何種類くらい知っていますか?紅茶の種類とおいしい飲み方まとめ
2016/01/10
mayumi719
2016/02/11 更新
世界中では、さまざまなお茶の種類がありお茶は生活に密着しています。日本ならお茶といえば緑茶。では中国茶や紅茶についてご存知ですか?今回はそんなお茶の種類と内容についてお話ししましょう♪奥が深いお茶談議、知ってるようで知らないことも...
栽培方法、摘採時期、製造工程などの違いによって、さまざまな種類のお茶になります。
煎茶(せんちゃ) 《日本茶の種類》
緑茶は新鮮な状態で熱処理(蒸す・炒る)することで酸化酵素の働きを止めた「不発酵茶」です。
深蒸し煎茶 《日本茶の種類》
普通の煎茶よりも約2倍長い時間をかけて茶葉を蒸してつくったお茶を「深蒸し煎茶」または「深蒸し緑茶」と呼びます。形は粉っぽくなりますが、お茶の味や緑の水色(すいしょく)が濃く出ます。青臭みや渋味がなく、また長時間蒸されることで茶葉が細かくなり、お茶をいれた際に茶葉そのものが多く含まれるので、水に溶けない有効成分も摂取できる特徴をもっています。
玉露 《日本茶の種類》
豊富なうま味、独特の香りが特徴
新芽が2~3枚開き始めたころ、茶園をヨシズやワラで20日間ほど覆い(被覆栽培)、日光をさえぎって育てたお茶が「玉露」になります。渋味が少なく、うま味が豊富な味になります。海苔に似た「覆い香」が特徴的です。
かぶせ茶 《日本茶の種類》
茶葉の緑色が濃くなり、渋味が少なくうま味を多く含みます。
ワラや寒冷紗などで1週間前後茶園を覆い(被覆栽培)、日光をさえぎって育てたお茶のことを呼びます。
抹茶 《日本茶の種類》
てん茶を出荷する直前に石臼で挽いたものが「抹茶」となります。
濃茶(こいちゃ)用の抹茶は、以前は樹齢100年以上という古木から摘採した茶葉が使われましたが、近年は肥培管理・被覆期間などの検討を行い、良質なものが濃茶用とされています。
てん茶 《日本茶の種類》
通常のお茶とは異なり、茶葉を揉まず、そのまま乾燥させた抹茶の原料となるお茶です。
玉露と同じように、茶園をヨシズやワラで覆い(被覆栽培)、日光をさえぎって育てた生葉(一番茶)を原料としますが、蒸した後、揉まずにそのまま乾燥し、茎や葉脈などを除いた後、細片が「てん茶(碾茶)」となります。
玉緑茶 《日本茶の種類》
嬉野茶などに代表されるお茶で、主に九州北・中部でつくられます。
ぐりっと丸まった茶葉の形が特徴的なお茶です。渋味が少なく、まろやかな味わいが特徴です。九州北部から中部でつくられ、佐賀の嬉野が代表的な産地です。
釜伸び茶 《日本茶の種類》
生葉を蒸さずに高温の釜で炒り、茶葉を細撚りに整えつくられるお茶です。
茎茶 《日本茶の種類》
仕上げ加工工程で、新芽の茎だけを選別したお茶を茎茶と呼びます。独特のさわやかな香りと甘味が特徴です。中でも玉露や高級な煎茶の茎は、「かりがね」と呼ばれて珍重されています。
芽茶 《日本茶の種類》
芽の先の細い部分を選別したお茶です。うま味を多く含み、味が濃く出るのが特徴です。高級茶の原料となる一番茶または二番茶から選別するため、お茶のうま味を多く含んでいます。
粉茶 《日本茶の種類》
茶葉が粉状なので、お茶をいれたときに細かい茶葉そのものも入りやすくなります。
そのため、緑の色合いが鮮やかで、濃い味が特徴です。玉露や煎茶の仕上げ加工工程で、廻しふるいなどで選別された細かい粉だけを抽出したお茶です。
玄米茶 《日本茶の種類》
玄米とほぼ同じ量の番茶や煎茶を混ぜてつくられる玄米茶は、
さっぱりとした味わいで、幅広い年代の方にお勧めできるお茶です。
水に浸して蒸した玄米を炒り、これに番茶や煎茶などをほぼ同量の割合で加えたお茶が「玄米茶」となります。
ほうじ茶 《日本茶の種類》
