知らないと恥ずかしい!?大人の常識「お箸のマナー」を徹底解説!
2016/01/22
ががさま
2016/02/15 更新
ワイン好きのあなたなら、レストランなどで一度はお世話になっているはずのおいしいワインとお料理のエキスパートであるソムリエ。そんなソムリエの資格って試験があるの?どんな資格なの?って不思議になったことはありませんか?今日はちょっとそんな世界をのぞいてみませんか?
ソムリエは、レストランで客の要望に応えてワインを選ぶ手助けをする、ワイン専門の給仕人。フランス、イタリアでは国家資格。現在、日本ではフランスワインに好みが偏ったソムリエが多いのが実状である。理由としては、日本のソムリエ試験の問題がフランスワイン枠組みに固執している感がある事とされている。そういった意味で現在は、広くワインを見聞する資格が求められている国家資格の方が注視されつつある。
この国家資格ソムリエ資格の威力は大きく、イタリアからアメリカへの移民のグリーンカードを申請した場合にも、一つの資格として認められるほどです。フランス、イタリアではソムリエの国家資格が存在しているが、日本には国家資格はありません。しかし、民間資格の日本ソムリエ協会(JSA)が認定する「ソムリエ / シニアソムリエ / マスターソムリエ」、全日本ソムリエ連盟 (ANSA) が認定する「ソムリエ / ワインコーディネーター / プロフェッショナルソムリエ」の資格があります。
フランスでは国家資格となっているソムリエですが、日本では国家資格はありません。しかし、民間の資格として日本ソムリエ協会が認定するソムリエ資格と全日本ソムリエ連盟が認定するソムリエ資格があります。資格を持っていなくても働くことはできますが、持っていたほうが勤務先やお客さんに自分のスキルをわかりやすく示しやすいでしょう。また取得をめざす課程で、ソムリエとして働くうえで役に立つ知識を得ることもできます。資格試験ですが、難易度や飲食業にかかわってきた期間などによって、挑戦できる対象が異なります。
日本ソムリエ協会認定資格の中で言えば、「ワインエキスパート」は、20歳以上であれば誰にでも受けることができる試験です。対して、「ソムリエ」資格は、飲食業に一定以上の期間たずさわっていないと受験資格を与えられません。また、全日本ソムリエ連盟には実務経験は必要ありません。自分の経験やスキルにあわせて、挑戦する試験を少しずつステップアップさせていくのも良いでしょう。
ワインの本場フランスでは、ソムリエは国家資格です。しかし日本でソムリエをめざす場合、かならずしも免許や資格をもっている必要はありません。たとえ特別な資格を持っていなくても、勤めているレストランなどからソムリエの仕事を任せられた時点で、すでに立派なソムリエなのです。とはいえ資格はスキルアピールや自分自身の勉強にもなるので、持っていて損はないでしょう。これから日本国内で取得できる、ワインに関する資格を認定団体ごとに紹介します。いずれも民間団体の認定となります。
日本ソムリエ協会(JSA)が認定する資格です。一般的にソムリエの資格といって思い浮かぶのがこれでしょう。合格するとソムリエの象徴ともいえる、金色のブドウのバッジがもらえます。ソムリエ、シニアソムリエ、マスターソムリエの三種類がありますが、いずれも受験するための条件があります。まずは飲食サービス業で規定の期間以上働くことで、ソムリエ認定資格の受験資格を得ることができます。合格した上でさらに経歴をつんだり、推薦を得たりすることで、シニアソムリエやマスターソムリエを目指すことができるようになります。またJSAは他にもワインに関する資格として、ワインアドバイザーやワインエキスパートといった試験も行っています。
全日本ソムリエ連盟 (ANSA) が認定する資格です。ソムリエ、ワインコーディネーター、プロフェッショナルソムリエの三種類があります。こちらは決められた講習を受ければ、実務経験は問われません。ソムリエ、ワインコーディネーターの試験に合格することで、プロフェッショナルソムリエの受験資格を得られます。
