広島を象徴する特産品!絶対的地位を誇る他県に負けない広島かき
かきと言えば、広島のイメージが強いですが、それもそのはず!広島かきの水揚げ量は日本一で他県の追随を許さないほどです。そんな、広島かきの特徴と日本一の理由を紹介したいと思います。広島を象徴する特産品には他県に負けない要素がありました。
広島かき生産量は不動の1位の座を座っているほどの水揚げ量で2014年では116,700tと2位の宮城と3位の岡山を足しても約3倍ほどで全国シェアは60%の水揚げ量を広島は持っています。
広島の宮島や西区の草津港・南区の宇品港には時期になるとかき小屋が出来るほどで県民と広島かきの距離はとても近いです。
広島かきは殻は小さくも身は大きく、広島の海の恩恵を堪能した広島牡蠣の味はとても濃厚な味わいです。旬は1~2月でこの時期のかきは格別!広島県内でも様々なブランドが存在します。
近年では夏にも水揚げをされる夏かきも登場し、1年中に広島かきのブランドを楽しめようになっています。
かきにとって、最高の住処、広島の穏やかな地形
広島県は島々に囲まれた地形でその島々は海から来る強い波を和らげ、森や川といった自然の接点が多いのもかきの生育には適しています。
穏やかな波になる事でかきの住処になる養殖いかだも安全に設置できます。
かきとの相性が最高の水温変化
かきは水温次第で産卵や身入りと様々な反応をする繊細は生き物です。広島の水環境がかきにとっては最高の環境と言えます。
かきが元気なる塩分濃度
広島は海と川につながる部分が多く、梅雨の雨水は河川水となり、海水と混ざります。
河川水と海水が混ざり、海には塩分濃度の差が生まれ、かきが好む甘い水(海水濃度の少し薄い海水)が出来ます。この甘い水は広島かきに影響されています。
かきを立派にする豊富なプランクトン
かきのエサとなる植物プランクトンが広島湾には大変に豊富です。どんなに環境が適していても要となるエサが少なければ、立派なかきは出来上がりません。
プランクトンの増殖が広島かきに恵まれている環境です。
徹底された衛生管理で生食という安全性重視の料理を提供
広島かきは徹底された食品衛生管理に力を入れています。県が独自に「かきを処理する作業場に関する条例」を作り、県などの許可が義務付けられています。
生食用かきに関する基準も定期的に海水及び養殖かきの検査で衛生状態・安全性を確認します。
広島県は生食用かき専用の指定海域と定めており、ここまで徹底した管理をすることでノロウィルスという恐ろしいウィルスを除去した生食のかきを食べられます。
この4つの好条件・食品の衛生管理が揃う事で広島かきブランドが他県に負けない絶対的地位を築き上げているといえます。
生かき
広島かきは県が生食用指定されている海域で養殖する事で「海のミルク」と呼ばれる、かきを鮮度と栄養を逃さずに安全な生かきを味わえます。広島の環境で育ったかきの味付けはかきの旨味と広島レモンで完成しており、それ以上の必要ないほど美味しさ。
みずみずしくもつるっと食べれる食感・のどごしは最高です。
焼きかき
高温の炭火に殻つきをあぶり焼くという、シンプルな食べ方で日本酒との相性は完璧です。シンプルながらも熱によって、凝縮されたかきの旨味と香ばしく磯の香りは生とは違う味になります。
焼きかき以外にも一斗缶の半分ほどのせんべい缶にかきを入れて、酒蒸しにするがんがん焼きという豪快な料理もあります。
かきの土手鍋
広島発祥の郷土料理で味噌を土鍋の周りに土手のように塗り、中には生かきや野菜で煮込みます。
かきと野菜の水で味噌を溶かし、味を調節しながら食べます。味噌の味とかきのエキスの相乗で栄養満点の最高の鍋料理になります。
かきの炊き込みご飯
かきの煮汁で炊くご飯でかきの身は炊き上がりでいれ、食感を損なわないようにしましょう。かきをご飯と一緒に炊いてしまうと身が縮んでしまうからです。
かきのエキスをご飯にたっぷりと染み込ませることで磯の香りが全体に行き渡り、お米一粒一粒に旨味に満ちています。
広島の地形と自然の力がかきを育てる環境として、最良の場所となり、生でかきを食べれるというのも広島県の努力が実った結果といえます。
長い間、水揚げ量日本一を守っている理由はこのような理由だったのです。