もはや国民病?!糖尿病にならないために、食事に気をつけよう!!
2016/05/09
na-nami
糖尿病って名前だけはよく聞くけど、まさか自分の身に降りかかってくるとは思いもしなかった!もう美味しい食事は食べられないの?という方はもちろん必見!でも、でも、でも、実はこの糖尿病用の食事、低カロリー高たんぱくで、ダイエットにもピッタリなんですよ!
まずはごくごく基礎的なことですが、糖分は私たちの体にとって必要不可欠な物ですよね。食事をして、食物の中に含まれている糖質を摂り入れます。そしてそれが、胃や腸で消化・分解・吸収されて、ブドウ糖として血液中に放出されるんですね。そしてブドウ糖がインスリンというホルモンの一種の助けを得て、体内の各細胞に入っていきます。そうすると細胞が栄養を得て元気になって、私たちの体の健康も維持されていきます。私たちの体は、基本的にはこのように維持されていっています。
しかし、糖尿病と関わりがないと思っている人でも、糖分や栄養を摂り過ぎると体にとって大変危険です。血糖値という言葉もよく聞きますが、これは血液内のブドウ糖の数値のことです。食事をすると血糖値は上がります。それは、食事の中に糖質が含まれているからで、食事を食べた直後は誰でも血糖値は上がるものなんです。
健康な人の血糖値は、食事前の最も低いときで、70mg/dl、食事後の最も高いときでも、130g/dlくらいになります。大体この範囲の中で変動していますが、糖尿病で血糖値の高い人は、食事前でも、130mg/dl、食事後なら、200mg/dlくらいになります。糖尿病の重症の患者ですと、食事前の空腹時でも、200mg/dl、食事後になると、300mg/dlを超える人もいます。あるいはもっと高いひともおられます。血糖値が高くなると、血液中の余分なブドウ糖が尿へと漏れ出てしまいます。こういう状態が、糖尿病です!
糖尿病の食事療法では、毎日いろいろな食品を適正な量食べる事が大切です。エネルギー量を減らすために、糖質を含む食品だけを減らすのはよくありません。糖尿病の患者さんはエネルギー量が少なく、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な食事を積極的に食べましょう。
糖尿病患者に限らず、同じエネルギー量の食事でも、1食だけに集中して食べると血糖の上昇が大きくなります。そういったことから特に糖尿病の方は3度の食事の内容が均等になるようにしましょう。
糖尿病の患者にとって、糖分を多く含む甘いお菓子などは、血糖の急激な上昇につながり、血糖コントロールを乱しやすくなるので、控えたほうがよいでしょう。糖尿病の患者にとって、甘いものやアルコールは中性脂肪を増やし、高脂血症・動脈硬化の原因にもなり合併症の進行につながります。
糖尿病の患者にとって、食物繊維は糖の吸収を遅らせ、血糖の上昇を緩やかにします。また、コレステロールを減らし、脂肪の吸収を抑える効果もあります。糖尿病患者の食事には野菜、海草、豆類、いも類、こんにゃくをメニューに取り入れるようにしましょう。
◎糖尿病の食事は80kcal相当の食品を1単位とし、その目安になる重さを示しています。例えば、卵は小1個(50g)が1単位、白身の魚は1切れ(60g)が1単位食パンは6枚切りの1枚(60g)が2単位などとなっています。糖尿病の食事はエネルギー量によって、摂取する食品の量の目安が決まっています。それには、指示エネルギー量を単位に変える必要があります。1単位は80kcalなので、一日に食べる指示エネルギー量を80で割った数値が1日の指示単位となります。
糖尿病の食事療法の天敵は、「アルコール」や「間食」です。アルコール自体は血糖値を上げることはないのですが、お酒に含まれる「糖質」が問題になります。そこで、糖尿病患者さんはビール系なら糖質ゼロの発泡酒を、あるいはワイン・焼酎などを適量。日本酒や果実酒は糖分が多いので、控えたいところです。糖尿病患者の飲酒の一日の摂取量については、医師と相談して決める必要がありますが、また、おつまみ類は枝豆やチーズ・もずくやきのこ料理など、たんぱく質や食物繊維が豊富なものをバランスよく配します。けれど、糖尿病の方は飲酒後にラーメンなどの炭水化物を採っては、せっかくの努力が水の泡になるのでご注意を。
また、糖尿病の食事に欠かせないのは、すべての食事には必ず野菜をつけるようにしたいものです。野菜の食物繊維が、食後に血糖が急激に上がるのを抑えてくれるからです。野菜がない場合、食塩無添加の野菜ジュースで代用するのもよいでしょう。
3.5単位(276kcal) 調理時間約25分
なす(中サイズ)約1本(60g)ズッキーニ(中サイズ)約2/3本(100g) キャベツ(中サイズ)約3枚(100g)ペンネ100g トマト缶160g にんにく約1/4かけ(2g)オリーブオイル大さじ2/3(8g)塩0.2g こしょう0.2g チーズ20g パセリ少々 水50cc
①なすとズッキーニは1.5cmの輪切りに、キャベツは千切りにする。にんにくとパセリをみじん切りにする。
②鍋にオリーブオイルを熱し、にんにくを炒める。トマト缶と水を加え、グツグツしたらキャベツを加えて煮込む。
③鍋にトマト缶と水を加え、グツグツしたらキャベツを入れフタをして煮込む。キャベツがしんなりしたら塩とこしょうで味を整える。
④フライパンでなすとズッキーニを焼く。ペンネは茹でる。耐熱皿にまず焼いたズッキーニを置き、上から②のソースをかけ、チーズをのせてトースターで焼く。
⑤チーズに焦げ目がついたら⑦を皿に盛り、横にペンネを添え、上から刻んだパセリをふって完成。
1単位(49.2kcal) 調理時間約10分
材料(2人前)
ぶなしめじ60g まいたけ60g バター(無塩)10g バジル(生・粉でもOK)適量 レモン・果汁10g パセリ適量 塩0.6g
①しめじ、まいたけはいしづきを取り手でほぐしておく。
②フライパンにバターを入れて弱火でゆっくり溶かす。バターが溶けてきたら、まいたけ・しめじを入れ、全体に油がなじむまで中火で5分ほど炒める。
③全体に火が通ったら、塩を振り、レモン汁を加えて軽く炒める。全体が混ざったら、火を止めてバジルを加えて風味をつける。器に盛りつけ、パセリをふって完成。
糖尿病に関する知識や食事の簡単で美味しそうなレシピまで、ザッとご紹介致しましたが、いかがでしたでしょうか?食事制限は大変と思っていた方も多いかもしれませんが、工夫しだいで案外美味しく食事が摂れそうですね。糖尿病の方だけでなく、ダイエット中という方も是非とも参考にしていただけると嬉しいです。
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