2016/04/06
ショコラん
しじみの砂抜きのやり方は、ご存じですか?しじみの砂抜きのやり方を知っているだけで、ご家庭で気軽にしじみ料理を食べることができます。しじみの砂抜きに関して、気になる疑問についてどんどんみていきましょう。しじみの砂抜きは、簡単にできるので覚えておきたいです。
しじみの砂抜きを行うときの材料
水‥‥1リットル(1000cc)
塩‥‥10g(約小さじ2)
しじみ‥‥適量
しじみの砂抜きのやり方
しじみの効果的な砂抜き方法です。水切りバットのように網で浮かせ、貝が重ならないようにします。真水ではなく、1%の塩水に浸けるのがコツです。砂出しをした後は冷凍保存することで、旨みも、ダイエット効果のオルニチンもアップします。
【しじみの砂抜き】塩水を作る
海水より薄い濃度(1%)の塩水を作ります。1000ccの水に、小さじ2杯の塩が目安です。流水でこすり合わせるように洗います。
水切りバットのように網で浮かせると、吐いた砂を再び吸い込みません。ボウルだと貝が重なります。重なると上の貝が吐いた砂を、下の貝が吸ってしまいますし、密集すると酸素不足に感じ、砂を吐きにくくなります。
【しじみの砂抜き】塩水を入れる
頭が少し出る位まで塩水を入れます。水が多すぎると貝は窒息死するので、注意しましょう。しじみの砂抜きでの重要なポイントです。せっかくのしじみがだめにならないように、しっかりとしじみの砂抜きをしましょう。
【しじみの砂抜き】暗い環境に置く
新聞紙をかけて3時間置きます。貝は暗い環境にすると、砂をよく吐きます。周囲に水を吐くので、新聞紙を厚めにしてかけましょう。冷蔵庫に入れると、温度が低すぎて砂を吐かないので、しじみの砂抜きの際は注意しましょう。
【しじみの砂抜き】保存方法は?
余ったら冷凍保存しましょう。砂抜きをし、水を切って、ジップロックに入れて冷凍庫へ入れます。その際、貝が半開きになって、触っても閉じない場合は死んでいるので捨てましょう。
【しじみの砂抜き】冷凍後の調理方法は?
解凍しないで凍ったまま加熱調理します。急激に加熱しないと口を開きにくいので、水からではなく、沸騰したお湯の中に入れましょう。しじみの砂抜きをした後の調理法も、しっかりとおさえておくと何かと便利です。
しじみは冷凍すると美味しいって本当?
冷凍すると旨み成分のオルニチンが、生のものより4倍以上増えます。塩水で砂抜きした後、ビニール袋に入れて冷凍します。解凍しないで凍ったまま加熱調理します。熱湯に入れると貝のふたが開きやすくなります。
加熱し過ぎると風味を損ないます。口が開いたらなるべく早く火を止めましょう。また、しじみは夏の土用しじみ、冬の寒しじみが旬で美味しいといわれます。しじみの砂抜きと一緒に覚えておきたいところです。おいしく食べるために、調理のポイントと旬の時期を把握しましょう。
【しじみの砂抜き】旨みはコハク酸?
旨み成分の中心は何といってもコハク酸です。真水より、塩水で砂抜きをすると、旨みのコハク酸が2~3倍に増えます。コハク酸は胆汁の分泌を促すので、コレステロールが増えるのをおさえます。
しじみを塩水で砂抜きをした後、一晩冷凍庫に置いておくと、さらにおいしくなります。細胞組織の中に閉じ込められたコハク酸が、冷凍によって水分が膨張し、細胞組織が壊れてより出やすくなるためです。しじみの砂抜きによって、おいしさが増すメカニズムもおさえておきましょう。
しじみの生息地域
しじみは、海水と淡水の混ざった汽水域に生息しています。汽水域の塩分濃度は、水域によって異なりますが、おおむね0.3~0.5%位です。砂抜きは、生息している環境の塩分濃度より少し濃い、1%の塩水で行います。
しじみの旨み成分
しじみが体内の浸透圧を塩水の浸透圧と同じにするためにグリコーゲンなどを分解して、アラニン・コハク酸などを合成するため、旨み成分が増すからです。真水でも砂抜きはできますが、コハク酸・アラニン・グルタミン酸といった、せっかくのしじみの旨み成分は半減します。
いかがでしょうか?しじみの砂抜きは、しじみが死なないように必ず暗い環境に3時間程度おきましょう。また、しじみのおいしい時期もおさえて、作り過ぎたら冷凍保存することも必要です。ぜひ、しじみの砂抜きを行う際は、生きているということを念頭に置きながら処理していきましょう。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局