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初夏を味わう「そらまめ」の目利きと美味しいゆで方をマスターする

ふんわりと豆の香りが口の中に漂う「そらまめ」は春の訪れを感じさせてくれる食材です。そらまめは新鮮なほど美味しく、栄養豊富です。今回はそらまめの目利きと美味しいゆで方をご紹介します。ゆで方のルールをマスターすれば誰でも美味しいそらまめが味わえますよ。

空にむかって伸びる「そらまめ」は栄養豊富の優秀食材です

そらまめはマメ科ソラマメ属で、
・ダイズ
・ラッカセイ
・エンドウマメ
・インゲンマメ
・ヒヨコマメ
と共に6大食用豆と呼ばれています。
チグリスユーフラテス 河流域からエジプトで4000年以上も前から食用として栽培されていたそうです。
日本には奈良時代に伝えられられました。名前の由来は実が空に向けて実るからだそうです。

そらまめの栄養と効果

そらまめの美味しいゆで方を知る前に
まずはそらまめの知られざる効用をご紹介します。

そらまめは主成分が
・でんぷんとたんぱく質で、
・カロテノイド
・ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、
・葉酸
・パントテン酸
・カリウム
・鉄
・亜鉛
・銅
・食物繊維などを含んでいます。

疲労回復と若返り効果

そらまめにはビタミンB郡が豊富です。
とくに多く含まれるビタミンB2は
老化の原因となる体内の過酸化物質の分解を促進する働きがあり、肌のシミやシワ、白髪などの予防しれくれる大事な栄養成分で豆類の中ではトップクラスです。

また、糖質の分解しエネルギー転換することから疲労回復効果があるビタミンB1も含んでいます。

皮膚のトラブル解消に

不足すると湿疹などの肌荒れを起こす原因になると言われている亜鉛も、
そらまめには豊富に含まれています。
100g(約20粒)に2.4mgを含み、これは一日の摂取適正量の3分の1です。

そらまめの美味しいゆでかたを知って、皮膚のトラブルも解消しましょう!

貧血予防としても

そらまめには
・血液の材料になるたんぱく質や鉄分
・血液を作るために必要になる銅
・ミネラル分の吸収を高めるビタミンC
が含まれています。
動物性のたんぱく質と合わせて摂取することで、より貧血防止・造血作用は高まります。

また鉄分にはヘモグロビンの働きを助け、酵素や栄養素を体に行き渡らせる働きもありますから、ビタミンB1と合わせて疲労回復やスタミナ維持効果も期待できます。

むくみの解消効果・便秘の解消効果も

そらまめには
・余分な水分の排泄を促しむくみを解消してくれるカリウム
・腸内の老廃物を絡め取り体外へ排出する食物繊維
も豊富に含まれていますから、むくみの解消効果・便秘の解消効果にも役立ちます。
市場に出始めた頃のそらまめは外皮が柔らかく皮ごと食べられますので、より多くの食物繊維を摂取することができます。

そらまめの美味しい時期は3日間?

次に、もう一つ。
美味しいそらまめのゆで方を知る前に
そらまめの目利きと保存方法をご紹介します。

美味しいそらまめの目利き

生のそらまめは鮮度の低下が早く、「おいしいのは3日だけ」ともいわれています。
選ぶときは、さやの色が濃く、つやのいいものを選びましょう。
乾燥に弱いので、使うまではさやの中に入れて保存します。

そら豆の選び方
さやがきれいな濃い緑色で、筋の部分が茶色に変色していないものを選びましょう。表面のうぶ毛が取れていないものがより新鮮です。また、さやに豆の形がくっきりと見え、そろっているものがおすすめ。さやから出して売られているものも見かけますが、空気に触れるとどんどん風味が落ちるので、できるだけさや入りのものを購入しましょう。

出典:http://www.kewpie.co.jp

そらまめの保存方法

収穫後、購入後の日を通していないそら豆は、
時間が経つと黒ずんできますので、
早めに加熱しなければいけません。
そのままの状態で保存するのであれば、
ビニール袋やジップ付き袋に入れて、
冷蔵庫の野菜室で保存します。
保存する際は、サヤから出してしまうと急激に
劣化しますので、サヤから出さずにそのまま保存しましょう。

