見た目はよく似ているけれど!? バターとマーガリンの大きな違い
2016/03/22
ショコラん
2016/02/16 更新
バターとマーガリンの違いは?と聞かれたら、誰もが「値段!」と口にするのではないでしょうか?もちろん値段の違いもそうですが、バターとマーガリンにはれっきとした違いがあるのです。ここではその違いについてご説明させていただきます。
スーパーに行くと、必ずバターとマーガリンが置かれていますよね。そのバターとマーガリンですが、お値段にも割と違いがありますよね。そもそもバターとマーガリンの違いとは何か知っていますか?見た目にはあまり大差はなく、パンに塗って食べてみても言われなければバターかマーガリンか、その違いがわからないぐらい味もよく似た商品ですよね。ですがバターとマーガリンにも、決定的な違いがあるのです。マーガリンがあまり健康に良く無いと言われている理由は何か・・・。それも踏まえて、バターとマーガリンの違いについてご説明させて頂きます。
バターとマーガリンの違いは、まず原料が違います。「バター」は牛乳の脂肪分が原料となっているのに対し、「マーガリン」は植物油が原料となって作られているところに違いがあります。上記でも述べましたが、マーガリンが健康にあまり良く無いと言われているのには、この原料でもある植物油が原因となっているのです。では、その植物油とは何のことでしょうか?
マーガリンの原料は植物油です。植物油と言えば液体ですよね。ですがマーガリンはなぜ動物性の油脂みたいに固形になっているのでしょう?その理由は、植物油に水素を添加して強引に分子の構造を変えて動物性油脂のような構造に変えて固めているからなのです。その際にできるのがトランス脂肪酸と呼ばれるものです。このトランス脂肪酸の摂り過ぎが、健康被害を招くとも言われているのです。マーガリンにはこの危険なトランス脂肪酸が含まれているのですが、バターはと言えば、マーガリンとは違い、トランス脂肪酸は含まれていないのです。
バターとマーガリンの違いは、脂肪分にもありました。「バター」は乳脂肪分が80.0%以上なのに対し、「マーガリン」は油脂肪が80.0%以上なのです。乳脂肪か油脂肪かの違いですね。
また、「バター」はビタミンAが豊富に含まれているのですが、「マーガリン」にはビタミンAはあまり含まれていないことも違いの一つです。ではここで、ビタミンAの働きについてもご説明させていただきますね。
ビタミンAは、別名で網膜を意味する「レチノール」と呼ばれるぐらい、最も目にとって必要な栄養素です。 ビタミンAが極度に不足すると、失明に至る可能性もあるぐらいなのです。もちろん目や鼻などの粘膜を強化することから、花粉症の予防にも使われたりもします。どうせ摂るなら、ビタミンAの含有率の高い、バターを選びたいところですが、バターの方がお値段が割高なんですよね。ビタミンAの含有量が多い分、割高になっても仕方がないのかもしれませんが・・・。
バターとマーガリンのカロリーについて、気にしたことはありますか?実は「バター」より「マーガリン」の方が高カロリーなんですよ!バターとマーガリンには、そのカロリーにも違いがあったのです。
いかがでしたか?バターとマーガリンの違い、わかりましたか?こうして比べてみると、バターの方が健康に良さそうですよね。そもそもマーガリンは、昔バターの代用品として安価に作られたものですので、バターと同じように見えても、その違いは歴然なのです。安いからと言って、マーガリンを愛用している方が多いとは思いますが、トランス脂肪酸を摂取し過ぎると、健康被害を招きます。またトランス脂肪酸は加熱することで倍以上に増えるため、かなり危険なのです。
また、最近ではバター風味などと言った表記をしているマーガリンも多数ありますが、バター風味であったとしても、マーガリンはマーガリンです。決してバターではありません。バターとマーガリンの違いを知ったあなた!ぜひ明日からはマーガリンではなく、バターを選ぶように心がけて下さいね!
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