はちみつの賞味期限っていつまで?はちみつの美味しさの期限は?
2016/04/07
hiro1439
2016/02/12 更新
ある日突然はちみつが白く濁ったように固まると、ちょっと焦りませんか?昨日までトロッとした感じだったのに、ザラザラした感じになって固まると、ちょっぴり悲しくなってしまいますよね。ここでは、そんなはちみつの素朴な疑問にお答えします!
冬場によくはちみつが白く固まることに気が付いたことはありませんか?実ははちみつは、気温が13℃から14℃の温度でほとんどが結晶する(白く固まる)と言われています。ハチミツの固まる温度は、冬の室温以下のことが多いのです。ではなぜはちみつは結晶する(白く固まる)のでしょうか?
それにはちゃんと理由があるのです。様々な要因が重なり、はちみつは結晶する(白く固まる)のです。はちみが固まる条件として、はちみつ中のブドウ糖分が果糖分より多い場合や、はちみつに気泡があり、振動などが加わった時、外気温が15~16℃以下になった時、保管場所の気温差が生じた時、長期保存した場時などです。これらの条件が重なった時、はちみつは白く固まると言われています。
ある日突然、白く固まるはちみつ。このはちみつを食べても大丈夫なのかどうか、悩みますよね。この白く固まったはちみつは、もちろん食べられます!はちみつが白く固まるのは、上記でも記載しました通り、はちみつ本来の性質なのです。はちみつが白く固まることで、品質や栄養分等が変質したとか、腐ったとかいう訳ではありませんので、安心してお召し上がり下さい。
ちなみにはちみつが白く固まると、パンに塗っても垂れないので使いやすいですし、あのザラザラした食感もなかなか美味しいものです。一度試してみて下さいね。
はちみつが白く固まるのには、ちゃんとした理由がありました。では、固まったはちみつを溶かすにはどうしたら良いと思いますか?白く固まったはちみつは、下記の2通りの方法で溶かすことができます。
まず鍋に水を入れ、白く固まったはちみつをビンのまま鍋に入れます。ビンのふたは取ります。水面がはちみつの量より少し下になるようにして下さい。その後、鍋を火にかけ、50~60度ぐらいのお湯で湯煎にかけ、はちみつをかきまぜながら結晶をとかします。はちみつは45度以上になると成分が変化するので、お湯が熱くなりすぎないように注意してください。結晶が溶けたらお湯から出して自然に冷まします。
はちみつを少量だけ溶かすなら、固まったはちみつをスプーンでとり、耐熱容器に入れて電子レンジにかければすぐに溶かせます。ただし上でも書きましたが温度が大切なので、レンジ強で様子を見ながら加熱します。レンジのかけすぎは禁物です!それを防ぐには60℃を保つよう、「ミルク温め、みそ汁温め」の機能があればそれに設定しましょう。
はちみつが白く固まると、一度結晶を湯煎で溶かしてしまえば、またしばらくは大丈夫なのですが、実は少しでも溶かし残しがあると、またすぐに結晶する(固まる)のです。結晶が完全に溶けるまでじっくり湯煎して下さい。なお、加熱し過ぎたりすると成分が変化したり、味が変わったりしますので注意が必要です。
はちみつは常温保存(18~24℃ぐらい)するものです。また、吸湿しやすいので、流しの下よりは温度の一定している常温のところ、つまりは食器戸棚の中などがベストだと思います。もちろん食器戸棚の中に入れていたとしても、はちみつが白く固まる条件が一致すれば固まるのですが、そのままキッチンに出しておいたり、流しの下などに入れておくよりは白く固まるのを防ぎやすいのです。
また、はちみつはガラス瓶に入れておくのがオススメです。使いやすさからポリ容器に入れて売られているものもありますが、湯煎しにくいのでなるべくガラス瓶に小分けにしておくのがいいと思います。そうすればはちみつが固まったとしても、湯煎しやすいので便利ですね。
いかがでしたか?はちみつが白く固まるのには、ちゃんとした理由があったのですね。ある日突然、はちみつが白く固まるとビックリしてしまいますが、はちみつが白く固まるということは、天然のはちみつである証拠でもあるのです。天然のはちみつには、気温が低くなると固まる性質があったのです。また、白く固まるはちみつも、トロっとしているはちみつも、どちらも同じようにちゃんと食べることができるのです。
また興味深いことに、色の濃いはちみつの方が、色の薄いはちみつより白く固まる傾向にあります。子供と一緒になって、色の違ったはちみつで、そんなところも観察してみると面白いかもしれませんね。
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