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知っておかないとこわい!!危険な蕎麦アレルギーの症状と対策

日本人にとてもなじみ深い食材、蕎麦。蕎麦アレルギーが存在することをご存知でしたか?一度蕎麦アレルギーになると治るのが難しいとされているんです。場合によっては重篤な症状を引き起こす可能性のある蕎麦。今回はそんな蕎麦アレルギーの症状と対策についてまとめました。

蕎麦アレルギーの原因

蕎麦アレルギーを引き起こす原因とされているのが、蕎麦に含まれる、「そばアレルゲン」というタンパク質です。蕎麦をゆでる際にお湯にも溶け出すので、そのお湯を使ってまた調理したりするのも気をつけなければいけません。外食をするときも、お蕎麦やさんでうどんを頼んでも、そば粉が少し付いていたりする可能性もあるので注意しなければなりません。

蕎麦アレルギーの主な症状

蕎麦アレルギーの人が蕎麦を食べると早くて15分、遅くても1時間程度でアレルギー症状が出ると言われています。その主な症状をみてみましょう。

口まわりなどの皮膚

口のまわりが赤く腫れ上がる。また、体のいたるところで蕁麻疹がでてかゆくなる。

粘膜

飲み込んだ際にのどに違和感。のどにかゆみもでる。目が充血したり、鼻水がでたり咳がでる。

嘔吐•下痢

蕎麦を異物と思い、それを出そうと嘔吐や下痢の症状も。

アナフィラキシー

大量に摂取したり、体力が落ちているときなどにおきます。意識障害など、時には命の危険にも陥るとてもあぶない症状です。

アナフィラキシーとは?!

アレルギー症状のなかで最も重い症状で命に関わるとても危険な状態です。主にアレルゲンを食べたり飲んだりしたときにおこります。アレルギー症状が複数同時にあらわれるのがアナフィラキシーの特徴です。

アナフィラキシーは一度症状が治まったり、軽くなったりすることもありますが、治まった症状が再び現れることも多いので少しでもおかしいと感じたらすぐに病院にいきましょう。アナフィラキシーショックになってしまうと命に関わります。アナフィラキシーショックに陥ってしまった場合30分以内にアドレナリンが投与出来るかが鍵になります。すぐに救急車を呼びましょう。

蕎麦アレルギーの対処法

重度の蕎麦アレルギーの場合、死に至ることもあり、とても怖いアレルギー。もし症状が出てしまった場合どうしたらよいのか確認してみましょう。

蕎麦アレルギーの対処法:まずは救急車を呼ぼう

口まわりなどが少しかゆくなった、程度では大丈夫かもしれませんが、呼吸が苦しくなった、なにかおかしいと思ったらまずは救急車を呼んで、蕎麦でアレルギーが出てしまったことをきちんと伝えましょう。

蕎麦アレルギーの対処法:水を大量に飲む

応急処置です。とりあえず水を飲めるだけ飲みます。摂取してしまったアレルゲンが少し薄まるので症状が和らぐ可能性が期待出来ます。

蕎麦アレルギーの対処法:蕎麦を吐き出す

本人に意識があるならば、食べてしまった蕎麦を吐き出させたほうがよいです。

蕎麦アレルギーの対処法:意識がない場合

既に意識がない場合は無理に動かしたりせずに仰向けで寝かせ、軌道を確保するようあごを持ち上げて頭を反らせます。ぐったりしている場合は仰向けにして足下を少し高くするようにして救急車を待ちましょう。

蕎麦アレルギーを検査しよう

蕎麦アレルギー原因であるたんぱく質をRASTという方法で調べます。血液中のアレルゲンに対する特異lge抗体を見る方法です。この方法で検出出来ないものもあるのでこれが全てではありませんが、参考にしてみましょう。

RASTでは6段階で抗体のレベルを知ることが出来ます。1が抗体がない。5、6が抗体が極端に多いことを表します。5、6だとアナフィラキシーショックをおこす可能性が多いといわれています。
この検査にかぎらず、病院に行って血液検査やパッチテストなどで自分のアレルギーを事前にしっておくことが大事です。保険の適用範囲内であれば5000円程度で検査することが出来ます。

蕎麦アレルギーまとめ

蕎麦アレルギーについてご紹介してきました。普段あまりアレルギーを気にせず生活していますよね。知識がないと意外と怖い蕎麦アレルギー。まずは自分はどんなアレルギーがあるのかしることからはじめてみましょう!

蕎麦アレルギーの対処法などもご紹介しましたが、蕎麦のアレルギー症状をおこさないためには絶対に口にしないこと、そば粉を吸い込んだりしないよう極力近寄らないこと。重度の蕎麦アレルギーの場合は徹底的に蕎麦に触れることのないよう注意して生活しましょう。

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