活用しなきゃもったいない!重箱のかしこい使い方をご紹介します
2016/05/09
naonao_hsy
中華鍋を長く愛着をもって使うには、当然ですがきちんとした使い方と使用後のお手入れが重要です。中華鍋の使い方を知ることで、焦げつきにくくなるし、肉の表面などがカリッと焼き上がります。中華鍋の使い方をマスターして、ぜひより良い料理をつくりましょう。
【中華鍋の使い方】『ならし』の重要性
中華鍋は、購入してから最初に料理を作る前に 『 ならし 』 をする必要があります。いまは 『 ならし 』 が必要のない中華鍋もありますが、一般的にはこの 『 ならし 』 をしっかりしてから使用しないと、後々焦げ付いたり、くっついたりします。
【中華鍋の使い方】『 ならし 』 の方法
一般的に購入したての中華鍋には、錆びを防ぐための防錆加工がされてします。または防錆シールやフィルムなどが貼ってある場合もあります。まずは、その防錆加工を取り除きます。
防錆加工と言うのはあくまでも製品としての錆び防止だと考えてください。一般的な鉄製品には全てこのような防錆加工がされています。ですから、実際にフライパンを使う場合には不要な防錆なのです。
【中華鍋の使い方】 『 空焼き 』
防錆加工を取り除くために必要な作業が 『 空焼き 』 です。フライパンを直火に当てることで防錆加工を焼き切ってしまうわけです。中華鍋の使い方で、とても大切な作業なのでぜひ覚えておきましょう。
【中華鍋の使い方】『 空焼き 』の方法
まず防錆シールやフィルムが貼ってあったらそれを剥がします。そして洗剤で綺麗に洗ってからフライパン全体を乾いた布で拭き取りよく乾燥させます。
次に、強火で淵の部分も含めたフライパン全体を火にかけて空焼きします。取っ手に近い部分やフチの部分も含めてフライパン全体に火があたるように、フライパンを動かしたり傾けたりしながら焼いていきます。このときに防錆加工が熱せられて煙がでることがあります。非常に臭い煙ですから吸い込まないように換気扇はフルパワーにしてください。
【中華鍋の使い方】空焼きのポイント
空焼きをしていくとフライパンの色が次第に変わってきます。最初はところどころ黒いような色でムラができます。さらに火にかけていくと段々全体の色が黒っぽくなってきます。黒っぽくなってくると「もういいかな」「もうそろそろかな」って思うことがありますが、この段階より、もう少し焼きたいのでここでは辛抱が必要です。
目安としては全体が綺麗な 「 玉虫色 」 になるまで焼きます。この玉虫色は全体に青っぽい色合いで、見る方向によっていろいろな色が混ざっているような綺麗な色です。
【中華鍋の使い方】酸化皮膜
ここまで焼くことで、フライパンの表面に酸化皮膜が出来ます。酸化被膜と言うのは多孔質状になっています。空焼きをすることで、無数の微小な孔(あな)ができます。中華鍋の使い方で、とても重要なポイントとなります。
【中華鍋の使い方】酸化皮膜
その孔(あな)に油が入り込み、しみ込むことで鉄のフライパンは焦げにくく、くっつきにくく、油の馴染みがよくなると言うわけです。防錆加工がされていると表面はツルツル状態ですから、油が馴染まず焦げついてしまったりするわけです。これが一度防錆加工を焼き切る大きな理由です。
【中華鍋の使い方】やり方はさまざま
空焼きが終わった次の作業ですが、熱いうちに流水で洗う、自然に冷ます、そのまま油を入れてならす、と言う3つの方法があるようです。購入されたフライパンに説明書が付いていればそれに従うようにしてください。ただし、流水につけて急激に冷やしてしまうと温度変化でフライパンが変形することもあるようなので注意が必要です。
【中華鍋の使い方】ならし作業を行う
フライパンに油を入れてから火を付けてからすぐに弱火にするようにしてください。また入れる油の量はフライパンの深さの1/3くらいにしてください。ときどきフライパンを動かしてなるべく全体に油を馴染まるようにします。
5分くらい加熱したら油を戻してください。そして、粗熱が取れたらキッチンペーパーなどで残っている油を全体に伸ばすように拭き取ってください。これで中華鍋の『ならし』が終了です。
空焼きとならしが重要!
いかがでしょうか?中華鍋の使い方は、すぐにできるものではありません。必ず空焼きで酸化皮膜をつくり、ならしで油を染み込ませましょう。こうすることで、中華料理がとても美味しく出来上がります。美味しい料理には、多少の手間がかかりますが、ぜひ挑戦してみてください。
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