ゼリー等に含まれるゼラチンにもアレルギーがあるのをご存じですか?
2016/04/17
mnkhome2015
2016/04/09 更新
メロンを食べて口やのどがピリピリ、イガイガした経験はありませんか?それは花粉症と深い関係があるメロンアレルギーかも知れません。メロンアレルギーとはどのようなものでしょうか?メロンアレルギーの症状や治療法について、詳しくみていきましょう。
【メロンアレルギー】メロンアレルギーは花粉が原因かも
果物を食べて喉や口の中、舌にかゆみが出ることを口腔アレルギー症候群と呼ぶそうです。果物を食べてアレルギー症状がでる原因の多くは花粉が関係していると考えられています。メロンアレルギーも、花粉が原因かもしれません。
花粉症の原因と考えられる種類の花粉がメロンや果物に似た構造を持ったタンパク質だとアレルギー症状が出てしまうそうです。このようなアレルギーを「クラス2食物アレルギー」と呼ぶそうです。クラス2食物アレルギーは、その食べ物が触れた箇所に反応が出ることが多いそうです。
メロンアレルギーの反応が起こる原因
交差抗原性(こうさこうげんせい)は、アレルギーの原因となる物質が共通しているものを指します。先ほどご紹介した花粉症の原因となる物質と、この交差抗原性(こうさこうげんせい)の両方により、メロンに対するアレルギー反応が起こると考えられています。
メロンアレルギーは、ククミンが原因
メロンの中にはククミンというタンパク質分解酵素が多く含まれています。タンパク質分解酵素はタンパク質を分解する酵素です。ククミンにより、唾液のタンパク質も分解してしまい、ヌルヌルの唾液に覆われていた舌や喉が敏感になっているというケースも考えられます。
【メロンアレルギー】舌がピリピリする
メロンを食べて舌がピリピリした経験はありませんか?熟れすぎたメロンを食べるとなる人もいるようですが、この症状はメロンアレルギーの症状のひとつと言われています。花粉からくる同じ成分を持ったメロンを食べたことによるアレルギー反応の場合と、メロンに含まれるタンパク質分解酵素によって舌が敏感になっていることが考えられるそうです。
【メロンアレルギー】メロンアレルギーは唇が腫れる
メロンを食べて唇が膨張しているような感覚になるのもメロンアレルギーの症状です。唇はメロンを食べるときに直接触れ、唾液などで洗い流されないのでメロンの成分が留まっている時間が長くなります。そのため腫れやすいそうです。
メロンを飲み込んでしばらくすると喉の奥に何か付いているようなイガイガした症状が出る人もいます。喉も粘膜ですので通常の肌より刺激を受けやすいと言えます。
鼻づまりや鼻水、目が充血したりもする
花粉症の症状と似ている鼻づまりや鼻水が出る人もいるそうです。涙が出てきたり目が充血するような症状もあります。いずれも、食べてから15分以内に発症したら、メロンアレルギーの可能性が高いです。
重篤な症状
その他、メロンアレルギーでじんましんや胃痛、腹痛、下痢、嘔吐も起きる方もいます。このような場合は、直ちに病院へ行って診断してもらったほうが良いです。
問診による検査
メロンアレルギーに限らず、食べ物アレルギーの検査は医師による問診で、食べ物アレルギーかそうでないかわかるそうです。メロンを食べて口や喉に異変を感じたら、自分が食べた量や食べてからの時間をすぐ確認し、医師に伝えられるようにしたほうが良いそうです。
血液検査
血液を採取してIgE抗体があるか調べる検査もあります。また、血液とアレルギー成分であるアレルゲンを混合させ、ヒスタミンの値が高くなるかどうかという血液検査もあります。その他、パッチテストなどもあるので、気になる方はぜひ一度病院へ行って検査してもらいましょう。
メロンアレルギーは、知らないうちになっている可能性もある
いかがでしょうか?メロンアレルギーの原因の多くは、花粉が関係しています。また、他のアレルギー物質と反応して、メロンアレルギーを引き起こす方もいらっしゃいます。メロンアレルギーは大人になってから発症するケースもあるので、注意しましょう。
また、メロンアレルギーの症状は軽いものから重篤なものまであります。日常生活に問題が起きるレベルの症状ならば、直ちに病院へ向かいましょう。メロンアレルギーが原因で命を落としかねない場合もあります。人によってメロンアレルギーの原因は違うので、気になる方は一度検査してもらったほうが良いでしょう。
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