煎茶などを炒ることで、香ばしさが引き立ちます。煎茶、番茶、茎茶などをキツネ色になるまで強火で炒って(ほうじて)、香ばしさを引き出したお茶のことです。
中国茶の種類を分類するうえでもっとも一般的とされる、発酵度による分類方法をご紹介します。歴史が裏付けるようにお茶も深いですね。
鉄観音(てつかんのん)《烏龍茶の種類》
ふくよかな香味が特徴の烏龍茶です。
烏龍茶の代表品種である鉄観音種を、特別なつくり方で仕上げた銘柄です。 香味はふくよかで、水蜜桃(すいみつとう)に似ています。
黄金桂(おうごんけい)《烏龍茶の種類》
ほのかなキンモクセイの香りのする烏龍茶です。
安渓(あんけい)地区でごく少量生産される烏龍茶の一種。
水仙(すいせん)《烏龍茶の種類》
甘味を含んだ芳香をもつ烏龍茶です。
福建省の中心を流れる閩江(みんこう)という川を境に、その北部で採れる閩北水仙と、南部で採れる閩南水仙はつくり方が異なり、見た目もまったく違います。
色種(しきしゅ)《烏龍茶の種類》
さわやかな香りが特徴の烏龍茶です。
安渓(あんけい)・漳州(しょうしゅう)地区で、本山(ほんざん)、梅占(めいせん)、福雲と呼ばれる品種をブレンドし、ひとつの銘柄として生産されるのが「色種」です。
普洱茶(ぷあーるちゃ)《中国の種類》
茶葉、水色ともに黒い色をしており、熟成香を放ち、ヴィンテージワインのように楽しまれているお茶です。原産地は雲南省。中国茶の分類では黒茶(後発酵茶)に属し、一旦完成した緑茶の茶葉に微生物を植え付けて発酵させたものです。熟成香を放ち、お茶をいれた際の水色は濃厚な色をしています。
ジャスミン茶《中国の種類》
中国では、さまざまな花をお茶の香り付けに用いた「花茶」が人気です。
中でも「ジャスミン茶」は高い人気を誇ります。中国では「茉莉花(まりか)」と呼ばれ、何種類もある花茶の中でも“クイーン”に例えられるほど人気が高く、花茶生産量の約80%を占めています。
ダージリン 《紅茶の種類》
インドのダージリン地方は、ヒマラヤ山麓に位置し、日中と夜間の寒暖差で発生する霧が独特の味と香りをつくり出しています。「紅茶のシャンペン」とも称されるダージリンは、水色は薄いながらも格別な香味をもっているため、世界三大紅茶のひとつとして数えられています。
アッサム 《紅茶の種類》
濃厚なコクと味わい、非常に芳醇な香りをもつアッサムは、ミルクティーとして飲むのに適しているといわれています。北東インドのブラマプトラ河の両岸に広がるアッサム平原は、世界有数の雨量の多い土地であり、世界最大の紅茶産地です。甘味が強くコクのある味わいと濃い茶褐色の水色、芳醇な香りをもっています。
ウバ 《紅茶の種類》
バラやスズランのような甘い香りをもつ、スリランカ原産の「ウバ」。
ストレートティーでも、ミルクティーでもおいしく飲めます。スリランカ南東部にあるウバの高地は、日中の高温と夜間の冷気のために霧が発生しやすい土地で、花香の甘い刺激的な「ウバフレーバー」がつくり出されます。爽快な渋味、特有の香気とコク、明るい真紅色の水色が特徴です。
ヌワラエリア 《紅茶の種類》
スリランカの中でももっとも標高が高いヌワラエリア地方でつくられるお茶です。
優雅ですがすがしい花香を楽しむことができます。水色は淡いオレンジ色で、緑茶に似た適度な渋味と優雅でデリケートな花香が特徴で、ストレートティーとして楽しむのが最適です。
キーモン 《紅茶の種類》
中国安徽省祁門県で生産される「キーモン」。
ごく少量しか生産されず、ときには異常な高値が付くこともあります。蘭やバラに似た香りのほか、独特のスモーキーフレーバーは、いかにも東洋的。キーモンは、古くからイギリス人に珍重されてきました。葉の色は黒いのですが、澄んだ明るい水色が特徴的で、ストレートで飲むのに適しています。
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