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健康を気にするのなら「発芽玄米」を食べよう!栄養豊富ですよ!

健康に良い食べ物のひとつ「発芽玄米」を知っていますか?玄米とはちょっと違って、玄米を少しだけ発芽しているだけなのに栄養価も変わってしまうんです!そんな「発芽玄米」の栄養と効果をご紹介します。自分で栄養豊富な発芽玄米を手作りしましょう!

発芽玄米とは

玄米をわずかに0.5~1mmくらい発芽させたのが発芽玄米です。発芽の際に眠っていた酵素が活性化し、出芽のために必要な栄養を玄米の内部に増やしていきます。そのため、玄米よりも栄養価が高いのです。さらに硬い糠もやわらかくなるため、白米と同様に手軽に炊飯できます。食べるときも白米に近い軟らかさで食べることができ、香ばしく食欲をそそる香りに炊きあがります。さらに栄養面での変化も劇的に変わります。

発芽によって高まった栄養価を、消化吸収しやすいカタチで内に秘めているのが発芽玄米です。では、発芽玄米で高まったそれぞれの栄養成分には、どんな効果が期待できるのでしょうか。一番栄養が増加するのは「ガンマ-アミノ酪酸」通称GABAです。その他の栄養成分についてもさまざまな効果があります。

発芽玄米の栄養と効果①:脂肪肝・肝硬変予防

発芽玄米の栄養素のイノシトールはビタミンB複合体の仲間で、人間の体内では脳、神経系などに広く存在し、生命維持のための重要な役割をしています。
またイノシトールは体内で脂肪やコレステロールを体がエネルギーとして使えるようにコントロールするという働きを持っています。
この栄養素には肝臓の脂肪をとり除き、コレステロールや血中の脂肪の流れをよくする効果があり、脂質の代謝を高める働きもあります。つまり、脂肪を減らすだけではなく、やせやすい健康な体をつくることに役立つ栄養成分といえます。
その他にイノシトールには血圧を下げる、精神を安定させるなどの効果があることがわかっています。

発芽玄米の栄養と効果②:生活習慣病予防

発芽玄米に含まれている血圧調整作用のある栄養素「ギャバ」には、血圧を下げ、血糖や中性脂肪を抑え、肝臓や腎臓の働きを高め、神経を鎮めることなどが知られています。
脳卒中や心筋梗塞の引き金となる、動脈硬化や血栓症の進行を予防する効果が発揮されます。発芽玄米では、体内で発生した活性酸素を除去する抗酸化物質の働きもより活発になり、コレステロール値の低下,血糖値の低下,ストレスの軽減により、不安感などの解消などの効果が期待でき生活習慣病予防になります。

発芽玄米の栄養と効果③:シミ・シワ・美肌効果

発芽玄米にはビタミンE、IP6、フィチン酸、フェルラ酸、γオリザノールなどの栄養成分が豊富に含まれています。 フィチン酸・フェルラ酸・トコトリエノールが肌荒れ・シミやシワの原因の活性酸素を除去しメラニン色素の生成を抑え美白に効果があります。
また発芽させるために必要な栄養素をたくさん蓄えているため、美肌のためのビタミン、ミネラル、食物繊維、活性酸素を除去する抗酸化物質などが豊富に含まれています。発芽玄米の活性酸素を除去する抗酸化物質により、メラニン色素の生成を防ぎ、いつまでも若くてみずみずしい肌を保つことが出来ます。

発芽玄米の栄養と効果④:便秘解消、ダイエット効果

発芽玄米には、食物繊維が白米の3~4倍含まれています。食物繊維は、腸を刺激して蠕動運動を活発にして水分を保持し、排便の量を増やすなどの効果があり、便秘を解消してくれる栄養素です。便秘が解消されると体内の老廃物がスムーズに排出され代謝が良くなるので、痩せやすい体になりダイエット効果が期待できます。また発芽玄米には、肥満防止効果のある栄養素「ギャバ」が豊富に含まれており、ダイエットにもってこいの食材といえます。発芽玄米は、多くの食物繊維を含み白米に比べて低カロリーなのでダイエットには効果的です。また、マグネシウムが多く含まれているので、糖質を燃やしやすい体質に改善して、肥満を防ぎます。

発芽玄米の栄養と効果⑤:貧血の予防

貧血とは、全身の細胞に酸素を運んでいる赤血球の絶対数や赤血球のヘモグロビンの量が減少することで起こります。玄米を発芽させると「フィターゼ」という酵素が働き、フィチン酸とミネラル成分が分解して独立します。それぞれが、体内に吸収されやすい栄養素に変えるので、貧血予防効果が期待できます。また、発芽玄米中のフィチン酸には赤血球のヘモグロビンの酸素の運搬機能を高める働きがあります。

栄養豊富!自宅で発芽玄米を作ってみよう

栄養豊富!発芽玄米の作り方①

1、ジャムのビンなどの空きビンを用意します。フタ付きのものの方がいいでしょう。その中に玄米を入れます。量の目安は、多くてもいつも炊いているお米の1割にしてください。いきなりたくさん作るのではなく、ごく少量から始めて、食べ慣れるに従って割合を増やして下さい。
玄米の入ったビンに、水を入れます。フタを軽くしめます。(フタは、ホコリ進入を防ぐため。)

栄養豊富!発芽玄米の作り方②

2、室温で夏なら半日~1日、冬なら2日~3日ほどで、発芽します。室温だとすぐに発酵し、発芽してからの成長も早いです。冷蔵庫に入れるとコントロールしやすくなります。
浮いている米粒があると、その米粒はカビてしまうので、指でつついて沈めてしまいましょう。
水につけてしばらくすると、アワが出て来たり水が白く濁って来ますが、臭いが気にならない程度なら大丈夫です。

出来上がった発芽玄米をお米に混ぜて炊いて下さい。

栄養豊富な発芽玄米を食べよう!

いかがでしたか?
発芽玄米が玄米より栄養があるなんて驚きです!自分で玄米から発芽玄米を作れるのも嬉しいですね。健康になるために、今日からいつも食べている白米を少し発芽玄米に変えてみませんか?

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