレルギー反応を起こす事があります。加熱調理する場合は、十分に火を加える事が重要です。

    しかし、人によっては加熱した場合でもアレルギー反応が起こる場合もあります。もともと山芋にアレルギーを持っている場合は、山芋は食べないようにする方が安心ですね。

    山芋も長芋もアレルギーは共通

    山芋のアレルギーについて少し詳しく調べてみましたがいかがだったでしょうか?初めに、山芋と長いもが別の物だったというのは驚きでしたね!しかし一般的に山芋の中に長芋が含まれているようなイメージなので、混乱してしまいますね。

    実際に大きなくくりで長芋を山芋と呼ぶことはありますが、自然薯を長芋と呼ぶことはないので、雑学的に知っているだけでいいのかもしれません。

    しかし、アレルギーに関しては山芋も長芋も同じように症状を発症するので、山芋にアレルギーを持っている人は、長芋も食べない方がいいですね。また、反対に長芋にアレルギーを持っている人も山芋は避けなければいけません。

    アレルギーとは上手に付き合おう

    アレルギーを持っていると、反応が大きく出た場合は命にかかわるので、注意が必要です。山芋は様々な食品に使われていることがあるので、自分でアレルギーを持っている事が分かったら原材料を調べてから口にする事が必要ですね。

    関連する記事

    この記事に関する記事

    TOPへ