香りでダイエット？知って上手に摂り入れたいグレープフルーツの効能

日本で食べられているグレープフルーツはほぼ輸入品。一年中出回りますが、一大産地のフロリダで熟したものが輸入される４～６月頃が一番美味しい時期 。日本に輸入されたのは昭和の初め頃で、当時は高級フルーツとしてもてはやされ、砂糖やブランデーをかけて食べるのが主流でした。皮にへこみがなく色が鮮やかで、ハリ、ツヤのあるもの。ずっしりと重みがあり、形が丸く整っていてるものを選びましょう。皮のシミは味には関係ないので気にしなくても大丈夫です。

約90％が水分で、丸ごと１つ食べても70～120kcalと低カロリー。たんぱく質、脂質の他、ポリフェノール類、ビタミンC、クエン酸、リモネン、ペクチン（食物繊維）、葉酸、カリウムなどの成分が含まれています。グレープフルーツ１つでさまざまな栄養を一度にとることができ、その相互作用で、美容、健康、ダイエットの効能が期待できます。

グレープフルーツには体にいい効能が豊富。ビタミンCは副腎皮質ホルモンの合成を促し、ストレスに強いカラダを作ります。クエン酸には疲労回復効果があり、カリウムには心臓の強化が期待できると医学的にも証明されています。ペクチンは、老化防止、便秘の解消、悪玉コレステロールの撃退も。苦み味成分であるナリンギンは、ストレス解消に役立ち、抗がん作用や健胃効果も。食べるだけで、これらの効能を一度に取り入れられるのはうれしいですね。

グレープフルーツにはダイエットや美容にいい効能も豊富。ビタミンCはコラーゲンの合成に必要な栄養素。ビタミンCを多く含む食品を習慣的に摂取すると、うるおいのある肌をキープできます。ビタミンCとクエン酸は共に抗酸化作用があるので老化防止の効能が期待できます。また、クエン酸は糖や脂肪のエネルギー代謝を高め、血行を促進することで基礎代謝向上の効能が期待できますし、苦み成分のナリンギンには食欲を抑制し、脂肪の分解を促進する作用があります。グレープフルーツを習慣的に食べることで、ダイエット効果と美肌を手に入れることができます。

グレープフルーツは美容に、健康にうれしい効能が豊富ですが、どんな食べ物も食べすぎは厳禁。１日１個が目安です。また、薬を服用している人は注意が必要。グレープフルーツは多くの医薬品と干渉して副作用を起こさせることがあります。高血圧の薬や睡眠薬だけでなく、風邪薬も効き過ぎてしまうことがあるので注意が必要。ジュースでも同様です。

「美肌効果・老化防止・ストレス解消」にはグレープフルーツにレモン・イチゴ・柿・メロン を組み合わせると効能アップが期待できます。「ダイエット効果・血行促進効果」には酢・昆布・セロリ・リンゴを、「不眠症の解消」にはグレープフルーツとナツメ・チーズ・ゴマ・セロリ・レタスを組み合わせてみましょう。トマト・ニンジン・ナスをプラスすると「視力回復効果」がアップ。意外な組み合わせもありますが、調理する時にはこれらの組み合わせを意識してみましょう。うれしい効能を上手に摂り入れることができます。

グレープフルーツはそのまま食べて美味しい果物。外皮は芳香剤にしたり、入浴剤代わりにお風呂に入れたりと活用でき、香りにも交感神経を活性化して血行促進やエネルギー消費を高める効能があります。優れた果物、グレープフルーツの効能をとり入れるために美味しくいただきましょう。レシピは豊富にあります。

オレンジ色がきれいなスムージーのレシピです。フルーツと野菜だけのスムージーは美肌効果・老化防止・ストレス解消の効能アップの組み合わせ。柿は期間限定の組み合わせですが、オレンジやメロン、いちごなども効能をアップしてくれます。いろいろ試してみましょう。

さわやかなサラダのレシピです。セロリとグレープフルーツの組み合わせは不眠症の解消、ダイエット効果、血行促進効果の効能アップが期待できます。レタスを足すのも効果的です。

紅茶のゼリーとグレープフルーツのゼリーを合わせるレシピです。食べる時には混ぜていただきましょう。紅茶とグレープフルーツはよく合う組み合わせです。紅茶との組み合わせで血液サラサラの効能がアップします。お試しください。

美容に健康にうれしい効能が豊富なグレープフルーツ。手軽な果物だから毎日の食生活にとり入れるのも簡単。薬を服用する際には注意が必要ですが、そのままで美味しいから特に難しいことはありません。効能豊富な食材はいろいろありますが、一番手軽にさまざまな効能が摂取できる食べ物かもしれませんね。食材を組み合わせて効能アップや習慣にすることで上手に効能を摂取しましょう。