出典:http://保存方法.com

冷凍保存も可能

生のままと、ゆでたもの
1か月程度
冷凍方法が可能です。

そら豆を固めに茹でて、ザルにとって
水煮は付けず冷まします。
水気をしっかりと切りフリーザーバッグやタッパーなどに
入れて冷凍保存します。

使用する際は、自然解凍するか電子レンジで加熱したり
再度茹でると良いでしょう。

生の状態でも冷凍できます。
そら豆をサヤから出して、黒い部分に切り込みを
入れます。
それをフリーザーバッグに入れて空気を抜いて冷凍保存します。

使用する際は、電子レンジで加熱するか、
茹でて使用してください。

出典:http://保存方法.com

冷凍そら豆の賞味期限は、1か月程度

出典:http://保存方法.com

そらまめの美味しいゆで方①さやごとゆでる

そらまめの知られざるチカラが分かったところで、
そらまめの美味しいゆで方をご紹介していきます。

そらまめのゆで方には2種類あります。
1つ目は、さやごとゆでる
2つ目は、さやをはずし皮ごとゆでる

まずは、1つ目のさやごとゆでるゆで方です。
しわになりにくい、そらまめのゆで方です。

材料 (好きなだけ)
・そら豆 好きなだけ
・塩 適量
・水 適量

〖美味しいゆで方〗
①お鍋にお湯をわかして塩を入れます。その中にさやのままのそら豆を投入!2分ほど茹でます。
②2分茹でたら、火を止め、そのままお鍋に蓋をして、5分余熱をとおします。
③そら豆をざるにあげ、さやをはずしましょう。きれいなそら豆がでてきます♡

そらまめの美味しいゆで方②皮ごとゆでる(1)

次に、さやからはずし皮ごとのゆで方をご紹介します。

ゆで方のポイントは塩加減です。

ゆでそら豆の材料(2~3人分)
•そら豆 … さや付きで400~500g
•塩 … ゆでる水に対して2%(※)

〖ゆでる前の大事な下ごしらえ〗
下の写真のように、黒い部分の反対側に浅く切り込みを入れます。
そうすることで塩がまわりやすくなり、食べるときにも実を出しやすくなります!
切り込みは浅めに長さ1~2㎝ほどで十分です。

〖美味しいゆで方〗
下ごしらえができたら、鍋に湯を沸かし、水1Lに対して塩大さじ1強くらい、しっかり塩をきかせてゆでます。
ゆで時間は2分半~3分ほどです。
ひとつ食べてみてゆで上がっていたら、ざるに上げてあつあつを食卓に持っていきましょう!
おしりに切り込みを入れているので、指で間単に押し出せるようになっています。

そらまめの美味しいゆで方②皮ごとゆでる(2)

もう一つ
皮ごとゆでるゆで方をご紹介します。


材 料(2人分)
・そら豆 適宜
・塩 適宜

〖美味しいゆで方〗
①さやから出します。
②横の黒い部分に割りと深く包丁で切れ目を入れます。
③お鍋に水&塩を入れて火にかけ、沸騰したら空豆を一気に投入して、きっちり2分茹でます。
④2分以上は絶対にダメです!
⑤うちわなどでパタパタ扇いで冷まします。
(冷水に取ると切れ目を入れてあるので水っぽくなります。必ず扇いでね!)

そらまめの美味しいゆで方③皮ごとゆでる~青臭さが気になる方へ~

最後に、皮からのゆで方のデラックスバージョンをご紹介します。
そらまめの独特の青臭さが苦手な方にお奨めのゆで方です。

材料
・そら豆
・水 1リットル
・塩 大さじ2
・お酒 100ml

〖美味しいゆで方〗
①そら豆をさやから出します。
②包丁で黒い部分に切り込みを入れる。
③水を沸騰させ塩とお酒を加えたら中火を保ち、そら豆を入れて2分加熱する。
④すぐにザルにあけて冷ます。
水にはさらしません。

*そら豆の分量によって、水塩酒は増減して下さい。決して比率は変えないで(≧∇≦)

そらまめのゆで方をマスターしよう!

そらまめの美味しいゆで方には、いくつかのポイントがありましたので
最後に
さやからはずして豆をゆでる基本のそらまめのゆで方をおさらいします。

①生のそらまめは鮮度の低下が早く、
乾燥に弱いので、使うまではさやの中に入れて保存しておきましょう。
②ゆでるまえには
塩がまわりやすくなり、食べるときにも実を出しやすくするために
黒い部分の反対側に浅く切り込みを入れます。
(※黒い部分でも大丈夫です)
切り込みは浅めに長さ1~2㎝ほどで十分です。
③ゆで方は、ゆでる水1リットルに対して2~3%
(※匂いが気になる方は水1リットルに対して酒を100cc入れる)
④ゆで方は、2分~3分ほど。
(豆の大きさや生の豆の硬さによって判断する)
⑤すぐにザルにあけて冷ます。

そらまめの美味しいゆで方をマスターして作りたいレシピ

そらまめの美味しいゆで方をマスターしたら作りたいレシピをご紹介します。
シンプルに塩ゆでも美味しいですが
ゆで方の時間を調節することで、いろいろなレシピの幅が広がりますね。

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