ソムリエは、医師や弁護士などのように特別な免許や資格が必ず必要というものではありません。ただ、仕事を行う上で取得しておいた方がプラスになる資格というものはあります。それが一般社団法人 日本ソムリエ協会が行っている呼称資格認定試験です。同協会が行うソムリエに関連した試験には、「ソムリエ」「シニアソムリエ」の2種類があります。もちろん、これらの試験を受けるかどうかは個々の自由です。
この試験に合格すればソムリエとしての能力があると認定されるため、この試験の合格を目標にしてソムリエとしての経験や知識を積んで行こうという人が多くいます。また、この資格については一度取得すれば一生使うことができます。ソムリエの呼称資格認定試験に合格すると、胸につけるブドウのバッジと認定証をもらうことができます。このバッジは、すでにソムリエとして働いている人にとっても、これからソムリエとして就職しようと考えている人にとってもとても強い武器となります。
では、ソムリエに向いている人とはどんな人でしょうか?何よりもまずワインについて興味を持っているということが大切です。ソムリエはワインについて知らないことはないというくらいにワインに関する知識を身につける必要がある仕事です。そのため、まずはワインについて知りたい、ワインが好き、ワインに関連した仕事に就きたいという強い気持ちがあることが大切です。
仕事を行う上で大切な資質としては、「人と話すのが好き」「人にサービスするのが好き」「食に興味がある」という点が挙げられるでしょう。ソムリエは、ただワインに詳しいというだけでなく、お客さまに気持ちよくワインを飲んでもらうためのサービスを提供する必要がある仕事でもあります。そのため、人と接することが苦にならず、自分自身もワインや料理に興味があるという人が向いているといえるでしょう。
ひと昔前までは、ソムリエの仕事は男性に限るとするレストランもあったといわれていますが、これはワインの瓶が重たいということも関係していたようです。ただ、現在ではそうした制約はほとんどなくソムリエとして活躍する女性は多くいます。女性のソムリエのことを「ソムリエール」とも呼び、ソムリエールを目指して勉強する女性も増えてきています。1982年〜2014年までのソムリエ資格累計合格者の男女比では、男性54%、女性47%と女性がやや少ないもののほぼ同数となっています。
ソムリエという仕事は、ワインに関連した知識や技術を身につける必要がありますが、それ以前に大切なのがお客さまをもてなすためのサービスに関する知識や技術を身につけることも大切です。こうした点においてソムリエは、女性の細やかな心配り、気配りを活かすことができる仕事だということができるでしょう。どちらかというと男性の仕事というイメージも強いソムリエですが、女性の感性を活かして活躍することができる仕事でもあるといえます。
ただ、女性の場合はソムリエの仕事に限らず結婚や出産によって職を辞さなくてはならないということもあります。ソムリエの場合、メインとなる勤務時間帯はよるとなります。こうした勤務時間の都合上、家事や育児との両立を考えると仕事を続けることが難しくなってしまうケースもあるでしょう。とはいえ、職場によっては産休、育休制度が整っているところもありますし、何といってもソムリエの資格は一生ものなので、一度職を離れたとしてもまたソムリエールとして再就職することも可能です。
女性がソムリエになるというのは、昔はなかなか厳しかったといわれています。そんな時代にソムリエールの道を切り開いたといわれているのが、故・野田宏子氏です。ソムリエールを目指す女性なら知っておきたい女性の一人です。同氏は、1985年に女性では初となるソムリエの資格を取得。これまでに数々の有名ホテルでソムリエとして働いた経験を持っています。
その後、2000年にはワインの輸入販売会社を設立、さらに2004年にはワインブティック「ヴィナリス」を東京・銀座にオープンしています。2013年に惜しまれながらもその生涯を終えた同氏ですが、ソムリエールの第一人者としての苦労はたくさんあったといいます。ただ、「それ以上に自分が身につけてきた知識や技術によってお客さまを喜ばせることができた時の喜びは大きい」と同氏は語っています。
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