ゼリー等に含まれるゼラチンにもアレルギーがあるのをご存じですか?
2016/04/17
mnkhome2015
2016/04/24 更新
鯖は食卓に登場する回数の多い大衆魚の代表です。味噌煮や塩焼き、なんでも美味しいですね♪でも、わたし鯖にアレルギーを持っているの!って言う人、たくさんいませんか?鯖ってアレルギーを起こしやすい魚なのでしょうか?今回はとっても身近な魚、鯖のアレルギーのお話です。
鯖を食べた時に蕁麻疹やそれ以外のアレルギーを発症するが、他の魚を食べても蕁麻疹やアレルギーを起こさない場合は鯖アレルギーの可能性が高いです。また、鯖アレルギーは生食、加熱食それぞれに発症の違いはなく、鯖ならどんな調理方法でもアレルギーを発症します。
とても身近な大衆魚である鯖、そんな鯖はなぜかアレルギーを起こす人が多いことも特徴です。数多くの人にアレルギーを発症させる原因は何なのでしょうか?
鯖やマグロなど、赤身の魚にはヒスチジンというアミノ酸の一種が含まれています。そのヒスチジンが魚の中にいる微生物(ヒスタミン産生菌)によってヒスタミンという物質を作ります。このヒスタミンが魚に蓄積されてその魚の肉を食べる事でアレルギーのような症状を起こす事があります。
鯖を含む青魚には寄生虫が宿っていることはよく知られていますが、その寄生虫であるアニサキスが原因で、アレルギーを発症することがあります。アニサキスは魚の内臓に寄生するのですが、魚が死ぬと筋肉に移動します、それを人が食べてアレルギーを発症する事があります。
体が鯖そのものをアレルゲンと認知することで、体の中の免疫が過剰に反応してアレルギーを起こす事があります。この状態が本来の鯖アレルギーです。しかしこの鯖自体によっておこるアレルギーは、1万人に5~7人程度と言われているので、鯖自体にアレルギーを持っている人は、実は多くないのです。
鯖を食べた後に体の一部や場合によっては全身に赤いブツブツの蕁麻疹が出ることがあります。この蕁麻疹は、発症してから数時間で消えるので、掻かないようにすることが重要です。掻くと広がることがあります。
鯖アレルギーの症状として、顔がはれたりまぶたがはれたりすることが報告されています。また、熱を持ち赤くなることもあります。そして、かゆみを伴っていることも報告があります。
鯖のアレルギーは消化器に症状が現れることもあります。腹痛や下痢、吐き気や時に嘔吐してしまう事もあります。しかし、消化器症状の場合は、アレルギーが原因でも起こりますが、食中毒や寄生虫のアニサキスによる腹痛などのも考えられるので、一概には言えません。
鯖アレルギーで一番怖い症状は呼吸困難を引き起こす可能性のあるアナフィラキシーショックです。
この症状を発症した場合は、早急に治療を受けることが重要です。最悪の場合は死に至る恐ろしい症状です。
鯖を食べてから実際にアレルギー症状が起こる時間は、個人差があり一概には言えません。しかし、アレルギーの原因が何だったにせよ、症状が発症するまでに15分から3日以内という報告があります。また食中毒の場合は食べてから数時間から24時間以内だという事です。
鯖を食べてもアレルギーを起こさないで済む方法はあるのでしょうか?
上記で述べましたように、鯖自体にアレルギーを持っている人は1万人に5~7人程度とごく少数なので、今までに鯖を食べてアレルギー症状を発症した人は、ヒスタミンや寄生虫のアニサキスが原因だと思われます。
このヒスタミンや寄生虫のアニサキスは鯖の鮮度に大きく関係があるので、鯖を食べる時は鮮度のいい新鮮なものを選んで食べることが重要です。アニサキスは加熱すると不安はなくなりますが、ヒスタミンは加熱しても変わりませんので注意が必要です。
過去に鯖を食べてアレルギー症状を発症した人は、自分は鯖にアレルギーを持っているのだと思って、鯖を食べないように避けてきたと思います。しかし、鯖自体にアレルギーを持っている人は、1万人に5~7人程度なので、鯖にアレルギーは本当は持っていないのかもしれません。
過去に鯖でアレルギーを発症した人は、医療機関でアレルギー検査をしてみる事ではっきりとした結果が分かります。自分は本当に鯖にアレルギーがあるのか、それとも他の事が原因でアレルギー反応が出たのか、一度しっかりと検査をしてみましょう。
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