ゼリー等に含まれるゼラチンにもアレルギーがあるのをご存じですか?
2016/04/17
mnkhome2015
2016/04/24 更新
成長に欠かせないカルシウム豊富な牛乳や乳製品!学校の給食や、朝のデザートにヨーグルト…なんていうことも多いのではないでしょうか?実は日本では2番目に多いとされている牛乳・乳製品によるアレルギー!今回は特に乳幼児に多い牛乳・乳製品のアレルギーについて調べました。
食物アレルギーの中でも特に多いとされているアレルギーは
卵、牛乳・乳製品、小麦とされています。これらは3大アレルゲンと呼ばれています!
その中でも牛乳・乳製品は卵に次いで2番目に多いアレルギーなのです。
牛乳・乳製品アレルギーは特に乳幼児に多くみられるといわれています。
それはなぜか??
・消化酵素の分泌が不十分であること
・腸管粘膜が未発達なこと
・免疫能力が未熟なこと
・十分な消化吸収がされないため異物と捉えてしまうこと
乳幼児は成長が不十分なために起こりやすいということです。
アレルギーは、その食べ物に含まれるタンパク質を異物だと勘違いしてしまうことで起こります。
牛乳・乳製品アレルギーでは、カルシウムを運ぶ「カゼイン」と、ビタミンAを運ぶ「ラクトグロブリン」というタンパク質が原因のようです。
これらが異物だと判断されアレルギーが起こるということです。
アレルゲンはどちらか一方だけの場合、両方の場合があるようです。
きちんと病院で検査をしてもらいましょう。
牛乳・乳製品アレルギーに似ているものでは、乳糖不耐症という症状があります。
これはアレルギーではありません。
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしたり下痢になったりする体質の人のことを言います。
まずは本当に牛乳・乳製品のアレルギーであるかをきちんと確認するのがよいでしょう!
・かゆみ、発疹、蕁麻疹
・腹痛、下痢、嘔吐
・頭痛、関節痛
・口内炎、結膜炎
・くしゃみ、鼻水、咳 など
こういった物が牛乳や乳製品を食べることでアレルギーとして現れます。
牛乳・乳製品アレルギーは時に、重症な状態になることも考えられます。
「アナフィラキシーショック」です。
先ほど紹介した症状はさらに悪化し…
・血圧低下
・呼吸困難
・意識不明
というような命の危険に関わる可能性もあるのです!
この場合はとにかくすぐに救急車をよぶなり、お医者様に看てもらうなりの対処をとらなくてはなりません!
加工食品の中には、
・乳化剤
・乳酸菌
・乳酸カルシウム などを使っている物があります。
いずれも「乳」の文字が入っているから、牛乳・乳製品アレルギーは食べられないんじゃ…と思うかもしれますが、これらは牛乳とは関係がないんです。
注意してもらいたいのは、
・全粉乳
・脱脂粉乳
・練乳
・乳酸菌飲料
・発酵乳 など
これらの加工品には牛乳が含まれているので避けなければなりません。
主な制限食品を3つに分けて紹介したいと思います。
・牛乳
・ミルク
・ヨーグルト
・チーズ
・バター
・コーヒー牛乳
・カルピス・ヤクルトなどの乳酸飲料 など
・ケーキ
・カステラ
・プリン
・マーガリン
・パン粉
・カレールー
・ホワイトソース
・シチューの素
・乳成分混入表示のある菓子類 など
・ハム
・ウインナー
・ベーコン
・ソーセージ
・ゼラチン
・乳成分混入表示のあるジュース類や果物缶詰 など
特に気をつけたいのは第一制限食品です。
少しの量でも牛乳・乳製品アレルギーを発症する人は、他の食品にも気をつけなければなりませんね。
まずは、アレルギーの原因になっている食べ物を食べないことが一番です。
ちょっとの量でも発症することもあるのできちんと原材料などを確認することも大切です!
牛乳・乳製品アレルギーは、医師の指示のもと、少しずつ食べる量を増やしたりする方法もあります。
アレルギーは一人一人個人差もあります。必ずしもとはいえませんが、
3大アレルゲンの卵、牛乳・乳製品、小麦のアレルギーは
腸管などが丈夫になっていく2〜3歳頃に自然に治癒していくことが最も多いようです!
今回は牛乳・乳製品アレルギーについて紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
朝のひとときや成長にも欠かすことのできない牛乳・乳製品!
しかし、アレルギーかな?と思う症状があればまずは医師の診断が必要です。
牛乳・乳製品アレルギーになったとしても自然に治っていくことがほとんどなので
代替食品を使ったり、除去食をするなど工夫して向き合っていきたいですね!
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